今日は、高田短大で授業でした。
短大へ行くと、非常勤講師の講師控え室に入ります。
いつもは他の先生もいらっしゃるのですが、今日は、数学の先生と二人きりでした。
数学の先生とは、去年はいろいろお話ししていましたが、今年は挨拶だけで、あまり話していませんでした。でも、今日は、その先生が、話しかけてこられました。この学校の学生さんたちはいい子ですね、という話でした。
「この間、『あなたたち、高短に来て、よかった?』って、学生に聞いたら、『うん、仏教もあるし、先生にも会えたし』って! 『先生にも会えたし』なんて、私にまでお上手を言って!」
学生たちは正直です。本当に数学の先生に会えたのが嬉しかったから、そう言ったのでしょう。また、それを「お上手」というように謙遜されておっしゃるような先生だからこそ、学生たちに好かれているのでしょう。
「仏教なんて」と数学の先生はおっしゃいました。「若い子たちが好んで聞くようなものではないと思うのですが、それをちゃんと聞いていて、本当に素直な子たちですよね」
「本当に、そうですよね」と私。
「私は、三重大でも数学を教えていますが、クラスの雰囲気が全然違いますね。この短大の子たちは本当に素直で、いい子たちですね。先生が仏教を分かりやすく教えてくださっているから」
「いえいえ、仏教の教えそのものが素晴らしいからですよ。私も、別の大学でも教えていますが、その学生たちも熱心に聞いてくれていますよ。でも、『先生にも会えたし』って言ってもらえるのって、教えている側としては嬉しいですよね」
「本当にそうですね。そういうことを口にできる子たちって、本当に素直でいい子たちですね」
などなど、そんな話をしていました。
確かに、高田短大の学生さんたちは、素直で、いい子たちです。卒業したら、自信を持って、社会に出て行って、活躍して欲しいと思います。
そして、仏教の教えを学んでいることを、他の先生にも誇りを持って言ってくれているのが嬉しかったです。ありがとう!