茶山守廣・隠岐三味線ブログ

名残尽きぬに 銅鑼が鳴る今宵

西郷港は 小雨も降らぬに 袖しぼる

        (隠岐民謡・しげさ節)

隠岐の海 勝ち越し!

2009年11月30日 | 気まぐれ日記
大相撲1年納めの場所とも云われる九州場所で、隠岐島民の期待の星でもある隠岐の海が見事に勝ち越しを決め、来年の初場所に期待をつなぎました。
今場所は自己最高位の西十両五枚目という難しい位置での勝ち越しに隠岐の島は沸き返っています。

初日から4連敗という苦しい場所でした・・・

○ ○ ○ ○ ● ● ○ ○ ● ● ● ● ○ ● ● 

中日八日目の時点で2勝6敗となったときには、正直に申してあぁ~今場所はダメかな?との思いでありましたが、残り7日間を6勝1敗で乗り切って見事に勝ち越しを決めた。
西十両五枚目という位置での取り組みは、幕内経験者も多く大変であったと思う。
この調子で来年の初場所にでも勝ち越せば、待望の幕内昇進も夢では無く現実のものとなった。

隠岐島民そして島根県人の期待を一身に集め・・・頑張れ!隠岐の海!!

大満寺山

2009年11月29日 | 気まぐれ日記
隠岐の最高峰「大満寺山(だいまんじさん)」ですが、海抜は607メートルであり8合目あたりにある大満寺は古くから信仰の対象となっております。
現在でも登山やキャンプに広く利用され、この一帯は野生動植物の宝庫で貴重な動植物が多く生息している。
この豊かな自然を保護し適正な利用を図るため、昭和38年に大山隠岐国立公園に指定されました。
頂上への登山道は深い森や湿潤な谷川沿いにあって変化に富んだコースでもあり、それぞれの環境に適応した動植物を観察することができる。
私も最近は登ったことはありませんが、過去には2~3回登った経験がある。

隠岐の最高峰となれば隠岐民謡の歌詞にもよく唄われている。
♪大山(だいせん)お山から 隠岐の国みれば 島が四島に大満寺 (どっさり節)

♪ハアー隠岐の名所は数々ござるヨー・・・・・七つ那久では壇鏡滝 八つ山では大満寺 (隠岐相撲取り節)

♪ホンニよいとこわしらが隠岐は 今朝も晴れます大満寺 ソレ大満寺 今朝も晴れます大満寺 (隠岐おじゃれ節)

津軽の人々が岩木山を崇拝するように、この大満寺山は隠岐のシンボルでもあります。

民謡番組

2009年11月27日 | 気まぐれ日記
以前にCRT(栃木放送)ラジオの民謡番組「古田佳子の和楽囃子が聴こえる」を紹介しました。
毎週土曜日にパソコンから聴けます(ポッドキャスト)ので、皆さんも聴いてみられたらどうでしょうか?

毎週土曜日には・・・古田佳子の和楽囃子が聴こえる!皆さんこんばんは、民謡歌手の古田佳子です!音楽クリエイターの佐藤敏幸です!
そしてBGMは・・・♪ハーァァーァーァェー 一目見せたや 故郷の親に 和楽踊りの アレサヨー晴れ姿
栃木県を代表する民謡でもある「日光和楽踊り」で始まります。
今ではテレビ・ラジオを問わず次々と民謡番組が姿を消すなかで、まだ歴史は浅いもののこの民謡番組は大いに期待が持てます。

私も最近になってから栃木在住の友人から、この番組のことを伺い毎週聴いていますが、番組内で“リスナーの皆さんからのお便りをお待ちしております”とのことでしたのでパソコンから送信したところ、なんと!これが採用となって11月21日の放送分で紹介されました。
このようなことがあると番組自体がより身近に感じられます。
思うにこのような映像の無いラジオ番組では、制作サイドから一方的に発信するばかりでは無くて、リスナーと一体となった番組を作り上げることができたらより楽しく身近な番組となるであろう。

これに気を良くして?(笑)折をみてまた番組宛てにお便りを差し上げたいと思っています。

民謡道場 「おけさ」

2009年11月25日 | 気まぐれ日記
「しげさ節コンクール東京大会」前夜は主催者側のご好意により、ホテル近くの店に夕食会のご招待を受けました。
その夜は“明日はいよいよ本番だ!”との緊張感からなのか?どうか分からないが、ベッドに入っても少し寝ては目が覚めるといった繰り返しであった。

