豆本三昧我褸芥(がるぁくた)ノート & 美人画あれこれ

日本の名作文芸と東西の名画の自作豆本の内容紹介のほか、その資料として集めている東西の美人画をいろいろ紹介しています。 

鈴木春信 座敷八景

2022年09月17日 | 今日の美女

近江八景を模した「○○八景」は浮世絵の大好きなシリーズである。

 

手拭掛けの帰帆     ・     琴柱の落雁     ・     鏡の秋月

  

行燈の夕照     ・     時計の晩鐘     ・     扇子の青嵐 

蛇足ながら古語の「嵐」は現今の雨風の台風ではなく強い風のことで、台風は「野分」という。

「青嵐」は青葉を吹き渡る強風ということ。   

  

台子の夜雨     ・     塗桶の暮雪

この二つは私には意味不明で特に左はタイトルの意味も小坊主がなにをしてやっているかもわからない。

右は白い布地を雪に見立てているのだろうが女性がしていることが分らない。

 

 

以上は表側の作品でこれには「風流座敷八景」という裏側の作品つまり春画があるのだが、残念ながらこちらは不揃いで、画像もしっかりしたものは二点しか得られなかった。春画なんて言っても現今のネット上には遥かにえげつない絵画や写真が溢れて、こちらは特にどうってことはない。ただ自称謹厳実直の似非君子はクリック厳禁。

  帰帆と暮雪  

     

 

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