新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

支合

2015年11月19日 | 干合・支合・三局
天干地支というものがあるが、天干は目に見えない天の気を表し動くことを本性とする。
また、地支は大地を象徴し静を本性とし、万物を産み育てる役目がある。
天干は父親(社会)を象徴し、地支は母親(家庭)を意味するところがあり、その様な観点では地支は安定した状態が良いともいえる。
十二支には互いに引き合う関係の支合というものがある。
支合すると地支が安定し基本的には人間関係に融和が図れる。
「同盟の様なものかも知れない」…例えば、ロシアと中国とが同盟を結ぶ場合、二つの国では融和が図られるが、日米等の自由主義圏や地球全体から見ると良いかどうかはわからない。
支合もその様なもので、支合を通して新たに生じたエネルギー(五行)がその命式にとって良い働きをすれば吉の面も大くなるが、そのエネルギー(五行)が悪い働きをする場合もある。
その様な観点では命式全体を見る必要がある。
例えば、夫婦等の相性では、互いの地支に支合が何組もある場合は現実的に引き合う縁が深いと判断するが、支合によって新たに生じた五行(エネルギー)が、お互いの命式にとって必要な五行に出るのが望ましい。
その場合は1+1が3にも4にもなる場合がある。夫婦仲も良いし運勢も良くなる相性ともいえる。
しかし、夫婦仲は良いのだが運勢が悪くなり日常生活で苦労が多くなりやすい相性もある。
《私の知り合いのB氏とD子さんは、互いの命式に支合が多い。お互いに男女として強く惹き合うのだが、支合で五行の木に星が多くなる。B氏の命式では木は官星でD子さんの命式では木は食傷となる。B氏はもともと木(官星)に星が多いので、増々仕事に走る様になると思う…D子さんももともと木(食傷)に星が多い…。D子さんは、少々イライラするようになるかも知れない…。》

支合には…(午-未)、巳-申、辰-酉、卯-戌、寅-亥、丑-子がある。
それでは支合にはどの様な意味があるのだろうか…?
・年支と月支の支合…親子の親密さや家業の相続の意味がある。
・月支と日支の支合…自分と配偶者が融和しやすいし、自分と兄弟とも融和しやすい傾向がある。
・日支と時支の支合…配偶者と子供も融和しやすい。
・年支と日支の支合…配偶者と舅姑が上手くいきやすい傾向がある。
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日干が陰干の場合の傷官と偏官の尅。

2015年04月16日 | 干合・支合・三局
日干が陰干の場合、命式中に傷官と偏官とがあるとその天干は必ず干合の関係になります。
干合の場合は、尅を忘れて抱き合うとありますが、現実はどうでしょうか…?
傷官も偏官も凶星なので、この尅は強い尅となる場合が多いのでは…?
傷官と偏官とが干合している場合…内での尅(例:夫との尅)は少ない様に思えるが、外を攻撃する力(尅)は強い様に思える。
当方の流派では干合(結婚)すると子供(あらたなエネルギーが生まれる)と解釈します。そして、子供は半人前なので、そのエネルギーは0.5(△)と表現します。{●=1、△=0.5、▲=1、▲は三局が揃った時}

日干が陰干の傷官と偏官の干合例。

・乙日干で丙(傷官)と辛(偏官)は水(印星)に△なので、尅が中和されやすくなる。
・丁日干で戊(傷官)と癸(偏官)は火(比肩)に△なので、中和が難しい。
・己日干で庚(傷官)と乙(偏官)は金(食傷)に△なので、尅が強くなる。
・辛日干で壬(傷官)と丁(偏官)は木(財星)に△なので、中和しやすくなる。
・癸日干で甲(傷官)と己(偏官)は土(官星)に△なので、尅が強くなる。

干合の一般的な作用は…
干合すると、人との提携・合同・合併など、手を繋ぐサインとなる。
吉星は干合により吉作用が薄れ、凶星は干合により凶作用が薄れる場合もある。

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干合について。

2014年10月26日 | 干合・支合・三局
五行相剋では…
・木が土を尅し、
・火が金を尅し、
・土が水を尅し、
・金が木を尅し、
・水が火を尅します。

また、陽干は男性(兄)で、陰干は女性(妹)を意味しています。

五行:兄-妹
・木:甲-乙
・火:丙-丁
・土:戊-己
・金:庚-辛
・水:壬-癸

相剋関係にある十干同士はある奇妙な関係を結ぶこととなる。
すなわち、尅される十干(兄)は自分を尅す側へ自分の(妹)を嫁がせ尅す側の十干は尅される側の妹を妻としてもらい受けるのである。
(例:豊臣秀吉は妹の朝日姫を徳川家康の継室とした…朝日姫は、兄・秀吉により、徳川家康を懐柔するために強制的に夫と離縁させられ、家康の正室(継室)として徳川家に嫁がされた。)
従って、嫁をもらう側の十干は陽干(男性)であり、嫁ぐ側の十干は陰干(女性)となり、夫婦は陰と陽が融合した関係となり陰陽合して成就する。

