ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

Chapter XV : Ancient History (1)

2005-05-13 23:18:59 | Tolkien・HoME
今回のバージョンでは,指輪の歴史などの説明が「II: Ancient History」という章に入った事により,格段に進歩したようです。そして,サム・ギャムジーの登場です。ただし,実は,サム・ギャムジーは,ピピンの前身オド・トゥックと入れ替えにしようと考えられていた!んですね。(げっ,ショック~→ピピン好き)

さてビルボが去った後,ホビット達はいろいろ噂話をしていたようですが,中にはビルボは悲惨な最期を遂げたと噂もありました。ビンゴは,ビルボの消えた次の年,彼の112才の誕生日をひっそりお祝いしました。(どうやらこの辺りは正式版と同じような感じですね。)
ビンゴはかつてビルボがしたように,若い連中を連れて遊びまわっていました。特に,メリアドク・ブランディバック,フロド・トゥックとオド・ボルジャーとはよく一緒に連れ立っていました。

あれ,オド・ボルジャーになっている‥(汗)。
ここで,フロド・トゥックについては超~面白い記述が。


このフロドはフロド2世で,フロド1世の「great-great-grandson」

ハリポタ愛好者としてはあらら~,です。だって,Phineas NigellusとSirius Blackみたいな関係なんだもの。(笑)

ちなみに,フロド1世とは,(なんと!)トゥック翁の事。そして彼は,「Hole of the Took」の,「rather desperate」な希望の跡取りなのです。

ところで,「rather desperate」はどう解釈していいんだか微妙で(笑)
やや絶望的な,か,
かなり苦し紛れな,か,
思っていたよりやけくそな,か

この辺りから,実はフロド・トゥックがピピンの前身になってきているみたいですね。で,もしかすると,サムと入れ替えられようとしていたオドというのは,もうピピンの前身ではないのかも。。。


‥ビンゴは,ビルボ以上に気前よくお金を使っていたので,彼の「奇妙さ」は見過ごされ(う~~ん,お金を使ったからヘンな人に見られないで済んだ? この論理はちょっとわかりにくいなあ)ましたが,しかし,彼もまた"preservation"の兆候を見せ始めていました。50才に近づいても,まだ20代の若さ,強健さを保っていたのです。

この辺り,正式版と同じなのか違うのか,よくわかりませんので,とりあえず読み取れたまんまを‥

お金は無尽蔵にあるというわけではありませんが,ビンゴは構っちゃいませんでした。と言いますのも,彼はいつかビルボのようにどこかへ行ってしまおうと思っていたからです。そして,彼は50才になった時,いよいよそうしようと決意しました。この年は何か,素晴らしい(もしくは不吉)と感じていたのです。これは,ビルボが最初の冒険をした年でもあります。

彼はシャイアの地図を眺めて,その先に何があるんだろうと真剣に考えるようになりました。そして(彼もまた),落ち着かず,薄くなってパンに伸ばされるような感じを味わっていました。

ビルボがいなくなってから,ガンダルフは,袋小路屋敷を訪れる時は窓やドアをこっそり叩いて入れてもらいました。またそれはいつも夕方以降で,滞在中は表に出ず,出る時は前触れもなく出て行ったので,シャイアのホビット達は気が付きませんでした。また,フロドとメリー以外,ガンダルフがこうしてこっそりビンゴを訪ねて来ている事を知りませんでした。彼はビルボがいなくなって3~4年目に訪れ,次は14年後,ビンゴが47才の時に来て,それ以降は時々来ていました。
ビンゴは,ビルボがそうだったように,ドワーフやその他変わった人々の訪問を受けていました。エルフと交流する事もありました。彼は,エルフから2種類の言葉を学びました。

え~,正式版よく覚えてませんが,この辺り,正式版よりやけに詳しくないかい?

