音楽にこんがらがって

音楽制作を生業としている加茂啓太郎の日常

フジロック

2008年07月29日 | Weblog
去年は初めて3日間行ったんですが、今年は1日日帰り。
多分5回目くらいだと思うのですが毎年もうレイアウトが同じなので、年なんだと思いますが、いつ何を見たとかがごっちゃになりますね。
無茶を承知で言えば、毎回開催場所が違うフェスとか、どうですか?かなり脳トレになると思います。

後、更に無茶を承知で言えば、どうせ山の中なんだから立ち○ョン・エリアというのを作っちゃったらどうなんですかね。

基本の目的は湯川潮音ちゃんの木馬亭のライブを見に行きました。

豪雨と雷の中で森の中を響いていく声。暴れる山の神様を静める歌声かのようでホーリー感満載(最後は雨止んできました)


CSS(新譜も賛否ありますがサイコー)見てたら終電間に合わなかったとこでした。危ない危ない。

フェス屋台でたこ焼き屋ってないですよね。スペシャリティーがないから避けられてるかもしれないですが、タコ以外のものとかバリエーションつけてやれば流行ると思うのですがどうですか?

ブリーダーズの「アメリカのおばちゃんロック」には痺れました。



フリペ出来ました

2008年07月25日 | Weblog
フリペ「Great Hunting」第10号が出来ました。表紙は創刊号と同じ、湯川潮音。ロンドンに一人で行ってレコーディングですから。
「灰色と私」これは永遠の名盤だと思います。歌詞の素晴らしさも評価されるべき物だと思います。

ゲットするにはリハスタが穴場です。

冨田恵一オーディションの優勝者、松井優子ちゃんのデモのレコーディングで
L.D.Kスタジオ。若い才能が集まっていて面白い事になるかも。

79年代末から80年代中盤まで渋谷センター街奥にあったNWカフェナイロン100%の回顧本は個人的には相当面白いです。
当時何回か行きました。でも金の無い学生で1500円基本で泥酔してる頃に1本500円のハイネケンは贅沢すぎでした。
でも、もう少し行っていけば良かったです。

大槻ケンヂ君が僕の名前を実名で出てるので(320P)立ち読みだけでもしてみて下さい。

下北沢スリッツ、六本木レッドシューズとか、こういう「店本」流行ってますね。個人的に読みたいのは乃木坂「インクスティック」横浜の馬車道にあったで夢音。「Gold」と「ジュリアナ・トーキョー」とかの本も出ますかね。





無くなると寂しいです

2008年07月25日 | Weblog
19日
渋谷B.Y.Gで僕のイベント「Re;Song Cycle Vol7」祐天寺在住のアメリカ人SSWのallonはアップライトのピアノで裏でパペット・ショーをやろうとしたのに出来なくてすいません。沼田壮平も1年後にはすごい事になってます。KUMAMIは不思議なセッテイングでしたが、そんな事はどうでもいい迫力。
最後は拙宅で朝。

20日
地元祐天寺のレコ屋ODA RECORDSが閉店。
20年前まではどこの駅前商店街でも1軒はレコ屋があったものですが今はほとんどないですよね。
時の流れには逆らえませんが寂しいです。
この店は趣味で70年代初期のプレ・ニューミュージックのアーティストはフォローしていて、お別れに久保田真琴と夕焼け楽団のライブ盤と細野晴臣が全面参加のテクノ歌謡のカルト、真鍋ちえみのアルバムを購入。
前者は最高、後者は微妙でした。
PoPoyansがプレ・レコ発ライブで下北沢mona records。
「笑い太陽」は7分の長尺ですが、これは涙腺に来ます。

23日
湯川潮音が下北沢ビレッジ・バンガードでインストア・ライブ。
生音、PAというのは大きな会場でやるための商業的理由で発達したわけだから、これは本当の贅沢ですよね。
週明けから、三軒茶屋のスタジオで画期的なコスト・パフォーマンスのレコーディングに挑戦中。





新しい発見はいつも

2008年07月21日 | Weblog
大阪、心斎橋ビックキャットに栗コーダーカルテットのライブのゲスト・ボーカルの湯川潮音が参加しているので見に行く。
メンバーの栗原さんにはアルバム「紫陽花の庭」の何曲かをアレンジしてもらってますが、特に「朝の賛歌」はJ-POPの歴史に残る曲&アレンジなので未聴の方は是非。