・甲(兄)は金尅木と庚から尅されるので、(妹)の乙を庚の嫁として差し出す(庚乙の干合)。
・丙(兄)は水尅火と壬から尅されるので、(妹)の丁を壬の嫁として差し出す(壬丁の干合)。
・戊(兄)は木尅土と甲から尅されるので、(妹)の己を甲の嫁として差し出す(甲己の干合)。
・庚(兄)は火尅金と丙から尅されるので、(妹)の辛を丙の嫁として差し出す(丙辛の干合)。
・壬(兄)は土尅水と戊から尅されるので、(妹)の癸を戊の嫁として差し出す(戊癸の干合)。

上記の5つの干合は互いに尅の関係だが、夫婦の関係(干合)となる。

干合は五行上は尅の関係ですが、夫婦の関係となり、そこには子供が授かることとなる。
夫婦(二人)にとって子供は宝(大切なもの)となる。
高木流の四柱推命では、干合(夫婦)の一体化によって、子供が生ずるという解釈をする。
五行図では、干合によって生じたエネルギーは△で表す。(●のエネルギーは1.△は0.5の強さ)。

(干合)

・甲己の夫婦からは土の子供が生まれる。
・乙庚の夫婦からは金の子供が生まれる。
・丙辛の夫婦からは水の子供が生まれる。
・丁壬の夫婦からは木の子供が生まれる。
・戊癸の夫婦からは火の子供が生まれる。

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土気三合

2013年12月01日 | 干合・支合・三局
「立春・立夏・立秋・立冬」の四立の前の十八日間が「土気・土用」。
この四つの割当を十二支の中にみれば「丑・辰・未・戌」の四支である。
四季は各々30日間ずつ(30×3=90)連続しているのに対し、土気の土用は四季の終わりに18日間ずつ分散して存在する。要するに土気は各季節90日のうち、その終わりの18日間を割譲してもらい、それによって年間で合計72日が土気の分である。

土気にも他の四季同様「三合」の法則があるのか…?
この様な考え方もある。

土気の三合は「午・戌・寅」ということになる。
土は「午」に生じ、「戌」に旺んに、「寅」に死す。三支は全て土なり。

この午・戌・寅の土気三支は火気三合の三支と同じで、重なり合うが、その生・旺・墓の順が違っている。

   
   生 旺 墓
火気…寅・午・戌
土気…午・戌・寅

「火から土」への中枢にある「戌」

「火」は「戌」において死に、
「土」は「戌」において旺んになる。

「火」が衰えて死ぬところに、「土」がもっとも旺んになる。

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世界陸上(金の三局:巳酉丑▲)

2013年08月17日 | 干合・支合・三局


昨日、世界陸上を見ていました。
女子200m決勝。
楽しみにしていましたが、思わぬハプニングが…。
下記は、その時の記事の文章です。

「ア○○○・フ○○○○○がまさかの途中棄権 右太もも裏の筋断裂 女子200メートル」

女子200メートルで本命視されたア○○○・フ○○○○○はまさかの途中棄権。50メートルすぎに脚を痛め、トラックに倒れ込んだ。マネジャーを務める兄に抱えられ、トラックを後にした。

米国陸連は右太もも裏の筋断裂と発表し、400メートル、1600メートル両リレーの出場は絶望的。優勝したフレーザープライスは「彼女は素晴らしい選手。また一緒に戦いたい」と気遣った。(共同)ア○○○・フ○○○○○がまさかの途中棄権 右太もも裏の筋断裂 女子200メートル

彼女の命式は日干:辛酉で、年支と日支に丑と酉があります。
今年の干支は「癸巳」ですが、命式本体の丑・酉と、流年の巳の三支が揃いますと、「巳酉丑」=金局となり、当方の推命の五行図(丸い円の図)では金に▲が出ます。
「金」の象意には骨・筋肉・事故・事件・肺・リンパという意味がありますが、金局することを通して、金の塊ができ、思わぬハプニング(右太もも裏の筋断裂)となりました。
おりしも、昨日の月日の干支は…

月:庚申 劫財 帝旺 劫財
日:甲寅 正財 胎 正財 と、月日で天戦地冲の運気でした。

劫財の時には大きな力を発揮する場合もありますが、金の塊(比劫)が、正財(宝)を奪ってしまう運となってしまいました。
特にアスリートの場合で金局(巳酉丑=▲)する場合には事故や怪我に注意が必要だと思います。

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三局(三合)について

2013年03月01日 | 干合・支合・三局
高木流→安田流では比較的三局(三合)を重要視します。
三局には以下があります。

・木局…十二支に「亥卯未」の3つが並ぶもの(当方の無料自動鑑定では五行の木に▲が書き込まれます。この▲は三局(三合)で新たに生じた五行のエネルギーを表しています。

