茶山守廣・隠岐三味線ブログ

名残尽きぬに 銅鑼が鳴る今宵

西郷港は 小雨も降らぬに 袖しぼる

        (隠岐民謡・しげさ節)

民文連機関紙

2009年04月30日 | 気まぐれ日記
民族芸能文化連盟(民文連)機関紙「29号」が送られてきました。
皆さんよくご存知の舞踊団「若竹」ほかを有する素晴らしい踊りの組織ですが、以前より新倉理事長様をはじめ先生方とも大変親しくさせて頂き、数年前には民文連の「現地研修発表会」で東京までお邪魔し同じ舞台に立たせていただきました。

機関誌はその都度毎号送られてきますが、今号は新倉理事長と民謡界の第一人者でもある原田直之さんのスペシャル対談「民謡ルネサンスへの道」の記事があり、大変に興味深くまた読んでみて感激しました。
お二人ともに民謡界の現状やそして将来についても熱く語っておられます。

舞踊団の皆さんとは年に数回お逢いする機会がありますが、その踊りたるや素晴らしくいつ観ても感動しまた新たな発見があります。
大変残念ながら今回の「しげさ節全国大会」にはゲストとしておいで頂くことはできませんでしたが、次回大会には是非ともお越し願って「太陽の笑顔」とも云える笑顔と目の覚めるような素晴らしい踊りで、大会の舞台に華を添えて下さいますことを念願しております。

残念・・・

2009年04月29日 | 気まぐれ日記
歌手であり女優でもある西川峰子が01年に隠岐の島は海士町(あまちょう)の人と結婚し、当時は何かとワイドショーの話題をさらって隠岐の島の名を全国に広めたものだが、残念ながら7年余りの結婚生活にピリオドを打つことになった。

嫁ぎ先は代々続く旧家でもあり、その昔には隠岐に配流になられこの島で波乱の生涯を閉じられた後鳥羽上皇の墓守を代々にわたってしている家柄でもあった。
結婚当初は本人を現地はもとより高速船の中や出雲空港などでよく見かけましたが、やっぱり世間一般の人とは違ったスター特有のオーラを感じたものだった。
因みに海士町といえば親友の民謡歌手国村千鳥さんの出身地でもある。

離婚の真相は現在取り沙汰されていることに原因があるのか?我々には知る術もないが、ただただ残念だというほかには言いようがない。
スターと一般男性との結婚は我々にはわからない色々な問題があることでしょう。
幸いにも?35年近く連れ添った妻がスターでなくて良かった???

資格審査会

2009年04月28日 | 気まぐれ日記
今夜は隠岐の島町役場において第24回「しげさ節全国大会」の唄・三味線の両部門の資格審査会が行われた。
当大会は唄・三味線の両部門において、それぞれ初級・中級・上級にランク分けをして覇を競うもので、資格審査会とは初めて出場される人や現在取得されている級の更に上を目指す人を対象に前もってテープ審査を行うものです。

三味線の部資格審査会の審査員に任命されて随分となりましたが、最近では島内はもとより島外からの参加者の現象が目立つようになった、高齢化に伴う後継者不足という面もありますが、離島であるが故に島外からの参加者のほとんどは2泊3日の行程となり、その費用面での個人負担も大きな要因として考えられる。
大会関係者の一人として何かもっともっと魅力を感じる大会をと模索してはいるのだが・・・

当日の朝に自宅を出て電車や車を利用し大会に参加して、その日のうちに自宅に帰ることの出来る都会での大会とは事情は大きく異なり、離島での大会ともなれば当然のことながら色々な問題が起きてきます。
またこれはこちらの大会のみならず以前とは異なり、行政からの補助金の削減もあって思うに任せない部分もあるが、少ない予算での大会運営を皆が真剣に考える時期にきていると感じます。

とは云うものの沈滞ムードを打破すべく隠岐でしか出来ない大会運営を目指して今年も精一杯頑張ります!
選手の皆さん暗い世相を吹っ飛ばして今年も隠岐で大いに弾けましょう!お待ちしておりますよ~!


2009年04月27日 | 気まぐれ日記
写真は我が家の(茶山家の?)梅ですが、今年も小さな実をたくさん付けました。
私が最近せっせっと通っている親元の畑の近くに木が4本あり、以前に親父が植えたもので今では随分と大きく育ち毎年実を付けるようになりました。

何と云う種類の梅なのか私はよくわかりませんが、人の話では紀州の南高梅ではないか?ということです。
実もそれなりに結構大きいので、我が家では梅干しではなく梅焼酎を毎年作ります。
我が家自慢の10年ものがありましたが、妻の店で使い残り僅かとなりました(笑)


この時期に?

2009年04月26日 | 気まぐれ日記
発達した低気圧の影響で日本列島は広い範囲で強風が吹き荒れ、青森県や北海道では季節外れの雪となった。
青森市は積雪2センチで、87年と並んで観測史上最も遅い積雪。
北海道でも午後8時半現在、中札内村ではなんと!43センチの積雪だったそうだ。
この時期としては00年以来の20センチを超える積雪を記録したとのこと。
青森県弘前市では「弘前さくらまつり」を開催しているが、寒さに震えながらの花見と云うか「雪見桜」となったことだろう。

写真は今夜午後8時頃の北海道釧路市だそうですが、吹雪の中でわだちができた車道を慎重に走る車、それにしても寒そうじゃありませんか?
ネットで知り合ったBさんは小樽市の人ですが、小樽も雪が積もっているのかな?

