酎天おやじの人間風景

他人に合わせることが苦手な酎天おやじ。
酎天おやじがこれまで見た人間や風景、これから会うであろう人間や見る風景。

準備講習会

2009-05-31 15:49:41 | ひとりごと

Person_0047 今日は朝から危険物試験の準備講習会の講師をしてきました。

昨日まで講習用の資料を確認したり、足りない分を作ったりしましたが、夜中の3時過ぎになり、『電源コードは?、レーザーポインタは?』などと準備したかなと気になって、寝ていられなくなり、持っていくものの最終確認に起き出しました。

8時半から受講者の受付を始め、9時から講習を開始しましたが、早い人は受付開始前に来て、遅い人は9時1分前という人それぞれだなと感じました。

今年は、講師がテキストを読んで、受講者が下を向き、黙々とテキストに書き込んだり、ラインを引いたりするのではなく、受講生が前を向き、顔が見え、理解度がわかればいいという思いで、”パワーポイント”でプレゼンすることにしました。

初めての経験だったので、テキストに沿ってページを作っていたら、俺の担当の『法令』編では、50枚近いものとなってしまいました・・・『物理と化学』や『性質・消火』でも少ないといっても30枚近くになってしまいました。

1日(7時間)だけの講習では、時間配分が難しく、俺が担当した午前中の3時間でも時計を見ながらの講義となり、『あれもこれも』と教えたいものはあるのですが、それをやっていたら時間が足りないと実感しました。

最後は時間との競争になり、早口の講習で悪かったかなと反省しています。

今回の反省点や問題点を講師を勤めた3人、みんなで洗い出し、簡切にわかりやすい資料となるように改良して、誰でも使えるようにしてみたいものです。

【昨日のQQ】

『女性が自宅で意識なし。』という通報で出動し、現場に着くと80歳代の女性が布団のなかで横たわり、オムツはしているのですが、漏れた失禁で体中濡れている状態でした。

居合わせた家族に聞くと、いつもは一緒に暮らしていず、ひとり暮らしということで、いつもの様子はわからないということでしたが、近所の人の話で昨日までは元気だったことがわかりました。

失禁の様子などから昨夜か夜半に発症したのではと思いましたが、たまたま家族が訪ねてきてくれてよかったと他人事ながらホッとしました。

既往を聞くと『喘息と関節リウマチ、最近大腿骨骨折をし、入院していた。』ということで、ゼイゼイという喘鳴を確認したので、QQ車に収容し口腔内吸引、マスクで酸素投与と心電図波形をモニターし、血圧測定もと思いましたが、リウマチで関節が伸ばせず、諦めました。

搬送途中、意識レベルは変わりませんでしたが、無事に病院到着、病院での血圧測定で血圧上昇が認められましたが、意識消失の原因はCTの結果待ちということで引き上げました。

先ほど2009高齢社会白書が出され、75歳以上の高齢者が人口の1割を占め、65歳以上の1926万世帯のうち、ひとり暮らし世帯が22.5%、夫婦だけの家族が29.8%と全体の約半数の世帯が一人か二人暮らしだということのようです。

限界集落や集落消滅という現実がそこまで来ているようで、他人事ではないと本当に感じます。


救助技術県大会

2009-05-29 16:15:59 | ひとりごと

S138 今日は朝から風は少し強いですが、いい天気で、朝6時過ぎに県の救助技術大会に出かけていきました。

2~3ヶ月の間、懸命に頑張って、今日の1回のチャレンジに賭ける、失敗ができないという過酷な精神状態になっていたころを懐かしく思い出し、頑張ってほしいと思いました。

今朝、選手や応援隊を送り出して、『昨日は静かな1日だったな。』と話して、しばらくしたときにQQ指令、『90歳代男性、自宅で意識消失。』ということで出動、前に1回出動したことのある患者で、症状は前にQQ依頼時と同じということで、現場着。

意識は割とはっきりしていて、前と同じ一時的な意識消失だと思ったのですが、フラフラしていて脳疾患かその他の原因か迷いました。

既往を聞いたところ、糖尿病があるということでしたが、脳疾患も疑われると思い、麻痺をかくにんしました。

麻痺は認められず、意識もしっかりしてきたので、かかりつけの病院へ搬送し、引き上げようとしているところに『出動可能か?』との無線が入りました。

出動可能と返事をし、状況を聞くと近くの道路で交通事故とのことで出動、現場に着くと軽トラックと軽乗用車が幅2mくらいの用水路の土手に突っ込んでいるのが見えました。

数人の人が現場にいて、軽トラックの運転手と軽乗用車の運転手の双方ともに外に出してあり、前額部打撲・割創と胸部打撲の男性の意識確認を行い、病院手配をし、もう1人の運転の女性に事故状況を聞き、『肩が痛いだけ』と病院へ行かなくてもいいというのを説得し、病院搬送しました。