・火局…十二支に「寅午戌」の3つが揃うと五行の火に▲が書き込まれます。

・金局…十二支に(巳酉丑」の3つが揃うと五行の金に▲が書き込まれます。

・水局…十二支に「申子辰」の3つが揃うと五行の水に▲が書き込まれます。


※ 五行(木火土金水)の中で一番強い五行は金です。金には剣という意味があり、金属や金属で出来たものにも縁があります。ですから、もともと五行に金が多い命式の場合で、四柱本体や大運に酉や丑がある方は、今年の流年が巳ですので、「巳酉丑」と金局(金の▲)が出ます。この様な年は、事故や怪我や手術等には十分に注意して下さい。

・十二支の「巳酉丑」の3つが揃うと、自分のまわりに金属(刃物)の様なエネルギーが多くなるような気がします。

・日干が辛の人で巳酉丑の3つが揃ったり、日干が土で、金の傷官や巳酉丑の三支が揃う時も注意が必要かも知れませんね…。特に傷官と官が尅し合う時期は注意が必要です。


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三局(三合)

2012年06月29日 | 干合・支合・三局
■ 三局(三合)について

三局(三合)とは、十二支のうちの3つが手を繋いで「局」となり、そこに新しい五行を生み出すものです。それは、十二運の「長生」・「帝旺」・「墓」にあたる十二支(地支)の組み合わせになっていて、3つの地支(十二支)が結合することにより、帝旺にあたる地支(十二支)の五行に化するものです。
三支全部が揃うと「完全三局」、三支揃わなくても、二支だけでも揃うと「不完全三局」になります。

(等流派では、五行図の中で、完全三局は▲、不完全三局は△で表しています。▲は星一つ分、そして三角は星半分の力を持っていると判断します)

(三局の種類)

・亥--卯--未 →(木局)…発明・発見、優しさ・情

・寅--午--戌 →(火局)…文化・文明・炎上。日干が火(丙・丁)の場合は炎上格、火に縁がある。

・巳--酉--丑 →(金局)…改革・義

・申--子--辰 →(水局)…色情・智。日干が水(壬・癸)の場合は潤下格、水に縁がある。

※ 男女のカップル等で相性や縁を観る場合、特に日支を絡みながら男性と女性の十二支で三局する場合は縁が有ると判断します。

(例)男性の日支と月支に申や辰があり、女性の日支に子が有る場合等…男性と女性の十二支で申子辰「水局」するので、引き合う縁が強い関係の一つとなります。この場合、水局して水が強くなりますが、この水が互いの五行にとって必要な五行の場合は、縁もあるし、相性も良いと判断します。勿論、本当の相性の善し悪しは命式全体や行運との関係を観て判断しますが…。

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干合・支合・三局

2012年06月28日 | 干合・支合・三局
■ 干合とは、十干の陽干と陰干とが五行の尅の関係持ちながら、陰陽の配偶を得て合し、新たな五行に化することをいいます(新たな五行を生じることです。)

干合する場合、陽干から陰干を見ると正財(妻)となり、陰干から陽干を見ると正官(夫)となります。つまり干合とは夫婦の関係の様なものです。
また、夫婦として愛し合えば子供が生まれます。この子供が干合によって生じた新たな五行の様なものです。

(干合には以下の五種類があります)

(男)(女)  (子)

・甲 -- 己----(土)に化す。(中正の合:誠実)

・丙 -- 辛----(水)に化す。(威制の合:威に走り冷酷)

・戊 -- 癸----(火)に化す。(無情の合:理性・無常)

・庚 -- 乙----(金)に化す。(仁義の合:仁義・勇敢)

・壬 -- 丁----(木)に化す。(淫逸の合:色情)

例えば、甲君と己さんとの関係で説明しますと…
甲から己を見ると正財(妻)に見え、己から甲を見ると正官(夫に)になります。
この干合は夫婦の関係なので、あらたに、子供(土)が生れる。という様な考え方です。
(これは、当方の流派の考え方です)。当方の命式表(五行図)では、干合によって新たに生じた五行星を△で表現しています。

干合して化した五行の陰陽は日干の陰陽により決まります。
日干が陽干の場合は陰となり、陰干の場合は陽となります。

変通星が凶星で、それが干合すれば、凶意が軽減され、変通星が吉星なら、その吉意が軽減される傾向があります。

命式中に干合が多い男性は、社交性に富みやすくなる(干合は手を繋ぐ意味)。
女性の場合は、命式によっては男女問題に注意。


■ 支合とは、十二支のうち2つが組み合わさって他の五行に化する。

・子--丑 -----土(仲の良い夫婦)

・亥--寅 -----木(現実レベルで合う)

・戌--卯 -----火(より確実的に)

・酉--辰 -----金(心を許すと親密に)

・申--巳 -----水(惹きあうのに時間がかかる)

・未--午 -----土(燃え上がる・変動・結合・離別)

支合は二つの十二支が手を結び縛りあう傾向がある。
年支と月支が支合すると親との縁が良く、年柱と日柱が支合すると男性なら、嫁姑の関係が良い暗示。日支と時支が支合すると子供との仲が良い暗示。

当流派では、支合によって生じた五行を△で示しています。

※ 三局(三合)は次回に記入します。

新栄堂

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