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翻訳のこと、会社のこと、生活のこと、音楽のこと、読書のこと

通勤電車

2010-07-31 12:23:15 | 日記
仕事上、しょっちゅう都内に出かける。

「鎌倉からきました。」というと

「そんな遠いところからわざわざ…。」と

お客様からお礼をいってもらうことも多いのだが、
北鎌倉から品川まで45分もかからないし、しかも1本なので
自分には遠いという意識はまるでない。実際10年近く同じ職場に
通っていたしね。

埼玉や茨城から通勤している人も大勢いるわけで、
実は、中央線で品川まで通っていた時の方が不便だった気がする。
時間もかかるし、超込みだし、乗換えが非常に中途半端で
本を読むことすらできない。

サラリーマンの頃は通勤電車が貴重な読書タイムだった。
仕事の勉強もよくしたし、1年間で分厚い音楽理論の本を
2冊ほどマスターしたこともあるし、英会話のテキスト
(i-Podでリスニングをしながら)もマスターしたし、
ポルトガル語もマスターしたし、それにもあきたらず、
電車でたったままの姿勢で作曲までしていた。

まあ、自分の場合、電車の中のアイデアはあんまりたいしたものでない
のでやめてしまったが、それでも先日数えてみたらなんと50曲近く作っていたことになる。

まあ、同じ職場に10年近く通っていれば、そのくらいにはなるか…。

その頃になると、電車の進行方向に対し、どういう角度でどの辺に
たつのが、ペンを動かしやすいかまで熟知していた。


今はそういうことにあてる時間をなんとかねん出しようと
工夫はしているが、どうしてもダラダラしてしまうことが多い。
反面電車の中は半強制的に勉強時間となっていたので、
ものごとを続けるということが楽だった気がする。

時折、そういう時が懐かしくなる。

電車のもう一つよいところは、世の中の動き(様子)がよくわかることである。

4月頃は山の手線などは超込みである。フレッシュな新入社員が
多くいる。そういう状況も5月になると少し落ち着く。各地に配属が決まるからか、
5月病なのかよくわからんが、そういうことを推測するのも楽しい。

希望に胸をふくらませ、社会人となり、
研修を終えた新人どおしが互いの理想を語りあう。

「新聞は読まなくちゃダメだよ。私は毎日くまなく読んでるよ。」

(そんなもの自分が関心のあるところを飛ばし読みすればいいよ。
見出しだけでも十分さ。だいたい日経新聞をくまなく読むってことは
新書を1冊読むのと同じ文字量だぞ、続くわけがない…。だいたい新聞
読んでいる奴は重役出勤で仕事もろくにないようなお偉いさんばかりだぞ。
そのうち、あんたも口をつぐむか、せいぜいスポーツ新聞に乗換えること
になるだろうよ。)

などと、そういう新人たちの会話にいちいち無言の突っ込みをいれる
自分がやましく、悲しい。

まあ、そういう自分に気付いただけでもよしとするか…。


自宅を仕事場にしていると、とにかく気持ちを切り替えることが難しい。
だから、テレビやラジオ、読書などの誘惑からのがれるために、
禁則事項は依然よりも増えてしまっている気がする。
ただし、生活がよりシンプルになることは事実だ。

誰からも強制されないということは、裏を返せば、自分の
やりたいことはなんでもできるということなのだから。

実は自分が本当にやりたいことは何か、これを突き止めることは
すごく難しいことなのだけどね。


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暑さにダレるダリア

2010-07-30 17:43:56 | 日記
本日、翻訳者への支払いをすませ、経理業務をひととおり終えたあと
一段落したので、ブログのテンプレートを変更することにした。

ブログの読者の中にはご老人もいるようで、文字が小さい上にバックが
黒いので読みにくいというご指摘をうけたので変えることにした。

会社らしくないけど、こういうのもいいでしょ?
(ちなみに楽器を弾いている人(なぜか3人)は誰でしょう?
高木ブーさんがモデルでしょうか…?


ところで、今朝まで降り続いていた雨、正午をすぎると俄然晴れてきた。

先日干しておいた洗濯物が一夜にして水浸しになってしまったので、
チャンス! とばかりに洗濯をする。

見渡すと近所の人たちも一斉に物干し作業スタート。
みな考えることは一緒だ。

考えてみると28日は、
「ああ、暑い!」
と愚痴をこぼしながら、新宿を歩きまわっていたので、
雨が降っていたのは昨日(29日)の話だったのね。

1日だけだったな、涼しかったのは。

こうなるとまた猫どもがダレ出す…。
こんな具合に。



さて、いごこちのいい場所はないかにゃー



ここにしようにゃー



ねちゃったにゃー


実はこいつ(ダリア)の下にネット用の無線ポートがささっているので
ネットの作業ができない。
したがってこの記事をアップロードできない、というジレンマに陥って
いる。

しかも時折、マウスをさわる私の手がうざったいらしく、
手をマウスに伸ばすと「シャー!」とひっかかれる。

時にお客さんからの電話がなると、会話に嫉妬してか、ニャーニャーと
鳴きだす。(お客さんはみないい人で、笑ってくれてるけど。)

考えてみると半年以上にわたってこうやって仕事をしてきた。

もちろん、仕事が込み入っている時は、部屋から締めだすか、さし障りの
ないところに移動させるのだが、それが簡単ではない。

だって、噛みつくし、ひっかくんだもん!