この事故は双方にブレーキをかけた痕跡が診られず、車は取り返しができないくらい壊れていましたが、運転手が2人ともに大事に至らずよかったと思った事故でした。

今日は何もなかったら、救助大会の応援に行きたかったのですが、日曜日の講習会の資料作りを夜中に起きてやっていたので、疲れてしまい、家に帰ったらバタンキュで寝てしまいました。

自分がやっているときは、入賞できないと何か否定されたようで結果が重要だと思うのですが、それだけではないと辞めた今では思います。

経験はQQだけでなく、色々な場面で役に立つと思います・・・入賞できなくても次に向かい、頑張ってほしいと思います。


出動件数減少

2009-05-27 13:59:19 | ひとりごと

Kiyuukiyuuani01 昨日、静岡で今日が和歌山と新型インフルエンザ感染確認の10都道府県に広がっているようです。

まだまだ、感染は拡大すると思われ、気を抜けないなと思っています。

そんな中、今月16日から21日までの神戸のQQ出動件数が2割減というニュースが出ていました。

新型インフルエンザ感染対策としての119番通報時や電話相談窓口の対応や指示が徹底していた結果だったのでしょう。

感染により学校の休校や不要な外出自粛など、社会活動全般が減り、事故などが減少したことも可能性の一つとしてとらえているようですが、”阪神大震災”の経験から助け合いの精神が強いという理由も大きいのではと分析しているようです。

地元でも発熱患者発生時に、ひとり暮らしなどで病院までの移動手段がない場合、搬送しなければならないのかということなど、対応を検討したこともあり、何かのヒントになりそうな現象だと思います。

今回のケースを基に、軽症者の夜間のQQ外来受診という”コンビニ受診”の自粛を住民自身がするという対応、対策が策定できたらいいのですが・・。


新型インフル陰性

2009-05-26 18:16:47 | ひとりごと

Rain_kaminari さっき、激しい雷雨があり、周りがよく見えないくらいでした。

昨日、新型インフルエンザ疑いで検査中の10代女性は陰性だったということでよかったです。

国立感染症研究所の”簡易検査で『陰性』でも簡単に否定すべきではない”という記者会見でもわかるように最初の感染者確認では、慎重の上にも慎重に検査を行っても仕方ないことだし、必要なことだと思います。

本県では、今回は感染が確認されなかったのですが、福岡では九州感染第1号が確認されたようで、九州に上陸したということは、旅行や仕事など人の動きを止めることはできないということから、やはり、最終的には感染者が発生することは避けられないという考えで対応するべきかなと思います。

また、しばらくは晴れの日が続くような天気予報の中で、インフルエンザの大好きな乾燥した天気が続くようなら発熱患者等の接触など十分注意をして対応することが必要だと思います。


新型インフル疑い?

2009-05-25 14:35:05 | ひとりごと

Sick_14 今日の朝は最低温が10℃くらいで、昼間は風が強いのですが、最高30℃近くなりそうで、日差しは痛いくらいです。

午前中、外で作業をしていたら、ラジオで『関西地方を旅行した鹿児島市内の10代女性が39℃以上の発熱で発熱外来を訪れ、簡易検査ではA型、B型ともに陰性だったが、念のために県での検査とともに国へも検査依頼を行う。』というニュースが流れてきました。

『ついに鹿児島でも。』という思いと、『いつきてもおかしくない。』という思いが交錯しました。

この時期に関西方面に旅行するということがいいのか、悪いのか、それはその理由によって違ってくると思いますが、緊急以外で不要不急のときは出歩かないということで足止めすることには無理が多いと思います。

旅行者のものらしい県外ナンバーの車を街中で見かたりしますが、そのほかにも葬儀などへの参列など、旅行や遊びだけでなく、どうしても出なければならないものなどで、関西ばかりではなく、日本全国の人が動いているのですから、感染が広がることも仕方ないことかもしれません。

今回の発熱外来の対応は、念のためということでしたが、県内で最初の感染例になるかもということを考えると、あいまいなままで処理するより、確実に違うということを証明したほうがいいと思っています。

今年は梅雨入りが遅くなりそうで、いつ、どこで発生してもおかしくない状況にあるようです・・・人ごみに出かけるときは”手洗い、うがいとマスク”だけは気をつけたいと思います。