そして大会当日は何とか無事に役目を果たし終了となったので、今夜は久しぶりに兄ちゃんこと宇野征彦師(隠岐の歌姫・国村千鳥さんの兄)が経営する店でもある民謡道場「おけさ」に行こうということになり、仲間7人で出掛けた。
以前に行ったことはあるがその時は車に便乗させて貰ったので地理がよく分からない、話を聞いた弟の宇野睦弘師が気をきかせて地図を書いてくれた。
先ずは最寄駅の池袋から山手線で品川駅に、そこで京急線に乗り換えて写真の雑色駅(ぞうしきえき)で下車した。
さてここからが問題だ、地図を頼りに商店街を抜けそしてJR線を抜けたものの行けども行けども店の看板が見当たらないのだ、辺りはネオンが無くなり段々と暗くなる(笑)仲間の一人が“どうしてこんな辺鄙なところに店を出すのか?もっと分かり易いところに出せば良いのに(笑))))”などと冗談交じりに無茶を言う。
最後の手段とばかりに私が兄ちゃんに電話をしながら歩いていると・・・ありました!目の前に「おけさ」の看板が!やっとの思いで無事に到着しました。

一行はトントンと階段を昇り二階へ、行ってみたら今日の大会の優勝者でもある金子友紀さんとその一行が既に到着しており我々一行も合流した。
その後、ばら田芳三郎先生や近くに住む弟の睦ちゃん(宇野睦弘)夫妻も合流し賑やかな宴へと突入した。
宴は次第に盛り上がり最高潮に達したが、どこでどのように間違ったのか?伴奏者が全員唄う羽目になった(汗)例によって?自分が宴の進行役を買って出た以上は私から唄うことに(大汗)仕方なく「しげさ節」を少々、観念したのか?皆が次々と唄ったのだが・・・仲間のなかでも私の唄を初めて聞いたと云う者も、無理もないだろう滅多に唄わないのだから、どうしてだって?上手過ぎて唄の人が目立たなくなるからです(笑))))
一度唄ってしまえばこっちのものだ?以後は「隠岐磯節」「しょうじろう節」もついでに唄った(笑)

それにしても兄ちゃんの店「おけさ」は大したものだ、自らも民謡「おけさ会」を主宰し、この「しげさ節東京大会」で歴代優勝者を何名も輩出しており、その人たちは皆がここでしげさ節を勉強し大会に臨んでいる。
今回の優勝者、金子友紀さんもその一人である。

あっという間に時間は過ぎて午前1時近くとなった、もう電車ではホテルへと帰る手段も無くタクシーで帰ることに・・・
大会も無事終了した安堵感から皆が大いに楽しんだ一夜でありました。

しげさ節コンクール東京大会

2009年11月24日 | 気まぐれ日記
東京大会に行ってきました、年々盛況となる大会の出場者は過去最多であり、それに伴って各人のレベルも上がってきた。
関係者を含め我々一行約20名は午後7時にホテルへと到着するやいなや主催者が招待する夕食会に・・・その席で主催者代表(東京大会実行委員長)でもある小沢千月師より“茶山さん今回は同伴者のおられない出場者の本部付伴奏者をお願いします”とのことで、前もってチェックされたプログラムを受け取りました。
今まで何度となくこの大会に関わってきましたが初めての経験でもある、実行委員長曰く“従来のように自分の出番以外は暇でしょう?”と冗談交じりに言われましたが、当たっているだけに(笑)“はい!わかりました”とばかりに快諾した。

当初渡された名簿では全出場者200名余の内その数10名程度でありましたが、当日の会場で知り合いの会主さん他に“だったら我が会の弟子の○○さんもお願い!”とのことで、結局はその数15~6名に上り出番前の各人の音合わせ等々で結構忙しかったのだが(笑)、結果的には自分の良き勉強のための場を与えて頂いたと感謝しています。
隠岐での催しもの等を含め殆ど地元の人の伴奏を担当する機会が多いのだが今回はそうではない、ましてや初めて伴奏させて頂く方々ばかりでそれも大会の場で、勿論のこと各人の唄はそれぞれに特徴がある、「伴奏者とはいかに各人の良さ(特徴)を素早く察知しそれを最大限に引き出せるかが使命である」と偉そうに申しても(笑)これがなかなか“言うは易し行うは難し”で、これほど難しくて厄介?なものはない。

