週末のお仕事は、楠木正成を祀る湊川神社での5年に一度の武者行列のお着付でした。
鎌倉幕府滅亡の翌年、建武の中興(1334年)に功績を残した楠公さんが、
隠岐に流されていた後醍醐天皇を神戸の地でお迎えし、京都まで先導する様子を
称えて行われてきた行列です。今回は2度目のお着付けです。
中世の頃の装束ですし、普段には、中々、出会えない直垂(ひたたれ) 狩衣(かりぎぬ)などの
お着付けなので、勉強になりますし、楽しいのです
5年前を思い出しながら、事前レクチャーを受け、装束の文献なども確認しながら、
当日は朝7時からワイワイと、でも、大勢の方々に着付けるので、めっちゃ忙しい
生徒さん達にも手伝っていただき、私達の着付け師グループは総勢18名。
今回は、直垂・狩衣に加え、騎馬女房も着付けさせて頂きました。
朝10時に湊川神社を出発して、宇治川商店街→大倉山公園前→湊川公園→新開地商店街
→ハーバーランド→ホテルオークラ前→大丸百貨店前→元町商店街→湊川神社に帰還の
総勢600名ほどの行列です。
楠木正成には、兵庫県知事や地方行政の長が扮し、
息子の正行、正成の弟の正季(まさすえ)には芸能人などが扮します。
前回はあおい輝彦さんでした。その前は赤井英和さんだったそうです。
今回の正季は、元阪神タイガース・野球解説者の下柳 剛さんでした。
甲冑姿が良くお似合いで素敵でしたよ~
また5年後にも、着付けのご依頼を頂けたら嬉しいな~(^▽^)/