追想と希望と夢

2009年12月23日 16時20分00秒 | B地点 おむ

 

 

2009年12月23日。

この日の午後、シンジ君は飼い猫となったのだった。


※参照、「超」メリー・クリスマス 

  そして、その日の夕方 ―― 。

「ねえ、おかか先生」
 

「シンジ君のこと聞きましたか」

  「うむ。さっき聞いたよ」
  「よかったなあ。……そうだ、写真も見たぞ」
  「ほら、これが、今日のシンジ君の晴れ姿だそうだ」

撮影日 08月13日
「四ヶ月ほど前は、こんなだったのにな……」
  「どっこいしょっと」
  「……色々なことがありましたねえ」

撮影日 08月14日
「こんなことも」

撮影日 10月20日
「あんなことも……」
  「どっこいしょっと」
  「……そうさなあ。色々あったなあ」

撮影日 08月12日
「こんなことや」

撮影日 08月13日
「あんなことが……」
 

「……」

  「よかったですねえ」
  「うむ」
  「よかったなあ……!」
  おむさんとおかか先生の胸は、様々な思いで一杯だった。
  そんな、冬の日の黄昏であった ―― 。
 
 
 
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


「超」メリー・クリスマス

2009年12月23日 12時57分00秒 | B地点 その他

 

 


撮影日 08月10日

もう一度、シンジ君の話をしよう

奇蹟の話を

現代のシンデレラ・ストーリーを

撮影日 同上
シンジ君の姿が初めて確認されたのは、08月10日だった

撮影日 同上

撮影日 08月12日
シンジ君は、おむさんおかか先生のテリトリーに、幸運にも、迎え入れられた

撮影日 同上
こんなことも、時々あったけれど

撮影日 08月13日
シンジ君は、おかか先生の信頼を勝ち得た

撮影日 08月14日
おむさんも、シンジ君の味方となった

撮影日 08月18日
だがシンジ君は、この頃から既に、猫風邪に罹患していた

撮影日 09月04日
09月初めの時点では、被毛も酷い状態のままだった

撮影日 同上

撮影日 同上
それでもシンジ君は、強く生きていた

撮影日 10月14日
09月から10月にかけて、シンジ君は素晴らしい回復を見せた

撮影日 11月15日
みすぼらしかったかつての面影は、もう無い

撮影日 同上

撮影日 同上
だが、猫風邪は慢性化していた

撮影日 12月10日

12月10日、ボランティアさん達による捕獲、即、病院へ搬送 ―― ウイルス検査の結果は、残念ながら、FIV陽性だった


撮影日 同上
引き続き短期保護 ――

撮影日 12月11日
その間、給餌はもちろんだが

撮影日 同上
投薬も行われた

撮影日 同上
当初は、こんなこともあったけれど

撮影日 12月16日
シンジ君には、新しい環境に適応する力があった

撮影日 同上

撮影日 12月18日
風邪が治ってきたので、12月17日から18日にかけて、シンジ君は入院して去勢手術とワクチン接種を受けた

撮影日 同上

撮影日 同上
さすがに疲れたらしいけれど

撮影日 12月20日
術後の経過は良好だった

撮影日 12月22日

撮影日 同上
そして遂に ―― 飼い主さんが決定した

撮影日 12月23日

撮影日 同上
12月23日、この写真が撮影されてから数時間後、シンジ君は飼い主さんの家へと搬送された

撮影日 同上