当然のことながら自分が常に心掛けていることは、技術面では勿論のこと皆さんとの交流を重ねるなかで、一人でも多くの方に隠岐民謡の良さや隠岐の島の良さを知ってもらい隠岐に来て頂く、これが自分に課せられた使命であると思っている。
ぶっちゃけ申せば自費ではなく観光関係の公費で派遣されている者にとっては、決して遊び半分ではなくそれなりの「仕事」をして帰らなければならないのである。
今回が初めての経験でもあった本部付伴奏者の件にしても、そこのところを十分に熟知しておられる実行委員長の心憎いばかりの配慮であると思っております。

ともあれ今回もなんとか自分に課せられた使命を果たすことができたのは、大会出場者の皆さん方をはじめ関係者の皆さんの協力によるもの、ありがとうございました。
次回大会までに各人がそれぞれに技術を磨き、再びお目に掛かれますこと楽しみにしております。

できた!

2009年11月22日 | 気まぐれ日記
アイロン掛け完璧です!(笑)袴の紐・襦袢・汗拭き用の手拭い、これらのアイロン掛けは全て自分でやります。
もう長年の習慣でもありますが、自分でやらないと気が済まないのかも知れない。
“どうせ紋付きの下に着る襦袢をそんなに綺麗にアイロンを掛けなくても”と思われるかも知れませんが、これが私にはどうしても許せないんですよね~(笑)
また袴の紐や手拭いにしてもしかり、いい加減な性格のようですが、こういうところはA型人間かも?

これらをきっちりと自分でやることにはもう一つの訳がある、ほとんど舞台の前日にやるのですが、アイロン掛けをしているうちに“いよいよ明日だ!頑張ろう!”と徐々に気合いが入ってくるのです。
自慢じゃないが?今まで舞台衣装に関しては忘れ物をしたことは皆無に近い、それはどうしてかと言うと・・・足袋→襦袢→下帯→紋付き→下帯→帯→手拭い→袴→草履といったように、着る(身に付ける)順にイメージして準備すると忘れ物をすることはほとんどありません。

今回も支度はバッチリ!それでは行ってきます。

大根畑

2009年11月21日 | 気まぐれ日記
離島に生まれ育った私たちが何処かに出掛けようとする際、イの一番に気に掛けることそれは天候です。
明日は隠岐空港発14:30の伊丹空港経由便で上京予定ですが、今日の隠岐地方は一日中曇り空で明日の予報は雨天とのこと・・・雨でもいいがシケたり極端に霧が立ち込めたりということがないように祈るのみだ。
仮に飛行機便が欠航ともなれば西郷発15:10のフェリーで七類港に向かうことになるだろう。
そのフェリーも欠航となれば?・・・万事休す(笑)東京大会の当日の出発では間に合う方法は無い。
なんとか本土(本州)まで渡れば後はどうにでもなるのだが、これがなかなか色々な面で大変である。

さて昨日の話題の「いぶりがっこ」ですが、その材料は当然のことながら大根である。
写真は我が家の大根畑ですが見事でしょう?(笑)昨日の様子です。
実家の近くで野菜作りをしていると近隣の人たちが何かとアドバイスをしてくれる。
先日は“大根の下葉はある程度取り除いて陽に当てたほうがいいよ”とのアドバイスがあり、写真でもお分かりのように早速実行してみました。

野菜作り2年目ではまだまだ新米の自分ですので、このようなアドバイスは大変に有り難いことでもある。

いぶりがっこ

2009年11月20日 | 気まぐれ日記
11月も早や後半となり寒くなりましたね、写真は秋田県横手市山内地区の「いぶりがっこ」作りの様子で今が最盛期とのことですが、これは大根を収穫後に丁寧に洗ってから直ぐに燻しながら干し、それをヌカ漬けやこうじ漬けにするこの地方特有の伝統的な漬物だそうです。

人間の知恵とは凄いもの、深い雪に閉ざされる冬の秋田で知恵を絞り、工夫を凝らしてつくられ愛されてきたのが漬物であり、いわゆる「がっこ」です。(秋田では漬物のことを「がっこ」と呼ぶそうです)
古くから秋田では漬物づくりは女性の大切な仕事とされ、各家々の自慢の味は姑から嫁へと引き継がれてきた。

