幸せな暮らし方

もう少し楽しく暮らせるヒント集

基本が大切

2010年12月19日 | マーガレット
FP受験対策講座がもうじき終わります。
講師をしていてよくわかったことは、基本をきっちり掴んでないと応用がきかないということです。

小学校から言われ続けていますが、大人になると自尊心がありますので「わかりません」と言えなくなってしまいます。

生徒さんから「もっと具体的に数字で示して欲しい」などと、要望をいただきますので、どう説明したらわかってもらえるかをしきりに考えました。

たとえば住宅ローンの金利について、元金均等と元利金等がありますが、
「元金均等は元金が一定、元利金等は返済金額が一定。元金均等の方が返済総額は少なくなる。」
と丸覚えすれば、試験問題では難なくパスできますが、これは一体どういう仕組みかはわからないままになってしまいます。

では・・・と例えば2000万円借ります。25年で返します。
毎月いくら返済すればいいのか計算してみましょう。

とやっていくと、そうだったのか!!と理解していただけます。

だから金融機関は元利金等を勧めるのか! まで。



私は独身時代にアイスダンスをしていました。

クラブに入って基礎の基礎から教わります。

リンクに降りる前にスケート靴で歩く練習からです。
右足と左足を90度の角度でペンギンさんのように一歩ずつ歩きます。
細いブレードに自分の体重を上手にバランスよくかけていかないとよろけます。

それから氷の上に降りて、よちよち歩きからスタートです。


スイスイと滑る人たちを横目で見て、われわれはペンギン歩きを延々をします。
ここが辛抱のしどころ。
不思議なことにそのうちにスー、スーと前に勝手に滑り出すのです。


若い人や子どもさんは見様見まねであっという間に滑ることができます。
でも、限界がきます。それ以上上達ができない。
基本ができてないからです。そこから基本を身につけるのは逆にむつかしくなります。


何事も基本が大切と痛感しているところです。

池上彰さんの番組が好評なのは、こういうことだったのか!ガッテンガッテン