4人でもオーケストラでした。このユニークな音楽性は1&オンリーですね。


打ち上げでは、メンバーの関島君は僕がディレクターをしていた15人編成のThe Thrillというバンドのメンバーだったので久しぶりで、やぁやぁな感じ。

ホテルはアメ村の真ん中だったんですが、三角公園って通称なんですね。
初めて知りました(写真)




未来のバンドマン達へ

2008年07月15日 | Weblog
80~90年代のバンド・ブーム期に売れたバンドマンに当時、そして現在の話を聞く「BAND LIFE」という本。これは相当面白いです。バンドでプロになりたい人、そして今活動している人は皆読んだほうが良いと思います。
インタビューアーの吉田豪さんのリサーチ力も凄すぎ。
この人は日本のハードコア・パンクのミニコミがデビューなんて事も分かってなるほどという感じ。
その当時はシステムも確立してなくて色々滅茶苦茶だったんですよね。多少はましになってるとは思います。
夢が壊れる部分と、そんなんでもやっていけるんだと勇気もわきます。
10年後にVolune2を是非。


映画「デトロイト・メタル・シティー」の試写会に行く。
これは流石にバンドマンの現実ではないですが、やりたい事と出来る事が違うというのはミュージシャンにあったりするし、それを掛け違うと不幸になりますね。
カントリーがやりたいのにモンキーズで売れたマイク・ネスミス。ハードロックがやりたいのにアイドルだったレイジー、とかでしょうか。

加藤ローサが最後にDMCを応援するところは思わず萌えそうです。
これも松山ケンイチありきの映画ですね。

これからも漫画家は映画化前提で役者当て書きで最初から漫画書くというのはどうでしょうか。

7月の一週間

2008年07月14日 | Weblog
エグベルト・ジスモンチのソロ・ライブ。ギターとピアノ。どちらもここまで、すごいというのは歴史上あまりないのでは。ブラジルの奇跡。僕が75年にもらったエンケンさんのファン・クラブ解放に好きなアーティストに彼の名前があった事に33年ぶりに合点。


湯川潮音ちゃんの池袋の明日館でのノーPAライブの3回目。
ミュートビートの松永さんのウッドベースは「こく」がありすぎ。
これでいったん終わりですがまた聞きたいです。

オーストラリアのコールクラークというギターメーカーのショウルームのPoPoyansとお邪魔する。髪はロン毛のヒッツメ、ヒゲ、タトゥー、Tシャツは袖巻上げで60過ぎのオーストラリア人の工場長。型にはまり過ぎ。

代官山ユニットで80年代初期にあった伝説のスペース渋谷ナイロン100%(何回か一人で(泣)行きました)の本の出版イベント。
ヒカシュー、東京ブラボー、戸川純。
「Punk is Attitude」という言葉もありますが、ニュー・ウェイブは30年経ってもニューウェイブというのは音楽的スタイルではなく「志」なんですね。


目黒HMVでPoPoyansのビル屋上で初のストア・ライブ。

突然の雨、風、ヒョウ。夏にパチンコ玉代の氷の玉が落ちてくるなんて意味分かりません。もう天災レベル(写真)
ヒョウに打たれながら機材にビニール・シートかぶせるなんてレア体験すぎ


彼女達のヒストリー本が出たらマストなエピソード作れました。

新宿ロフトでチョモランマトマトの約40本のツアー・ファイナル。
08年のリアルなロック。








ドラムのセッティング

2008年07月10日 | Weblog
僕が見た変なドラムのセッテイングは初期B52’sのフロアが上手(向かって左というステージ用語)
横浜のバンドでキックの上に座ってペダルを逆に踏むというのも見ました
フロアに上にキーボードを置いて弾きながら叩くというのは僕が20才頃にやっていたバンドで試しました。
この写真の大阪のガレージ・バンドのワッツーシ・ゾンビはタムが垂直というのは絶対に音楽的意味はないですが、かなりオリジナルです。
最後は客席にドラムを下ろして叩きまくり。15歳で見たら一生ついて行こうと思ったかも。
僕は彼らのデモを6年くらい前に当時やっていたラジオ番組でかけました。
「あれがあったから僕らの今があるんですよ」くらいの事を言われ恐縮。
でも「やる関係、やられる関係」はPVも含め最高です。