この横手市山内地区が発祥の地とされていますがその訳は・・・この地区が秋田県内でも屈指の豪雪地帯であったからだそうです。
ご存知のようにたくあんを作るためには、先ずは大根を天日に干さなければなりません、ところがこの地区は前述のように県内でも屈指の豪雪地帯、雪の中に大根を干すことはできません。
そこで生まれたのが家の中に干す方法であったが、当時は何処の家庭も茅葺屋根の住宅が主流であり囲炉裏の上に干していたら自然と燻製状態になった。
豪雪地帯であるが故に大根を燻製にする知恵が生まれたそうです。

残念ながら私はまだ食べたことはありませんが(笑)スーパーなどの店頭には各種色々な漬物が並んでいますが、皆さんはこの「いぶりがっこ」を見たことがありますか?
私も見かけたら是非ともこの伝統の味を食してみたいと思っています。

町おこし

2009年11月19日 | 気まぐれ日記
隠岐は3町1村からなり其々の自治体がユニークな方針を打ち出し、このご時世に生き残りをかけ必死である。
なかでも海士町は数年前より官民一体となった色々な施策でマスコミ等の脚光を浴びてきたが、この度は負けじと西ノ島町が隠岐を舞台にした演歌制作事業を進め、「隠岐の恋歌」を完成させて昨日(18日)全国発売となった。
これは隠岐をPRする手段の一つとして、曲が耳に残り通信カラオケの動画では、国賀海岸などの絶景を目にやきつけ記憶に残り、ひいては全国的に隠岐を知っていただくことを目的としている。

この歌は作詞:たかたかし、作曲:弦哲也、編曲:南郷達也の3氏が関わり、歌手はレコード会社のテイチクがいま売り出しに力を入れている福岡県出身のかつき奈々さんです。
CDジャケットなどにも隠岐の風景や西ノ島町のイカキャラクターでもある「活イカ活っちゃん」も入っているとか・・・誰もが「隠岐の恋歌」を覚えていただき、発売日からリクエスト可能になる通信カラオケで歌ったり、お店などで動画を流すだけでもPR効果が狙えるものとしている。
また今日は作詞家・作曲家・編曲家・演歌歌手が勢ぞろいして、西ノ島町中央公民館2Fノアホールにて17時15分から、演歌発表会やミニトークショーが開催される。

入場料1800円(CD付き)  問合せ先:西ノ島町観光協会 08514-7-8888


『隠岐の恋歌』 (作詞:たかたかし、作曲:弦哲也、編曲:南郷達也、歌:かつき奈々)

花が咲く春なのに あの人は帰らない たたずむ国賀海岸(くにがはま) 夕陽に泣けてくる

潮の匂いに 顔をうずめて 抱かれたいのよ も一度やさしく 隠岐の恋歌 逢いたい人よ


海鳴り聞くたびに あの人を思い出す 別れた桟橋に 今夜も星が降る

盆の精霊船(シャーラ)を 見送りながら きっと戻ると 涙で誓った 隠岐の恋歌 逢いたい人よ


今日来るか明日来るか あの人を待ちわびる 焼火(たくひ)の御神火(ごしんか)よ この海照らしてよ

月に一声 啼く海どりよ 人の心の あてなさ哀しさ 隠岐の恋歌 逢いたい人よ

全員集合!

2009年11月18日 | 気まぐれ日記
昨日の続きです(笑)この写真は正体不明となった人が?若干名いますので、あまり載せたくなかったです(笑))))
いちいち紹介の必要はありませんよね?言うなればいつものメンバーでありますので・・・しいて言うとすれば茶山外何名かです(笑)更に言えば茶山外その他大勢ですが・・(笑)誰か見てるかな??

どう云う訳か?カラオケは皆がきちんと順番を守って各自2曲づつであった。
えっ!?誰が一番上手いかって?それは絶対に言えません、何故ならば全員が自分が一番上手いと思っている連中ばかりだからです(笑)
それぞれが自分のパーツ(唄・踊り・鳴り物・三味線)にしてもしかり、自分が一番だと思っているのだから始末が悪い(笑)

でも、思うに・・・舞台でここ一番(カレー屋ではありませんよ(笑))の場面を迎えると皆が一つになれる。
皆が“お山の大将”大いに結構だ!ツーと云えば車?(カー)自慢の仲間たちですが、欠点は皆が揃って練習をしたことが無い、出番直前にならないとプログラム(出し物)が決まらないことかな?(笑)
だからどこの会にお邪魔しても、いつもプログラムには「隠岐民謡 唄 踊り」としか書いてない(笑)