ところで,「ビンゴをフロドにしよう」計画はいつ実行されるんでしょう? ただ,私もトールキンさん同様,"ビンゴ"に親しみ過ぎたかも‥

Chapter XIV : Return to Hobbiton (5)

2005-05-13 23:16:23 | Tolkien・HoME
最後に読んだのはいつかと思いきや,4月28日? 2週間前ですね。(汗)
この第2版,トールキンさんは,ついにギャムジー家を登場させるようですよ。


‥招待客の中で1番気が利くのが年老いたハム・ギャムジーでした。彼はとっつぁんと呼ばれてます。彼は水の辺村のIvy Bushで長話をしていました。彼は半世紀に渡って袋小路屋敷で庭師をしていました。それは彼のお父さんの代からです。最近はもう関節がきしんできたので,彼の息子,サム・ギャムジーに仕事を譲っています。

Noakesが,で,ビルボと同居しているビンゴってどんな人なんだい? そろそろ成人になると聞いたが,と尋ねると,とっつぁんは,ビンゴの噂,ブランディバック家の事や,ボートの事故の事を話します‥

ところで,私は,今日の今日まで大勘違いしておりました。(大汗;) え~,実はですな‥,私はとっつぁんが,"He held forth at the Ivy Bush ..."(正式版と同じなのかな,でも似たようなもんでしょう)というこの文章,"held"という単語だけを見て,Ivy Bushはギャムジー家が経営しているんだ,と,思い込んでいたんですよ! しかし実は,"hold forth"は,「長々と話す」の意味だったんですね。
ギャムジー家は,とっつぁんの言う通り,親の代からバギンス家の庭師です。はい。
庭師やって宿までやってたら,さぞかし忙しいだろうと思っていたのでした。
ふん,これでホントに,英語で読んでたってわかったでしょ。(←開き直り)

OOP CD : Chapter 30: Grawp (1)

2005-05-13 22:58:43 | ハリポタ5巻
***5巻既読前提です***
ウィーズリーの双子が去った後,しばらく興奮冷めやらぬホグワーツ。"do a Weasley"などはもうイディオムですね。(笑) 蛙お婆とフィルチを除く先生方も,フレッドとジョージの最後の悪戯の余韻を楽しんでいるようです。

ところで,フレッドとジョージがこの事件を起こしたのは,1996年の復活祭明けの月曜日,ですね。で,この年の復活祭はいつだったのか(復活祭がいつかというのは,年によって全然違います)調べてみたのですが,‥4月7日ですね‥‥,う~~んそうか,ではあれは,4月8日の事だったのかな? (一瞬2人の誕生日,4月1日→1996年は月曜です! を期待したのですが,なかなかうまくはずしてますね。ローリング先生)

まあ,どのみち,OOPが映画化された時,2人で声を合わせての「Accio broomsticks!」を聞くのが,今から(鬼が笑うぞ)ホントに楽しみですね~。

ロンとハーマイオニーは,何故フレッドとジョージが,ダイアゴン横丁に店を構える事ができるのか,とても怪しんでいます。これを聞いていたハリー,ついに自分がトライウィザード・トーナメントの賞金を渡した事を告白します。2人が泥棒と思われてはたまりませんから。

しかし,5巻の中では珍しく楽しかった「転」の巻はだんだん終わりに近づいています。いよいよ問題の「結」に確実に差し掛かろうとしております。。。

ハリーは,ハーマイオニーの口が酸っぱくなるほどの忠告にも関わらず,相変わらず「例のあの夢」をやめられません。ついに,その当時彼はまだそれが何だかわかっていませんが,予言の入ったガラス玉,が見える所まで到達してしまいました。

そのような時,対レイブンクローのクィデッチの試合が行われます。もちろん,ロンがキーパー,ジニーがシーカーとして出場です。ハーマイオニーはハリーに,あーそうだ,忘れてた,チョウが出るんだっけ,などと言ってます。(こういう言い方いかにも女の子ですね(笑))しかしハリーは,もはやチョウに以前のようなときめきを感じなくなってしまっていました。

試合はのっけから,レイブンクローにゴールに叩き込まれ,ヤバそうな雰囲気です。しかも遠くでスリザリンがまた「例のあの歌♪」を歌っています。その時,ハグリッドが,ハリーとハーマイオニーに声をかけます。2人は,え?今~?とちょっと困惑気味ですが,緊急っぽい様子のハグリッドに仕方なくついていきます。