打ち上げで発酵食品マニアのメンバーと話す。
缶詰にしても缶が膨らむほど発酵するフィンランドのシュールストレミング。エイを本当とは思えない方法で発酵させる韓国の食べ物。
ドリアンの麻薬的な魅力などについて話す。
シンガポールでドリアン、チャレンジしたんですが口に入れる事は出来なかったんですが、今度、やってみたいと思います。(あるいは罰ゲームで)




6月に聴いたりしたもの

2008年07月04日 | Weblog
買ったもの全部だと写真が分かりにくいのと、サンプルの、あくまで貸していただいたものをヘビロテで聴いていたりするので、今月からセレクトで紹介します。

180g、バージン・ヴァイナルのアナログの魅力は効しきれないものがあります。
ベルベッツも別物でした。サバスもアナログで聴いたほうが良いです。

あぶらだこは、リアル・タイムで追っかけてます。
これで作曲が全てボーカル名義というのは謎です。
原マスミ、スペース・サーカス紙ジャケは3年後にはヤフオクで確実に1万超えてますよ、永井君。

原マスミは当時僕がディレクターをやったコンピから2曲入ってます。
打ち合わせに来た原さんに「ローリング・ストーンズが好きです」と言わて???になったのを思い出しました。

スティーブ・ウィンウッド聴いてたら「ポール・ウェイラーみたいだなー」と一瞬思ったら逆ですね。

ビーバップ・デラックスは最高のニッチ・バンド。僕の一番好きなツボですね。
裏NW名盤レッドノイズも出して欲しいです。

グループ魂は、その前身バンドのタイ語のコピーバンドを新宿ジャムで見に行き、
3人だけの三鷹の初ライブも見に行きました。(牛が食べれないインド人の○グ○ナ○ドの女子店員のコント最高でした)

氣志團との大阪での対バン、ライブも面白かったし、ナンバーガールのラスト・レコーディングが実はグループ魂のコントというのも泣き笑いです。

バービーボーイズの杏子が参加した「片付けられない7Days」は最高だ。

ボンゾドック・バンドとグループ魂は実は同じ立ち位置なのかとふと思い。




遺伝子は英語でGenetic

2008年07月03日 | Weblog
30日
福岡の15歳の天才HNEちゃんからメイルで新曲。トイ・ピアノにストリングスのアレンジ。どういうセンスなんだろう眩暈。
フリペの取材でBaseBalBearの堀之内君に80’Sを語ってもらう。
ニューウェイブと80’Sというのは芸術的か商業的か、というところで似ているようで大きく違いますね。
配布は7月25日です。

マスドレ、ドライ・アズ・ダスト(略称、ドラ)toddle、LEO今井という濃いラインナップを見に横浜。前からあるフラワー&ドラゴンだと思ったら新しいドラゴン・クラブというところで焦る。
ドラのカトペはストラップ切るし、マスドレの新曲はかっこいいし、toddleはなんかブッチャーズみたいだし、LEO今井のPULSEは僕の名曲リストベスト30に入るし、何か家が遠いというのも忘れて酔っ払い、終電逃しそうで危なし。

1日
大阪の某イベンターさんと打ち合わせ、このMTKWさんって会うたびに山上たつひこの漫画に出てきそうだと思う。ぱっつんぱっつんフェスお疲れ様でした。

フリペの取材でKUMAMI君と高円寺「ルネッサンス」中野にあった伝説(創業,大正時代!)の喫茶店の内装だけ全部持ってきたそうです。
入って出てきたらタイムスリップしそうでした。近所の方は話の種にぜひ。

見逃せずの入ったアナログ専門の中古屋。60歳くらいのおじさんが平日の昼間に7万とか買ってました。欲しいと思ったオンリーワンズのアナログ発見。でも5000円は躊躇。

2日
ディレクターが3ヶ月先の新譜を会社にプレゼンする編成会議というのに3年ぶりくらいに出る。
このシステムは20年以上変わりませんね。パワーポイントが導入されたくらい。
13時、14時、15時半、16時、17時と自分が偉くなったんじゃないかというスケジュールの打ち合わせ。でも押して、行こうと思ったなべやかんさんの単独公演を断念(すいません)
長野の天才17歳、KRSN君から新曲がメイルで届く。新しいコード感。