ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

OOP CD : Chapter 28: Snape's Worst Memory (1)

2005-05-09 23:40:13 | ハリポタ5巻
***5巻既読前提です。***
ハリポタは1巻1巻,起承転結がはっきりしていますが,5巻のこの辺りは文字通り転,次々状況が変わっていきますね。

Mariettaは医務室敷送りとなりました。
一方,ダンブルドア先生がいなくなった事で,蛙お婆は魔法大臣のお墨付きで「校長」の座を乗っ取ります(Educational Decreeが発行されます)が,ホグワーツの正式な校長室には入る事ができません。しかし彼女はスリザリンの生徒達にInquisitorial Squadという「特権」を与えます。彼らは寮のポイントを減点する権限を持ちます。

これを聞いて,あれ~?と思ったのですが,級長達は減点の権限は持ってなかったんですね。以前どこかでパーシーが,何が原因か忘れてしまいましたが,自らの寮から減点しようとした事があったはずと思いますが,あれは口先だけで終わったんですね。

ま,ともあれ,マルフォイは早速権力の「濫用」を始めます。しかし,フレッドとジョージは,減点しようとしたスリザリンのクィデッチチームキャプテン,モンタギューを,Vanishing Cabinetに入れてしまいます。彼は少なくても1週間は出てこれないそうです。そして彼らは,後で面白い事をするから,とイミシンな事を言い出します。

いよいよフレッドとジョージ,行動を開始ですね。

ハリーは,アンブリッジ先生に呼び出されます。彼女は何故か「飲み物」を勧めます。ハリーは,青い目の子猫の飾りを見て,「敵とおぼしき人物からもらった物は口にしない」というマッド-アイ・ムーディの忠告を思い出します。(それって偽ムーディのセリフだったと思いますが) ‥この時ハリーはまだ知りませんが,ベリタセラムなんですよね。しかし,確かスネイプ先生は蛙お婆の真意を見透かして,偽物しか与えてなかったと思いますが。(まあスネイプ先生としては,もちろん自分がOrderのメンバーとバレちゃ,ひっじょぉ~にヤバイので,当然の事です)

アンブリッジ先生は,まずダンブルドア先生の居所を訊きます。まあこれは,ハリーも知らないんでいいですが,次に彼女は,シリウス・ブラックの居所を聞き出そうとします。

彼女は,それを今まで知っていて放置していたのに,なんで今シリウス・ブラックの居所を知りたがるんでしょうか? 単なる正義感? いや~どうしても彼女に限ってそんな事はなさそうな気がしてしまうんですが。。 シリウスを上げて,この頃魔法省の権威を失墜させている,ちょっと前の章のアズカバン脱獄事件の首謀者は彼だ,という事にしてしまえば,収まるとでも思ったんでしょうかね? つまらん理由だけど。

ここでアンブリッジ先生は,自分の暖炉を除く全ての煙突飛行ネットワークとふくろう便は監視していると言います。(自分の所は除いてって,魔法省に内緒で? 一体どんな事しているんでしょね?)

‥とそこで,館内大騒ぎ。(ハリー達にとっては明らかに)双子が仕掛けた花火が大暴発。アンブリッジとフィルチは慌てて収めようとします。フィルチはスクイブだし,アンブリッジの力では,呪文が全然効かず,全然収まりません。

この辺りから,フィルチも蛙お婆と手を結んでいるとはっきりわかってきますね。しかし,彼らの手法は恐ろしさを増して行く一方,抵抗勢力もこの頃からじわじわと力を付けて来ます。

しかしハリーの「廊下の夢」は治まる気配がありません。彼はやる気もありませんね。

そんな状態でスネイプ先生の「補習」へ向かう途中,彼はチョウに会います。
チョウは,Mariettaの事で謝りますが,「彼女は過ちを犯しただけ」に,ハリー,カッチ~~ン! 「だって彼女のお母さんは魔法省勤めだから仕方なかったの」に,ハリーさらに怒り倍増。「ロンのお父さんだって魔法省勤めだ。」‥‥あ,ハリー,君の言う事は正しい,けれども,アーサー父さんは,ルシウス・マルフォイに堂々と反旗を翻せる,強い人。皆が皆,そんな強い人ばかりではないんだよな~~。さらに,ハーマイオニーのSNEAK魔法について,ちょっとヒドイんじゃない?というチョウに,ハリーはまた情け容赦ない言葉を。(彼はあのホグスミードの後のハーマイオニーの忠告も全然聞いてないな(汗)) 

どうやらここがチョウとハリーの仲の終わりだったかな。。


Odyssey読書 : 12 Scylla and Charybdis (2)

2005-05-09 23:30:01 | BookClub
Sirenの海を抜けた後,私(Odysseus)はなんとか部下を説得して,ScyllaとCharybdisのいる島の間を航海させます。

