夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

鯉の作品

2013-07-11 05:06:10 | 掛け軸
昨日は一泊での福島原発内視察でブログは休稿でした。当社も再び仕事をるようですが、だいぶ線量も落ちてはきましたが炉心部分は当然まだまだなようです。詳細はまた後日・・・。


東日本OB会で締めは「富士山」の歌でした。毎年のOB会で唱歌を歌うのが高齢? 恒例のようです。

「あたまを 雲の上に出し 
 四方の 山を見下ろして 
 かみなりさまを 下に聞く 
 富士は日本一の山

 青空高く そびえ立ち 
 体に雪の 着物着て 
 霞のすそを 遠くひく 
 富士は日本一の山」

富士山の特集はつい先日投稿したばかりですので本日は鯉の作品の登場です。所蔵している作品に「」で検索をかけてみたところ20作品がありました。


まずは鯉の作品で著名な「内海吉堂」の作品です。

賛に「相思在江湖 吉堂 印」とあり、必ずや相思相愛となる相手がこの世界にはいると言う意味か? 独身の男性のために描いた作品か? 

鯉之図 内海吉堂筆
絹本水墨 軸先練 合箱
全体サイズ:縦1320*横353 画サイズ:縦524*横251


内海吉堂といえばもう一作品投稿してあります。


有餘図 内海吉堂筆
紙本水墨 軸先木製 合箱
全体サイズ:縦1880*横652 画サイズ:縦1368*横493

双魚は吉祥のシンボルとされ、魚の音が「餘」に通じ、「年年有餘」(年毎に良くなる)というモチーフとして好まれます。また中国では向かい合う一対の鯉は「相思相愛」の象徴であり、結婚式の贈り物などでも欠かせないアイテムです。鯉はたくさん子供を産む、ということから、子孫繁栄や子宝に恵まれるように、との願いも込められています。『水を得た魚のよう』という例えは新婚夫婦の幸せな生活の様子を表したとされます



福田豊四郎の佳作のひとつにも下記のような作品があります。

鯉 福田豊四郎筆
絹本着色軸装共箱二重箱軸先象牙 
全体サイズ:横725*縦1600 画サイズ:横564*縦486

浮世絵師も鯉の絵は画題としてたくさん作品にとりあげられています。



伊万里の大きなお皿のも似たような図柄があります。

伊万里染付鯉之図大皿



鯉と言ったらこの三人の巨匠の作品を忘れてはいけませんね。ただし「伝」・・


鯉 伝徳岡神泉筆
絹本着色絹装軸供箱二重箱 
画サイズ:横435*縦352




鯉 伝川端龍子筆
絹本着色軸装 軸先象牙 共箱
全体サイズ:縦1405*横490 画サイズ:縦275*横415



そしてもう一人・・。

鯉 伝川合玉堂筆
紙本水墨淡彩軸装 軸先象牙 共箱
全体サイズ:縦1802*横603 画サイズ:縦390*横458



瀧登の作品も他にもあります。

鯉之瀧登 高橋廣湖筆
絹本水墨淡彩軸装箱入 
画サイズ:横420*縦1050





鯉 山元春挙筆
絹本水墨緞子装軸合箱入
全体サイズ:縦2050*横498 画サイズ:縦1162*横36





複数の鯉が描かれた作品もあります。

群鯉 菊池容齋筆
絹本淡彩絹装軸箱入 
全体サイズ:横*縦 画サイズ:横360*縦1010



平戸焼のお皿にも・・。



近代のそれほど著名でない画家の作品には数限りなく描かれています。

鯉 須藤悟雲筆
絹本水墨淡彩軸装共箱





鯉を得意もいます。


鯉 梶喜一筆
紙本水墨 軸先象牙 共箱二重箱太巻
全体サイズ:縦1395*横665 画サイズ:縦400*横515





遊鯉図 木本大果筆
絹本着色軸装 合箱 軸先骨
全体サイズ:縦1510*横725 画サイズ:縦485*横568



本ブログでお馴染みの画家の作品もあります。

鯉 寺崎廣業筆
紙本水墨軸装 軸先鹿本骨 合箱入 
全体サイズ:横700*縦2140 画サイズ:横550*縦1320




秋田県出身の画家の作品もあります。

瀧登鯉 石井百畝筆
絹本着色軸装箱入 
画サイズ:横515*縦1285



面白みのある作品では未公開ですが、下記のような作品があります。

鯉登り図 蓑虫山人筆 
紙本淡彩軸装 合箱 
全体サイズ:横615*縦2110 画サイズ:横488*縦1310



古くは下記のような作品もあります。


琴高仙人図 唐絵
絹本着色絹装額タトウ入 画サイズ:縦390*横540





画題のテーマにて作品を観てみるのも面白いようです。



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