空き家問題から高齢化問題や障がい者問題を考え、皆さんが楽しく活躍できる社会を提案する大田区の会社 PHCのブログ

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特区にのさばる〝闇民泊〟

2016-12-22 11:10:27 | 空き家活用
みなさん、こんにちは。
大田区空き家管理・活用の会社PHC(プレシャスハウス)です。

今日の記事はこれです(産経WEST12/21付)。
特区にのさばる〝闇民泊〟1万件 宿予約最難関の大阪で急増…ハードル高い取り締まり

訪日外国人の増加で大阪は今、全国で最も宿が取りにくい場所になっている。その一方、マンションの一室などに観光客らを有料で泊める「民泊」が急増しているが、大半は正式な許可のないまま営業する〝闇民泊〟だ。大阪市はこうした動きを逆手にとり、ルールを守る民泊にお墨付きを与える「特区民泊制度」を10月末に開始した。ところが、「適法民泊」に認定されたのはわずか十数部屋にとどまる。のさばる闇民泊に対して、市はどんな対策を打ち出そうとしているのか。・・・ということです。

行政に登録をせず民泊を行っている「違法民泊」。特区民泊の許可を得るには民泊施設であることを周辺住民に知らせたり、ごみ処理の方法を外国語で案内したりすることが必要。24時間体制で対応できる受付窓口の設置も必須だ。こうした手続きや出費の面倒を嫌う事業者が、許可申請に尻込みをしているとみられる。また個人で行う民泊についても同様で、面倒なことや出費を嫌い「バレないだろう」という気持ちで民泊を始める方も多くおられると思います。それが1万件という数になっているのです。

民泊を行っている周辺住民のクレームも多く、最も多いのがこうした近隣での不審な人物の出入りで、クレームの半分を占めている。次いで多いのが、闇民泊が開設されていると思われる場所での「ごみ」と「騒音」に関する苦情。ともに通報の1割ほどを占める。平穏な暮らしを送りたい住民にとって、営業実態も出入りする人の素性も分からない闇民泊は大きな不安の種なのだろう。住民と民泊利用者の間でのトラブルなどはまだ発生していないとみられるが、通報の中には火の始末の不備に関するものもあり、治安に対する懸念は根強い。

こういった背景には、やはり訪日外国人が急増したことが言えます。大阪は特にLCC(格安航空)の乗り入れに力を入れたこともあり、また京都という外国人にとって人気の観光名所があり、京都だと宿泊施設も高額なので。少し離れた大阪で格安で泊まれる民泊に人気が集中するのだと思います。確かに民泊の手続きが難しく、面倒なのもわかります。でもなにかトラブルや重大な事故になってしまった後では遅いのです。そのためにもある程度は規制緩和することも大事ですが、届を出す方もお金をもらう以上は立派な事業者なので、気軽に民泊を行うのではなく近隣住民のことも考えて共存共栄を行えば、これから民泊もいい方向に向かうと思います。

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