しかも痛いんだ、これが。

こういう時に限ってクーラーが壊れているからたまらない。
そしてそれでもダリアはベッタリくっついてくる。
あー、暑い。クーラーが到着するのは8月3日だ。

それまでは手を傷だらけにしながら耐えしのぐしかない。



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ああはなりたくねぇ

2010-07-29 18:10:38 | 日記
人を自分の好き嫌いで判断するな、
とは企業人として私は耳にタコができるほどきいた言葉だ。

私が社会人になってもう20年近くになるが、
今思うと「そうでなかった」会社は一社たりともない。

一番最初に勤めた会社は、今となっては大きな会社になってしまった。
確かにそこの社長は器のでかい人だったし、新人の時からすごく
かわいがっていただいたので、そういうことに気付かなかった(気付けなかった)。
ただし、上司がいかーん!!
私はその上司(女性)に徹底的にいたぶられ、部下(なんと入社1年目で部下がいた)
からはよそ者扱いされて、大変だった。
ノイローゼになりそうになったのでやめてしまった。

結局、そんな風にして、独立するまでは、小さい会社は好き嫌いで人を
判断するものだ、と思っていた。

ある会社などは、それが露骨すぎて、本人たちだけがそれに気がついていないばかりか、
嫌いな奴の話は聞く耳などもたず、全部間違いのレッテルを貼るような、そんなのが
みえみえな、本当に愚かしい人たちもいた。

実は今、あんまり嫌いな人っていないんだよね~。

まあ、普段ほとんど一人でやってるし、嫌いな人とは会わないように
しているだけのことなので、別に自分が善人なわけでも器が大きいわけでも
なんでもないけど…。


猫にとっても好き嫌いはあるようだ。もちろん個体差はあるし、
誰に対してもオープン・ハートな奴もいれば、気難しく機嫌の悪い時など
手がつけられない奴もいる。

でもね、たとえ嫌いな奴がいても、ちゃんとお気に入りの場所は共有しているし、
ましてや、家から追い出したり、傷つけあうような喧嘩をすることは
絶対ない。

そういうの見てると本当に人間は高等生物なのだろうか、と思ってしまう。

人間は笑ったり、泣いたり、感情を言葉や、態度で表現したり、本当に豊かな
心をもっていると思う。
でも人間の一番、動物より優れているところは、物事を抽象化し、客観視できる
ところだと思うのだ。
自分の価値観がすべてではないことを理解できるのは人間だけだ。
それなのに己の価値観(しかもあまりに感情的な)にしばられ、いつの間にか
それこそが絶対だと思っている人が多すぎる。

そういう奴はどんな勉強をしても、何年やっても、どんな努力をしても
目の前すら見えない愚かな人だ。

そういう自分も「ああはなりたくないねぇ」なんて思われているかもしれない。
でも、自分に部下ができたら、いってやろうと思っている。

「俺みたいには、なるなよ」って。

ちょっとはましだろ…。

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営業戦略

2010-07-26 17:33:00 | 日記
連日暑い日が続く。私が働く翻訳業界は7~8月は低迷期といわれる。
サラリーマンだった時もやはりお盆の前後は仕事が少なかったと思う。
独立して、初めて迎える夏なので正直なんとも言えないのだが、
それでも「やること」は山ほどある。

お客さんのデータベースや、翻訳データベースをつくったり、
傾向と対策を練ったり、そしてなによりも営業活動をやらねばなるまい。

というわけで、ふっと新しい戦略が浮かんだ。
思い立ったが吉日で、さっそくお客さんに電話をしてみた。

本当に思い立ってから、わずか10分後には営業電話をかけているという
我ながら、本当に営業畑というか、それとも単なる拙速というべきか、
とりあえず、連絡をして担当者に取り次いでもらった。
そしたら、なんと企画書を書く羽目になってしまった。
なにしろ、思いついて10分なので、な~んにも準備していません(笑)

なんとかここ数日のうちに完成させなきゃ…。

うちのような小さい会社は、かかる経費がいともたやすく把握できるがその分、
ちょっと都内に出るだけでもびっくりするくらい費用がかかることが露骨なので
足がすくんでしまう。それでも大きな取引だとペイできるからという理由で
今までズルズルと大手企業ばかりに営業していた。

