朝食中に急にケイレンが起こり、顔色が紫になったときは窒息かと思い、とっさに入れ歯を外し、気道確保をしました。
今思い出しても怖いです。
今日、妻と病院から帰ってくるとき、妻が『そのままだったら死んでるよね。』といいました。
その通りだと答え、そのあとで『お前を助けられないのようなら、俺は仕事を辞めるよ。』といいました。
自分の家族を助けることができないようなら、他人を助けることは難しいだろうと思います。
とにかく考えさせられた一週間でした。
昨日、朝食を食べているときに、妻が急にケイレンを起こしました。
パンの小さいのを3個食べた後に、もう少しということで、俺が台所のほうに向いたとたん、強直性のケイレンを起こしました。
俺はびっくりして、椅子から降ろし、気道を確保した後、生涯2回目の119番通報をしました。
QQ車が到着するまでの長いこと。長いこと。
一般の住民はまだ長く感じるのでしょう。
俺は何事も経験だと思っていますが、こういう経験は1回でいいと思います。
それでも、駆けつけてくれた後輩たちが、Drヘリを要請してくれて、俺は自分の車でランデブーポイントのグラウンドまで向かいました。
ランデブーポイントに着いたとき、QQ隊から『意識が戻りました。』と聞いたときにホッとすると同時にこれまで以上に麻痺などの障害が出ていないか心配しましたが、変わりがないようで、もう1回ホッとしました。
意識が戻ったということで、Drヘリは『Jターン』ということで地元の病院にヘリで運ばれました。
最初発症したときもDrヘリを要請してくれたのですが、要請が重複しているということで、乗れなかったのですが、今回は短い時間でもヘリ初搭乗でした。
こんな経験はできるならしないほうがいいと思いますが、俺は仕事柄、いい経験をさせてもらったと思うようにしています。
妻がこれまでの努力が無にならなかったことに感謝した1日でした。
早朝までは警報などは発令されていなかったのですが、家に帰った頃に『大雨・洪水警報』と同時に『土砂災害警報』も発令されました。
先週の台風では、台風なのかなと思うくらい風も吹かず、雨もなく、霧島市の小学校での『着衣泳』に行きましたが、午後になり、台風から熱帯低気圧に変わった後に土砂降りになりました。
今年の梅雨は雨が少なかったので、ものすごく降っているように感じるのですが、例年もこのくらいの雨は降っています。
でも、今回の雨の時間雨量は多く感じ、ゲリラ豪雨のときのように限られた地域に短い時間に大量の雨を降らせているように思います。
庭に降った雨が排水溝の排水能力を超え、庭中にあふれ出しています。
悲しいことに今回の雨により、広島などで土砂崩れや側溝転落で犠牲者が出ているようです。
崖崩れや増水した川や田んぼを見に行ったりして災害に巻き込まれることがないように気をつけなければと思った1日でした。
今日、今年初めての『着衣泳』の講習会が霧島市の小学校でありました。
台風接近のなかでの講習で、小学2年生の2組ずつが午前中2時限あり、午後から3年生と4年生の指導が2時限ありました。
3年生と4年生は100人以上の児童数で、その子供たちが一緒に行動するということは、怖いものもありますが、どうにかうまくいったのではと思います。
子供たちの死亡原因のなかで一番多い不慮の事故のなかで、防げる事故は水難事故ではないかと考えています。
今回の着衣泳講習は時間(1時限が45分)が短くて、俺たちが伝えたいことが全て伝えることはできず、俺たち指導者も子供たちも不完全燃焼ではなかったかと思います。
残念なことですが、まだまだ予防QQ の考え方が浸透していないと思います。
水難事故の場合、119を受けてから救助隊が出動しても悲しい結末しか生まないということをいままで十分あじわいました。
それだったら、水難事故に遭遇したこどもたちが自分を自分で助ける、友達も助けられるということを教えることが重要だとあらためて思った日でした。