昨日まで講習用の資料を確認したり、足りない分を作ったりしましたが、夜中の3時過ぎになり、『電源コードは?、レーザーポインタは?』などと準備したかなと気になって、寝ていられなくなり、持っていくものの最終確認に起き出しました。
8時半から受講者の受付を始め、9時から講習を開始しましたが、早い人は受付開始前に来て、遅い人は9時1分前という人それぞれだなと感じました。
今年は、講師がテキストを読んで、受講者が下を向き、黙々とテキストに書き込んだり、ラインを引いたりするのではなく、受講生が前を向き、顔が見え、理解度がわかればいいという思いで、”パワーポイント”でプレゼンすることにしました。
初めての経験だったので、テキストに沿ってページを作っていたら、俺の担当の『法令』編では、50枚近いものとなってしまいました・・・『物理と化学』や『性質・消火』でも少ないといっても30枚近くになってしまいました。
1日(7時間)だけの講習では、時間配分が難しく、俺が担当した午前中の3時間でも時計を見ながらの講義となり、『あれもこれも』と教えたいものはあるのですが、それをやっていたら時間が足りないと実感しました。
最後は時間との競争になり、早口の講習で悪かったかなと反省しています。
今回の反省点や問題点を講師を勤めた3人、みんなで洗い出し、簡切にわかりやすい資料となるように改良して、誰でも使えるようにしてみたいものです。
【昨日のQQ】
『女性が自宅で意識なし。』という通報で出動し、現場に着くと80歳代の女性が布団のなかで横たわり、オムツはしているのですが、漏れた失禁で体中濡れている状態でした。
居合わせた家族に聞くと、いつもは一緒に暮らしていず、ひとり暮らしということで、いつもの様子はわからないということでしたが、近所の人の話で昨日までは元気だったことがわかりました。
失禁の様子などから昨夜か夜半に発症したのではと思いましたが、たまたま家族が訪ねてきてくれてよかったと他人事ながらホッとしました。
既往を聞くと『喘息と関節リウマチ、最近大腿骨骨折をし、入院していた。』ということで、ゼイゼイという喘鳴を確認したので、QQ車に収容し口腔内吸引、マスクで酸素投与と心電図波形をモニターし、血圧測定もと思いましたが、リウマチで関節が伸ばせず、諦めました。
搬送途中、意識レベルは変わりませんでしたが、無事に病院到着、病院での血圧測定で血圧上昇が認められましたが、意識消失の原因はCTの結果待ちということで引き上げました。
先ほど2009高齢社会白書が出され、75歳以上の高齢者が人口の1割を占め、65歳以上の1926万世帯のうち、ひとり暮らし世帯が22.5%、夫婦だけの家族が29.8%と全体の約半数の世帯が一人か二人暮らしだということのようです。
限界集落や集落消滅という現実がそこまで来ているようで、他人事ではないと本当に感じます。