やはり地域密着型で行こう。
(実は前からわかっていたことだけど、自分のプライドがじゃまをしていたと思う。)

別に大きなお客さんじゃなくてもいいじゃないか…。
そしてその方が自分の夢に近いと思う。

何事も小さな一歩からだと思うし、歩いていけるところにあるわけだから、
電車賃はかからない上に失敗してもリスクが低い(笑)

そう思うと俄然やる気が出てきた。

企画の際に市場調査とか仰々しいデータをよく持ち出してくる人がいるけど、
長い間営業マンとして生きてきた自分の実感としては、そんなもんいらん!
あんなにいい加減なものはないと思っている。

数件のお客さんに直接電話をして、話ができれば大よその市場の状況は推測できるし、
そちらの方が断然、実質的な戦略が立てやすいのだ。
新聞や、ニュースや雑誌には有効なマーケティング情報はない。
大手の広告代理店ほど、そういう手法を用いたがるものだ。そして小さな企画屋たちは
そのまねごとをする。そして経営者がろくに頭も使わないような形骸化した会社にかぎって
そういったものを重宝する。

私は明日がどうなるかもわからない弱小企業の人間だけど、
少なくとも毎日額に汗をして考え、汗水を流して営業に奔走している。
そして、そういう生活が気に入っている。

これじゃ出世は程遠い。



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テレビ

2010-07-25 16:02:55 | 日記
サラリーマン時代は帰宅が遅かったので、帰るとニュース番組をよく見た。
ビールを片手にテレビを見るのが、ストレスの解消になったので、自然とそうしていた。

最近、テレビでニュース番組を見ることはほとんどなくなってしまった。

それでもあまり困ることがない、というか同世代と友達とたまにあって、
話をすると、現在の政治のこと、法律のこと、いろいろな時事について質問
されるくらいで、これでも一応、情報通ということになっている(笑)。
私が情報通とは、自分でも笑ってしまうが、これが世間の実態だ。
一般のサラリーマンは本当に信じられないくらい、社会のことに興味が
ないらしい。

そんな話はどうでもよいのだが、私といえば、仕事=パソコンに向かうことなので、
いつもネットで主要なニュースは見ている。そしてなるべくなら、ニュースに関する
複数の人の見解も確認するようにしている。Googleで検索すれば一発だもんね。
これはようやくインターネットの使い方に慣れてきたということで、
決して自慢できる話ではない。

モバイル世代の人たちはすごいと思う。電車の中で、ネットをやるのも、
メールやるのも当たり前で、ものの数秒で自分たちが必要な情報を引き出している。
自分もなるべく、そういうものに興味をもって、新しい世代のトレンドとかを
知りたいと思うのだが、なかなか追いつけない…。

それでも、土曜日と日曜日の朝のニュースの特集番組はよく見る。

ある日街頭でインタビューされて、

「菅総理の国会発言についてどう思われますか?」

とか聞かれた時に、自分の見解を述べられないようじゃ、ちょっと
はずかしい気がするしね…。



それにも関わらず、家の飼い猫どもはこんな状態である。


こんな感じ



あるいは、こんな感じ



ほれ、もう一丁

まあ、ビジュアルがそれほど重要な場面ではないからまあいいか…。



ところで、テレビをあまり見なくなって気がついたのだが、
テレビは、リソースをかなり選択している。
報道されるべきことが、全く報道されないし、
どうでもよいことが大きく報道されている。
結局、その選択基準は「視聴率」である。
決して、国のためでも、社会のためでもない。

ひどい番組になると、まるで週刊誌やスポーツ新聞のレベルである。
中には割り切ってやっているものもあるが、テレビの本質がエンター
テインメントであることを、たくみに覆い隠して言いたい放題やってる…。

すでに亡くなった方だが、筑紫哲也さんは、インターネットのことを

「便所の落書き」

といった。それは情報を発信する側の良心についていわれたことだろう。

批判を覚悟での発言か、軽いノリで発言したのかは知らないが、
あまりにテレビ側にかたよりすぎていると思う。その場で反論して、
アホな議論をやめさせる奴がいないことを知っててやってるだけじゃないか。

確かに、インターネットの情報はいわゆるピンキリで、無記名の無責任な
記事も多いことは事実である。

でも、そんなの読まなきゃいいし、変なコメントがきたところで無視すれば
いいだけのことだ。

テレビがなくなることはないと思うが、若者のテレビ離れはすごい速度で
進行していると思う。

芸能界の大御所にしても、スポーツ界のご意見番にしてもテレビで活躍している人が
思いっきり「とんがった」発言をするのは、昔から全然変わりはないのだが、
無視されるのがこわくて、いきがっているだけのようにも思える。

あんなの真似しちゃだめだぞ。


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