豆本三昧我褸芥(がるぁくた)ノート & 美人画あれこれ

日本の名作文芸と東西の名画の自作豆本の内容紹介のほか、その資料として集めている東西の美人画をいろいろ紹介しています。 

勝川春章「錦百人一首あづま織」という豆本

2024年03月11日 | 豆本

先月のブログで扱った春章の作品を豆本にしたものである。

百点ものしっかりした画像がすんなり集まることは滅多に無いので、手早く完成出来た。

          

この作品には別の版があり豆本の底本にしたものは流布本というもので、天智・持統両天皇だけ和歌は別ページになっている。

もともとは別版のように上部に和歌を書くはずだったことは明らかである。別版には廻りの枠が無い。

  

別版は文字が異なり、人物や衣服の柄は同じようでもカラフルである。全く違うものもある。

     

枠付の流布本にも絵が同じでも文字が全くちがうものもある。

  

 

流布本には、古今和歌集の選者紀貫之が仮名序で言及し、のちに六歌仙と称される六歌人の歌風に対する評語を絵で表したものが添えられている。以下六点。

僧正遍照      ・      在原業平       ・       文屋康秀

  

喜撰法師      ・      小野小町      ・      大友黒主

  

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