Le Sourire 「微笑」というフランスの、ユーモアやお色気の雑誌のようで、前出の「La vie Prisienne」と似たような絵が多い。
なお、表紙だけでなく口絵なども登場させる。
どれも似たようなポーズが多くて特に面白いものでもないが、珍しいが取り柄ということで・・・
伊勢大輔 殷富門院大輔
清少納言 土御門院小宰相
大弐三位 藤原賢子 八条院高倉
高内侍 後嵯峨院中納言典侍 藤原親子
一宮紀伊 式乾門院御匣
相模 藻璧門院少将
馬内侍 嘉陽門院越前
赤染衛門 二条院讃岐
和泉式部 小侍従
三条院女蔵人左近 後鳥羽院下野
紫式部 辯内侍
小式部内侍 少将内侍
小式部内侍は上下のように、色紙の書き方の異なった版がある。一枚だけと考えられないから二種類の版があるのだろう。
平安・鎌倉時代の著名な女流歌人を選んだ「女房三十六歌仙歌合」を絵にした作品。
左平安期・右鎌倉期とした紙上歌合戦というわけである。
残念ながら「藤原俊成卿女」が一点欠けているので、土佐光成の絵を加工して補ってある。
手前はミミズののたくり文字は解読不可能なので歌の良し悪しはサッパリ・・・
小野小町 式子内親王
伊勢 宮内卿
中務 周防内侍
斎宮女御 俊成卿女
右近 待賢門院堀河
右大将道綱母 宣秋門院丹後
実はこのご婦人方は何故か帽子美女のファイルに紛れ込んでおった方々でして、中にはマリー・アントワネットなる高名な美人もいらっしゃるし、先日申し上げたように手前パースケは帽子なんかどうでもいいので、参加してもらいました。
さて、マリーさんは、どーれだ ?
帽子美女は過去に何度も取り上げているのですが、手前は帽子フェチでも帽子趣味でもありませんで、目に付いた美人を連れて来ると大方がどでかい帽子やらごてごて飾りの帽子を被っているというわけで、ついつい帽子美人があふれてしまった次第でして。
それでいて改めてブログ用に選抜するとなると思ったほどの美人ではなかったりして、つまり帽子に眩惑され騙されてしまったんですな。
豊原国周 右はガラス絵というもので元絵の作者判読不明ながら「筆」という文字が似ているので国周か。
鏑木清方 ・ 鈴木華邨 ・ 武内桂舟
水野年方 四点
山川秀峰 ・ 楊州周延
川上澄生 ・ 一川芳員 ・ ?
渡辺延一 背景の男達に比べて手前の女性が大きすぎるのは意図的なのだろうか。
足元の横並びがほぼ同じなので離れた背景として感じられないのである。