山口県防府市~女性税理士です ◆今日の日記◆

あなたの立場になって一生懸命考えます。

◆第40期 中税協セミナー『税理士業務に活かす法的思考の技術』

2015-11-17 11:48:40 | その他
青山学院大学法学部教授 弁護士の木山泰嗣先生をお迎えしての研修を受けてきました。

税理士の法的思考の重要性として、税務調査に「法的思考」が必要になったと言われています。
その理由は、平成23年に国税通則法改正により税務調査の手続きが法定化されたから。その改正を受けて、「税務通達(手続き通達)」が制定されています。
*国税通則法第7章の2(国税の調査)関係通達の制定について (法令解釈通達)

実際には、平成25年より施行された改正国税通則法。これにより「税務調査」の手続きには「法律の目」がはりめぐらされることになりました。
そう、課税庁が行う「思考」に想像をめぐらし、こちらも「法的な思考力」をたくわえて攻防するといったことが求められるようになってきたのです。

研修は具体的に次のような講義から始まりました。
 
【法的思考の基本】
① 規定の位置づけを考える
② 法的三段論法を使う
③ 2つの視点から検討する

税理士も税法に基づいて仕事をしています。「法律の考え方」を少しでも身につけることで、トラブルを未然に防いでいくことができる場面もあるはずです。
日常税務で法的思考力を活用していけるよう、これからもきちんと勉強していかなくては・・と改めて感じたところです。

以下は、木山先生の著書です。
今年の秋に出たばかりの「税務判例が読めるようになる」これが興味のある事件ばかりで面白いです。
第一章 武富士事件
第二章 生保年金二重課税事件
第三章 ホステス源泉徴収事件
第四章 遡及立法事件
第五章 破産管財人源泉徴収事件
第六章 岩瀬事件
第七章 外国税額控除事件
第八章 損害賠償請求権益金算入事件
第九章 売上原価事件
第十章 ストック・オプション事件
第十一章 ストック・オプション加算税事件
第十二章 りんご生産組合事件
第十三章 医学論文事件
第十四章 競馬事件

税務判例が読めるようになる―リーガルマインド基礎講座・実践編
木山 泰嗣
大蔵財務協会


そして、今回の研修の参考書がこちら。

法律に強い税理士になる―リーガルマインド基礎講座
木山 泰嗣
大蔵財務協会



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