茶山守廣・隠岐三味線ブログ

名残尽きぬに 銅鑼が鳴る今宵

西郷港は 小雨も降らぬに 袖しぼる

        (隠岐民謡・しげさ節)

美女に囲まれて・・・

2008年04月30日 | 気まぐれ日記
先日の奈良県明日香村の舞台で一緒だったグリーングリーンのメンバーと写真に納まりました。
(間違っても?美女と野○なんて言わないで下さい)

それぞれが民謡の全国大会で優勝の輝かしい経歴の持ち主で、今や民謡のみならず演歌の世界でも大活躍の成世昌平師の門下生でもあります。
2004年に結成し民謡でハモる新しいスタイルを武器に目下売り出し中です。
彼女達の唄声は繊細な美しさのなかにも雄大な力強さを感じさせるもので、聞く者をして不思議な世界へと誘うような気がします。
2005年5月には・・・~心を揺さぶる希望の唄声~をキャッチフレーズに「ナミダグサ」を発売、翌年12月には満を持してセカンドシングル「サヨナキドリ」を発売した。
今回の舞台ではこの曲のほかに各人が、吉野木挽唄、秋田船方節、下津井節、麦屋節を唄ったが実力も相当なものであった。

写真は右から・・・工藤由紀枝・三浦麻衣・堀辺智寿・扇谷知里の皆さんです。

明日香村の「石舞台」

2008年04月28日 | 気まぐれ日記
明日香村中央公民館にて開催の日本民謡大和愛好会の「第30回記念民謡発表大会」も盛会のうちに幕を閉じました。

今回は成世昌平門下の美女4人組でもある「民謡ユニットグリーングリーン」と私たちがゲストを努めさせて頂きました。
幼少時より民謡に親しみ稽古を重ねてきただけあって、グリーングリーンの個々の実力は大したものだと感じた、メンバーの一人がかってこの会に所属していたとのこと、記念すべき30周年の舞台に仲間と共に華を添えることができて感激もひとしおであろう。

大会終了後にゲスト陣は主催者の方々により明日香村巡りをさせて頂くことになり石舞台古墳(写真)や飛鳥寺ほかを見て回った。
実際に現地に来て見ると驚きの連続である、有名な石舞台にしてもあれだけの巨石をあの時代にどのようにして運び出して組んだのか?現在のクレーンを使ってもそう容易いことではなかろうと思う。
いったい誰の墓であっただろうか?一説によると6世紀後半にこの地で政権を握っていた蘇我馬子の墓ではないかといわれているそうだが・・・

遥か1500年前に思いを馳せるとき限りないロマンを感じます。

大阪の街の名物

2008年04月27日 | 気まぐれ日記
携帯からの投稿です、大阪なんばのビジネスホテルに泊まっています。
夕食まで時間があるので4人で街を散策、土曜日しかも大型連休の初日とあって人通りも凄く多かった。
なかでも黒山の人だかりを発見!近付くと道頓堀の「くいだおれ人形」である。
60年の長きに亘り営業を続けてきた店も今年の7月8日を持って閉店するそうだ。
大阪の街からまた一つ名所(名物)が消えることとなったが、これも致し方ないことだろうか?これも時代の流れということかも知れないが淋しい限りである。

あの人形をどうするのか?最近では色々と話題を呼んでいるが、聞くところによると通天閣を経営している会社が買い取る話もあるそうだ。
通天閣界隈に置いたらそれが一番良いのかも知れない。

出発

2008年04月26日 | 気まぐれ日記
今日の隠岐空港15:05発の便にて出発します。

今回は奈良県内の日本民謡「大和愛好会」の第30回記念民謡発表大会に参加、隠岐からは4名そして現地にて隠岐民謡会奈良支部(北西光城支部長)のグループと合流し賑やかに舞台を努めます。

場所は“日本人の心のふるさと”をキャッチフレーズにした・・・古の歴史を感じさせる村でもある明日香村の中央公民館です。
奈良県には何度となく足を運んでおりますが、明日香村は初めての地でありどんな出逢いがあるのか楽しみです。