後ろで,大歓声が響いています。彼らは,レイブンクローがゴールしたんだな,と思いながら,禁じられた森に入っていきました。


OOP CD : Chapter 29: Careers Advice (2)

2005-05-13 22:23:51 | ハリポタ5巻
*** 5巻既読前提です。6巻表紙ネタバレがありますので,要注意。***
進路面接の場に居座るアンブリッジ先生‥,ふと思ったのですが,5年生全員の面接にくっ付いていたのでしょうか? それとも問題生徒(DAリストの‥)だけ? それともハリーだけ?
ハーマイオニーとロンは何を希望したのでしょうね?

いろいろ知りたい事はキリのない,進路面接ですが,ここでマクゴナゴル先生は,ハリーがオーラーになれるように最大限の協力をすると宣言します。もしかすると,これは6巻7巻のプロットに関わりがあるのではないかという気がしますが。。。

何故そう思うかと言えば,6巻UKアダルト版の表紙,「Advanced Potions」です。魔法薬学(Potions)はオーラーに不可欠な科目ですが,どうもこの辺りのハリーとスネイプ先生の関係を見ていると,彼がスネイプ先生のO.W.L.の条件を満たすのはほとんど不可能にしか見えませんね。でも,表紙にあの本が出ているという事は,ハリーとスネイプ先生の関係は切れてないという証し。(誰が切れると思うか(笑)) 影にマクゴナゴル先生の働きかけを感じます‥。

ところで,マクゴナゴル先生とアンブリッジ先生の言い争いの場面を観察してると,英語で,(一応)目上にも関わらず,相手の態度が気に入らない時,最初は間接的に「のど飴差し上げましょうか?」から始まって,だんだんと直接的に言い方を変えて表明するにはどうするか,目の前にいる第三者を侮辱するには名前を言わずに「This boy」のように言うと効果的とか,が,よくわかり,とてもためになります?!

まあ,ちょっと前のダンブルドア先生が遁走した章の,ファッジ君のものの言い方なども,とても参考になりますが。(笑)


‥さて,いよいよフレッドとジョージのショー・タイムです!
しかし,その前に。。。

ハリーを止めようとするハーマイオニーの声はもう小さくなってしまいました。彼は,蛙お婆が騒ぎを収めに出掛けたのを見計らい,シリウスがクリスマスにくれたナイフを使って,彼女の部屋に侵入。煙突飛行粉を使ってブラック屋敷‥,そうだ,煙突飛行粉の使い方には,完全に相手方へ移動するのと,頭だけ目的地に出すのと,二通りあったんですね。それにしても,煙突飛行粉常備? ふむ,彼女はどこへ「顔」を出していたんでしょうか? 
この頃の出来事から推測すると,マルフォイ家なんでしょうかね?

‥で,話が逸れましたが,こうして,ハリーはブラック屋敷に「顔」を出したんですね。そこにはまずルーピンがいて,そしてシリウスが出てきて,ハリーはペンシーブで見た事とお父さんに関する疑問をぶつけます。2人の様子を見ると,やはりどうやらあの後ジェームズに,本当に彼は素晴らしい人物だと誰もが認めるような,何かとても大きなな変化があったとしか思えないのですが,‥何が起きたのでしょう?

フィルチに見つかりそうになりながらも,今回はギリギリセーフ。
大広間でハリーが見たのは,「沼」を作ってInquisitorial Squadに追い詰められた双子,でした。

しかし,ここから,今までのハリポタの中では,4巻でハリーが箒を呼び出して第1タスクを成功して以来の,感動シーンが始まります。
双子は,もう完全に予定通りだったんでしょうね,Inquisitorial Squadも蛙お婆もフィルチも全然お構いなく,平気な顔。箒を呼び出し,蛙お婆を「bat」呼ばわりして,ホグワーツを去ります。彼らのカッコよさには,ピーブスも(文字通り)脱帽。


Run!Run!Run!