アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

十億の人に十億の母

2017年05月07日 | Weblog
「暁烏 敏」この名前を読める人は…10人中せいぜい2~3人じゃないでしょうか?恥ずかしながら、私は読めませんでした。
 なぬ?「ぎょうちょう さとし」じゃないかって?よく見て下さい、「鳥ではなく烏」ですから!
 正解は、「あけがらす はや」だという。インパクトのある名前です。

 「十億の人に十億の母あれどわが母にまさる母ありなんや」
 この文は知っていました。しかし、誰が書いた文かは知りませんでした。で、この度、美術館でこの文の「石版画」を発見。文の作者が、「暁烏敏」と、知りました。

 名前のインパクトもさることながら、「十億の人に十億の母あれどわが母にまさる母ありなんや」…これって、素晴らしい。十億の人たちが、全員、「わが母にまさる母ありなんや」と、つくづく感じてほしい。
 ただ…悲しいことに、「実母の我が子虐待」があるのです。その子にとっては、「十億の人に十億の母あれどわが母に劣る母ありなんや」なんです。

 父はどうなんだって?
 「十億の人に十億の父あれどわが父にまさる父ありなんや」
 こう感じている人(子)は、いるでしょうが…。母に比べると、父性を著しく欠く、「名ばかり父」もいますからねえ。

 暁烏 敏(あけがらす はや)さん、俳句も詠まれる。号は「非無」。本名も凄いが、俳号も凄い。
 私の俳号は、「耕洲(こうしゅう:国を耕す)」、父が考えてくれたもの。「非無」をまねて、号を「皆無」に変更しようかな…とも一瞬思いましたが、「わが父にまさる父ありなんや」ですから、「耕洲」で作句活動を続けます。
 通称名なら勝手に決めて勝手に使っても問題ない。「暮烏 鈍(くれがらす にぶ)」にしようかなぁ?