オトン介護日記~未知の世界へ~

認知症になったオトンの介護日記。
不安と不満を延々ぶちまけます。

余命宣告

2018-05-31 14:40:08 | 介護日記
誤嚥性肺炎で入院したオトン。

先日病院で誤嚥検査を行うので承諾書にサインして欲しいと
電話があり病院へ駆けつけた。
説明を聞くと、バリウムの固さを変えてどの程度の固形物を飲み込めるか
レントゲンで診るというものだった。

今日その結果説明。

今後、口腔摂取は不可能。

入院当日の肺のレントゲンを見せてもらったが、
左の肺が真っ白の影。
先生曰く「はっきり申し上げると食べ物です。あと痰とか」

マジか~!!
こんなに詰まってんのかオトン!
ちなみに肺に詰まったものはなかなか取り出せないらしい。

で、話は一気に極論へ達した。


看取りにするか
胃ろうにするか

でもって、オトンの場合腹部大動脈瘤もあったりするから、

心臓が止まるか
血管が破裂するか

の問題もあったりする。

で、もし看取り介護にした場合

【余命1ヵ月】


うわあ、そんなもんなんすか?


とりあえず家族会議をしたいのでと申し上げて
鼻から管を通して栄養を摂取してついでに嚥下機能も回復させるってやつにしてもらった。

でも、機能回復してももう口からご飯を食べることはできない。
できても、肺にいってまた肺炎になっちゃうそうな。

いきなりつきつけられた余命宣告。

今、めっちゃ泣きそうです。

そーゆうもんか

2018-05-31 09:29:23 | 介護日記
オトンのバタバタがあった後、
勤務先の店長さん&マネージャー(奥さん)に
「お騒がせしました。とりあえず生きてます」
と報告をした。

一応店長には病院に担ぎ込まれた日に万が一もあり得るという内容の
ラインを送っておいた。

したらば
「え!?生きてるって…??」
マネージャーがビックリしたリアクションをしたので、
それにこっちがビックリした。

「あぁ、お母さんには言ってなかったっけ」
と店長が呑気にのたまった。

てっきり私の中では夫婦間で話は通っているかと思っていたのに
ちょっとなぁ…。

「たしか夜に来たもんね。連絡」

いえいえこちらはちゃんと昼間に連絡してますよ。
あなたからの返信が来たのが夜なだけです。

このやりとりを通じて一つ悟った。

他人んちの生き死になんて大したことないんだ。
店側からしたらシフトに穴さえ空かなきゃどーでもいいもんな。

確かにラインの連絡内容も私は状況をツラツラ連ねて「もしかしたら急遽休むかも」的な報告してたけど、
店長からは「承知しました」だけだったもんな。


そっか、そーゆうもんか。

まぁ、そーゆうもんだな。

オトン、救急搬送!

2018-05-25 20:00:10 | 介護日記
10日程まえから発熱があり施設での面会謝絶になった。
5日間抗生剤を注射してその後は微熱が続いていたらしいが、
今日誤嚥性肺炎でオトン救急搬送。

最初施設から電話があった時は、かかりつけの病院で診てもらおうという
ことになっていが、酸素摂取量が低下したらしく、急遽救急搬送に切り替わった。
家の前をピーポーと通り過ぎていく。
施設から搬送先の病院連絡が来る。
この地域で一番いいとされる大学病院へ。

その昔、私の乳がんの精密検査で行った病院。
インターンの学生達に取り囲まれてない胸さらけ出して(T T)
細胞検査させられたことを思い出した。
ま、結果は良性だったからいいんだけどね。

話を戻して…、
施設からのピーポー音を聞いてから追いかけるように病院へ。
ちなみにその時点で私夜勤明けで寝てません。

救急外来病棟が新しくなっていて、めっちゃキレイ。
で、その外来で精密検査してもらったところ、誤嚥性肺炎と診断。

ま、そーだろうなとは思っていた。

それよりビックリなのが
「腹部大動脈瘤があります」
と言われたこと!

はいぃぃぃ~????
何それ?
いままでそんなこと言われたことない。
てか、今までそんなとこまで診てもらったことがなかった。

ぶっちゃけね、
オトンがこういう状況になってる時点で、最終的には肺炎で死ぬんだろうなって想定はしていた。
だって、たいてい老人の死因ってそうじゃん。
癌だと言われても最終的には癌で体が弱ったところ肺炎になって…ってよく聞く話じゃん。
認知症でも最終的にはそういう感じで亡くなっていくんだろうなぁって漠然と思ってはいたけど、

腹部大動脈瘤って。

むしろこっちの方がショックですわ…。

実際瘤ができているところを触らせてもらった。
正直今ガリガリ君なオトンはアバラが全面に見えている。
そのちょいと下あたりにボコっとできていたんだけど…。
これは施設の人も分かんないだろうなぁ…と思ったよ。

医師からも、肺炎の治療がメインだけど入院中に瘤が破裂する可能性もある。
と言われた。
本来ならすぐに手術に状況だけど、今のオトンには体力がなさすぎて手術もできないそうな。
てか、肺炎治ってももう手術はムリだそうな。

なんかショックやわぁ…。

せめてもの救いは、病室からの眺めがメチャいいってことくらいかな。

ま、オトンには分からないだろうけど。