泣き顔

2009年04月25日 | 気まぐれ日記
娘から三日と空けずに孫たちの写メが届きますが、そのほとんどが上機嫌のときの笑顔の写真が多い。
子供のことだからいつも上機嫌とは限らない、たまにはこんな写真も送ってくる(笑)
それにしても二人そろって見事な?大泣き状態だ、「寝る子は育つ」とはよく耳にする言葉だが、「泣く子は育つ?」とはあまり聞いたことはないがどうだろうか?

少子化現象が叫ばれて久しいが、そう云えば自分のまわりで(日常生活で)、昔のように赤ちゃんの泣き声を耳にすることがあまりないように思う。



慰労会

2009年04月24日 | 気まぐれ日記
先日のNHK「のど自慢」に民謡で出場した3名の方々から電話があった。
今夜は慰労会を行いますので是非とも出席して下さいとのこと・・・もちろん二つ返事でOKしました(笑)

これには深い訳?がありまして(笑)今回ののど自慢では何名かの民謡関係者が歌謡曲で出場したため肝心の民謡での出場者が少なくなったので、担当者から“なんとかできませんか?”との話があった。
これは天下の一大事!?と思いましたので、あまり乗り気でなかった3人の人を“今回の隠岐でののど自慢は16年ぶりの開催、次回はいつになるのかわからない、本選出場の是非はともかく良い記念になるから出場してくれませんか?”と口説きにかかりました。
茶山さんがそこまで言うなら・・と出場をOKしてくれた3人組です。
本選出場の枠には入りませんでしたが、皆さんから“良い記念になりました、ありがとう!”との言葉があった。

慰労会を開いてあげるのはむしろ私のほうかも知れないが、折角のご好意ですので甘えることにしました。

NHK「のど自慢予選会」

2009年04月23日 | 気まぐれ日記
先日4月12日(日)に隠岐の島町総合体育館レインボーアリーナにて行われたNHK「のど自慢予選会」の模様が下記の日時に放送されます。

当日は本選出場20組の座をかけて約200組余りが参加しました。
色々な唄ありパフォーマンスありで大いに楽しめますので、皆さん是非ともご覧になってください。
但し、これは島根県内のみの放送となります。


とき:4月25日(土) NHK総合 午前1:10~3:05「島根県内向け」

十二単

2009年04月22日 | 気まぐれ日記
十二単と云えば宮中での結婚式などで見かけられますが、最近では話題を呼んだ芸能人のご両人の結婚式でも新婦の十二単姿がありましたね。
鳴り物入りで挙式をしたものの、あっという間に離婚とはお疲れさまでした(笑)

因みに関西の民謡界で、その実力・人気ともにトップクラスの人たちで組織する「十二単」というグループがあります。
唄・三味線等々超一級品の人たちの集まりで、私のよく知っている人も何名かグループに所属しています。
皆の総力を結集すれば素晴らしい舞台になることは容易に想像できますが、私が思うのにはそれぞれがお山の大将でもありますので、皆をまとめることもこれまた大変ではなかろうか?
その実力・人気をもっともっと前面に押し出して頑張ってもらいたいものです。

写真は同志社女子大の学生が某ブライダル会社と連携し、紫式部の邸宅跡とされ廬山寺(ろざんじ)での十二単姿による結婚式「源氏物語ウエディング」を発案し発表したそうです。
モデルとなった同大学の彼女は“自分のときもぜひ着てみたい”と笑顔で話したそうだが、俗に云う格差婚?とやらにはお気をつけて幸せになってください。

蓮華絵舞(れんげえまい)

2009年04月21日 | 気まぐれ日記
今日4月21日は国指定重要無形民俗文化財で天平文化の名残りとも云える隠岐国分寺蓮華絵舞があります。

この由来は・・・奈良町時代に大陸文化が盛んに輸入されたが、その中にインド・支那・朝鮮・中国・済州島などから舞と楽を一緒にした珍しい無言の仮面劇が輸入された。
これらの芸能は一度都に入り、やがて全国の主な寺院へと伝わり祭事の余興として奉納されてきた。
隠岐国分寺に伝承されるこの舞も、平安時代には120種もあり5年目ごとに島中の人たちで演じられていたそうだが、明治2年の廃仏騒動後の今日では7種の舞が演じられる。
7種の舞とは・・・眠り仏、獅子、太平楽、麦焼き、龍王、山神・貴徳、仏の舞の7種です。

因みに写真は龍王の舞ですが、左手に注目して頂くとお分かりのように、現在私たちが「隠岐祝い音頭」や「隠岐相撲取り節」等で使用している銭太鼓にそっくりです。
今は各地でよく見かけられる銭太鼓ですが、隠岐にはるか昔から伝わるこの舞に使用されているということは、銭太鼓の発祥の地は隠岐ではなかろうか?との説もありますが、果たして真相はどうであろうか???

民謡も含め多くの伝統芸能が今もなお継承されている我が隠岐の島だが、この蓮華絵舞も現在では宮中と厳島神社を含め、全国で3ヶ所しか残っていない貴重な舞楽として知られています。