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イタリアの漁村 猫と漁師

2013-01-05 12:16:39 | 日記
新年あけましておめでとうございます。

今年は去年とちがい、12月30日から1月2日までは仕事をお休みできたので、
少しのんびりして朝からテレビをみていた。

すごいね、朝から1時間、ずっと猫ばかり映している番組があるのね…。

私のような猫好きにとっては、半分野生で半分人間になついている猫は
この上なくいとおしい。

家で飼っている猫にも野生を感じることは多いのだが、やはり野山を自由に
駆け回っている猫は魅力的だ。

テレビでは終始イタリアの漁村を映していた。
私が生まれた能登半島の羽咋という町は、漁村であり、目の前が海、
後ろが山という感じだったので、このイタリアの田舎町は故郷の夏の風景を
思い起こすところがあり、どことなく親近感がある。

いまでも田舎にいる両親からは、冬になると干しカレイが送られてくる。
家の軒下に体よく並べられた魚のミイラの群れは、それこそ野良猫にとっては
格好の獲物であり、母が野良猫どもと格闘している姿が目に浮かぶが、
そんな苦労などつゆしらず、ちょっと量が多すぎて食べきれず、
ずっと冷凍庫でねむりっ放しのことも多い。
でも時折、むしょうに食べたくなるんだよねぇ…。

ままよ、そんな話はどうでもよい。

イタリアの漁村で漁を終えた漁師たちが、タバコをくゆらせ、よってくる猫たちを
なでながら、談笑している姿は、みていて心が和む。

猫たちにどんな縄張り意識があるのかはよくわからない(たぶんすごくいい加減な
もののような気がする)けど、そいつらも時折、喧嘩をしてうなり声をだしているのは
どこの国でも、江ノ島でも、ここ鎌倉でも同じだ。

そういう猫のうなり声にビビるうちの猫。


ココはテレビが大好き、特に動物番組が大好きでいつも食い入るようにみている。

鳴き声(うなり声)につられたか、ポピーもテレビ観戦に参加。


猫は自由で気ままなところがいい。
ただし、近所でかわれている犬のように、時折、猫と散歩をしてみたいと
思うことがあり、ダリアが小さい頃、近くの公園までカゴに入れて、首輪も
つけて連れて行ったのだが、一向にカゴから出ようとしないのであきらめた。

だから、時折、飼い猫なのか、人になついた野良猫なのか、
尻尾をピンと立てて「ご主人様」について歩く光景を見るとまるで奇跡を
目撃したような気持ちになり、いつも「いいなあ…」と指をくわえてみている。

こうしてブログを書いている今、ダリアはピアノの上で寝ている。
起こしては気の毒なので、そのままにしているが、おかげで私のピアノの技術は
一向に上達しない。



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