今夜は大阪泊まりですが例によって?明日は早めに会場入りする予定です。
それでは行ってきます・・・

仲間入り

2008年04月25日 | 気まぐれ日記
昨夜は妻の店「おき食堂」にて打ち合わせと称する?会合がありました。

正式名称は少々長いですが「島根県市町村職員共済組合年金者連盟 隠岐支部」が今年で40周年を迎えるにあたり、来月西郷で開催する総会のアトラクションの打ち合わせが目的でした?・・・そこは新入りの?私を含め皆が同じ役場のOB、大いに昔話に花が咲き話はどんどん違う方向に?行きましたが。

写真は手前から・・・現在隠岐支部の支部長を努める井上さん、30年以上の付き合いになる民謡仲間の古賀・吉田の両名です。(誰ですか!?クサレ縁などと言うのは?・・・)

初対面

2008年04月23日 | 気まぐれ日記
三味線を届けに行ってきました!隠岐の島町は那久(なぐ)というところです。
自宅を9時半過ぎに出発、車を海岸に沿ってひたすら西へと走らせた、天気も上々鼻歌まじりである。

先方のAさん夫妻は長い間の都会生活を終えて最近ご主人のふるさとに帰り、二人で宅老所を開設しお年寄りの世話をされているとのことである。
“三味線が出来上がって私のところに届きましたよ”と電話をしたら“それではこちらから取りに伺います”とのことでしたが、同じ島内でありながらあまり行く機会も無い先方の地に久しぶりに行ってみたくなり、ドライブがてらに此方からお邪魔しますと伝えた。

当初の予定では自宅から車で40分くらいかかるだろうと思っていたが約30分で目的地に着いた。
距離が離れているわりに所要時間が少ないのは信号が無いからである(笑)自宅近くに一基あるだけであとはノンストップ状態である、先方の地は写真のように海の色はあくまでも蒼く風光明媚な静かな地でもある。
到着するとすぐに二人が出迎えに出てこられた、先方も私もお互いに初対面であったが直ぐに打ち解けることができた、この歳になると逢った瞬間にこの人とは親しくなれそうだとの感が働くような気がすることがある。
互いに団塊の世代では?と思っていたがドンピシャ?昭和22年生まれでご主人とは同級生であった。

今から三味線を始める奥さんは出身は徳島県とのこと、隠岐はどうですか?とたずねると“静かでのんびりとして近隣の皆さんも親切で最高です”との答えが返ってきた。
説明をと思い早速三味線をケースから取り出すと、しげさ節を弾いてみて下さいとのことで弾いたら二人で唄いだした!そうこうするうちにお年寄りの方が一人二人と集まってきて宴会状態に!?・・・
そのうち自分は長い間京都に住んでいて民謡の会に入って唄っていましたというおばあちゃんが現れた?さすが昔取った杵柄!声もでて節回しも確かである。

Aさん夫妻に“入所されている皆さんがこんなに民謡が好きならお近づきの印に今度は仲間達と一緒に慰問に伺いましょうか?”と申し出たら、“本当ですか!?是非ともお願いします!そうなれば入所者だけではなく近所のお年寄りの方も来ていただきます”とのことで交渉成立?となりました。
さっそく来月には予定を立てて慰問に行きたいと思っています。

三味線の独り言

2008年04月22日 | 気まぐれ日記
私の名は三味線と申します!ほんの数日前に生まれたばかりですが、縁あってこの家の主のもとにやってきました。
いつもは合体?していますが、私の身体はこのように三つに変身出来ることをご存知でしたか?
両親から“隠岐の島に行ったら友達もたくさんいて、皆から親切にしてもらえるよ”と言われてきましたが、実のところ内心は不安でいっぱいの状態なんですよ。

