道を歩いていると、川に突き当たった。
この川は、住宅街の道路を横切って流れているので、綺麗でもなく、大きくもなく、
まあ、ありふれたどこにでもある小川なんだけれど、
そこに、サギいた。
目の前に、白くて大きくて、美しい。
あの方の象徴のような鳥だった。
この汚い川には相応しくない、綺麗な鳥だった。
思わず、私に会いに来てくれたのかと思った。
最近の私は、もうあの方の事を思い出すこともないし、二度と会うこともないだろうと思っている。
あの頃の私はどうかしていて、
精神的にもおかしかった。
そんな時に出会ったのだもの。
変な幻想に囚われたって、仕方なかったのかもしれない。
なので、写真を撮って、
どうぞ幸せになってくださいと、祈った。
きっと私の思いは届いたのだと思う。
今朝、ここへ来る時にも、サギが一羽、貯水池にいた。
貯水池には、住んでいるのでおかしくはないが、いつも、一羽だけでいるのが気に掛かった。
でも、底の方で、餌を突いているので、遠目で見て、ほんの小さく見えた。
昨日の鳥とおんなじかな?とも考えたが、場所が遠いので、ちがう鳥なのかも知れない。
それでも、あの方であることには違いなく、やはりしばらく見入ってから、幸せを祈った。
もう、これからは別々で生きることになるだろう、あの方と私は、お互いに幸せにならなければならないと思った。
私たちは幸せにならなければならないと…。
さてと、少し頭がスッキリしたかな?
ここを出て、しばらく歩いたら、家に帰ろうと思う。
☆それでは今日も良い一日を。
感謝します。
すべては上手くいっている。