最初,Scyllaは姿を見せませんでしたが,Charybdisが恐ろしげに海の水を呑んだり吐き出したりする様子を見ながら,恐々船を進めて行くと,いきなり6つの頭が,私の6人の優秀な部下を釣り上げ,彼女の洞窟に引きずり込んでしまいました。私は何も手出しできません。それは見た事のない恐ろしい光景でした。

やがて私達は,太陽の神の島に着きます。そこは穏やかな気持ちのいい場所で,羊や牛がいるのが見えましたが,私は,TeiresiasとCirce2人に強く警告された事,この島の家畜を傷付けなければ皆無事にIthacaに帰れるが,そうでなければ皆死ぬ,を思い出し,先を急ごうと言いました。しかしEurylochusが,「皆はOdysseus様のように剛健ではありません。この先しばらく停泊できる島もありそうにないから,一晩ここに泊まり,食事を取って休みましょう」と提案します。これには皆賛成してしまいました。

仕方なく,私は,皆に家畜に手を出さないよう約束させ,食事を取る事にしました。ところが,その晩,Zeusが嵐を起こしました。嵐は収まる事なく,1ヶ月の間続きます。Circeからもらった食糧も底をついてきました。やがて空腹が皆を襲います。

私は船を離れ,島の奥に行きます。その時,Eurylochusが私にこんな事を言い出しました。
「このまま食べ物がなくなって死んでいくのは耐え難い事です。どうでしょう,ここの家畜を不滅の神に捧げませんか。もし無事に帰れたら,Ithacaに太陽の神の神殿を作り,盛大に祈りを捧げましょう。もし太陽の神の怒りに触れたならば,我々は海に沈められるでしょう。しかし,ゆっくり死を待つよりはずっとましです。。。。

‥そして彼らは家畜を集めると,神に捧げる準備を始めました。

‥その時,私は突然,目が覚めました。
急いで船に戻ると,肉を焼く臭いがしてきました。私は慌てて皆を止めましたが,太陽の神の娘が父にこの様子を知らせ,太陽の神は怒り,Zeusに「私は地上を去り,黄泉の国を照らす事にしますぞ!」と言いました。Zeusは「そなたはここに残って人間の世界を照らすのだ。そなたの家畜を殺めた人間は海に沈めよう。」と約束しました。(これは後でCalypsoに聞きました)

私は部下を怒りましたが,既にもうどうする事もできないので,皆で生贄の肉を味わって,出港しました。すぐにハリケーンのような暴風雨が襲ってきました。兵士の1人は倒れてきたマストに頭の骨ごと砕かれ,海に落ちました。私は船の外側にしがみ付いていました。嵐は一旦治まったと思うとまた襲ってきます。そうして,またScyllaとCharybdisの島へ流され,恐怖にさらされ,ようやく9日後,OgygiaのCalypsoの許に着いて,救助されたのでした。


GOFトレーラーを観て思った事

2005-05-09 01:31:32 | ハリポタ4巻
***GOFトレーラーネタバレ注意***
GOFトレーラーを観て,私は思わず,この頃しばらく見てなかったLOTR,FOTR SEEを引っ張り出し,イースターエッグとしてついていた,TTTトレーラーを観てみました。

‥‥そうか,やっぱり。

何がやっぱりって,アチラは,"The journey continues."だったんですよね。GOFトレーラーは,"The Adventure continues."でした。

ハリポタ映画は偶然?,1,2,3,と,LOTR3部作の公開と,多少のズレはありますが,ずっと重なって来ました。で,今回のGOF映画は,LOTRとは離れて他に比較されるものがなくなる,初めての作品なんですよね。

‥そういう意図で作られたのではないのかもしれませんが,どうもこのトレーラーを観ると,ハリポタはLOTRの影響から離れて,新たな局面を迎えるんだ,という意気込みを感じます。(私が勝手にそう感じているだけかもしれませんが(笑))

ところで,ハリポタ映画がLOTR映画と比較?なんて言ってしまうと純粋指輪ファンの方には怒られてしまうかもしれませんね。確かに,映画の内容では,え~~,今度は純粋ハリポタファンの方には申し訳ありませんが(汗),私もまともに比較できるとは思っていません。ただ,偶然と言いましたけど,この2つが同時に公開されたから,両方の映画を観た,両方の本を読んだという人も少なからずいると思います。ええ,私もそうです。

そういう意味では,やっぱり,LOTRの映画が同時期に公開になった事が,ハリポタに与えた影響は大きかったんだなあと思えてきます。

そのLOTRが完全に離れたという事で,今年ハリポタは映画は4作目,本は6巻が出るわけですが,ここから正念場,なような気がします。よく聴いていたら,Dumbledore先生のあの名セリフ,"... a choice between what is right and what is easy."が出てきて,ますますそう思ってしまいました。


Run!Run!Run!