聞くところによると私の落ち着く先はこの家の主のもとではなくて、ここから車で約40分くらい離れたところで、今日はそこに連れて行ってもらうようになっていますが、まだ私の扱いに全然慣れていない人のところだそうですので、今日は朝から大変緊張しております。(主の話では隠岐の人は皆が親切にしてくれるよ!とは言われておりますが・・・)
これからは1週間に一度はこの家に遊びに連れてきてもらえるようになっているそうです。

なんでも世間の噂によると?この家の主は私たち三味線を大切に扱ってくれるそうです。
私たちが汗をかいたら身体を丁寧に拭いてくれるし、眠くなったら和紙で出来たズボンを穿かせ、そのうえ全身を包んでケースに入れてくれます。
ケースの中には乾燥剤とかが入っていて年中快適に過ごすことができるそうですよ。
そして極めつけは?私たちの分身でもある糸が疲れ果てて切れたりしたときも決してゴミ箱にポイ!なんてことはしません。(もっとも切れる前に音が悪くなったら交換してくれますが・・・)
これは大会会場の控え室(楽屋)等でよく見かけられる光景です、そのようなことはしない主の言うには“糸も生き物だ!さんざん叩かれはじかれて傷ついたり切れたりしてゴミ箱にポイでは蚕は浮かばれない”とのことです。

私の行く先の主もそんな考え方の人であったらいいなぁ~・・・


退職祝い

2008年04月21日 | 気まぐれ日記
昨夜は二組の親友夫婦が私たちのために退職祝いを開いてくれました。
場所は我が家でしたが勝手知ったる?我が家の台所、各自が材料を持ち寄り皆で賑やかに鍋を囲みました。

いつもながらの気心の知れた仲間でワイワイガヤガヤとやりましたが、皆のエンジンがかかり誰言うとはなしに“次はカラオケだ!”となり、F氏夫婦の別邸に移動してカラオケ大会となった。(写真)

いや~~唄った唄った!いったい何曲唄ったものやら・・・皆がこの歳になるとどういう訳か?ジャンルは演歌のみだ、私は古き良き時代であった昭和30年代を思い出して三橋美智也メロディーを・・・(何曲唄ったかな?)

遠慮なく何でも話し合える親友とは有り難いものだ、面と向っては言った事がないのでこの場を借りて?“ありがとう!これからもよろしくお願いします”

2008年04月20日 | 気まぐれ日記
二日間連続してよく降った雨も今日はあがりました、自分の部屋の模様替えや片づけをしようと思いましたが、草抜きには好都合だろうと思い予定を変更して我が家の庭の草抜きをしました。
写真はものの見事に?再生なった我が家の庭です。

前々から気になっていましたが暇がなくて?(本当は怠けていたのですが)これも退職となりサンデー毎日の効果?であると思いますがどうでしょうか?
草抜き終了後にはそれぞれの庭木の根元に数箇所の穴を掘り、固形と粉末の肥料(油カス)を与えました。
花の少ない時期の夏場に咲く百日紅(さるすべり)の木がありますが、去年は少ししか花を付けなかったので、今年こそは見事に咲いて欲しいものだと思っている。

音緒駒

2008年04月19日 | 気まぐれ日記
根緒駒ってご存知ですか?写真のようにして使用しますが、実は私も聞くも見るも初めてでした。
先日お弟子さんから退職祝いに撥を頂きましたが、そのときに一緒に頂いたものです。

もともとは津軽三味線用に製作されたもののようですが、使ってみたらサワリがより付きやすく音色の面でも良いように感じましたので、今でもこのようにして使っております。
先日紹介したユニークな撥やこの音緒駒は何処で製作しているのか?興味があったのでネットで調べたら、三味線工房「蘭」というところが製作していることが解りました。

そこのHPを覗くと・・・当工房では常に三味線の音色の向上に努め、駒や音緒駒を研究し世界に一つしか無いオリジナルの撥・糸巻き・胴掛け等の製作を行って、皆様の三味線ライフを応援しております・・・と書いてあった。
各商品の写真紹介を見るかぎり確かにここだけのオリジナルだと思いました。
特に駒などは“そこまでやるの?”といったユニークな製品があり、大変面白いので一度覗いて見ては如何ですか?