一軒イットク?~家づくり雑学日記~

東京で楽しく家づくりに励んでいるオイラの雑学日記。おちゃらけまじりの中にも"キラリ☆"と光るものがある!かも。

悪質業者に、気をつけろ~!(長井秀和風に)

2005-06-30 17:43:12 | Weblog
悪質リフォーム業者が逮捕される方向へ。

何も知らないお客さまを、それも高齢者をねらって騙したり、脅したり。
同じく住宅業界に身をおく者としてとても許せない!

オイラも昨年そんな相談に伺ったことあります。

無料点検と言っては家の中に上がり込み、小屋裏にもぐりこんでは、
「これは大変だ!」と小さい金属プレートを簡単に留め付ける。
さらに補強工事が必要だと言って、300万円の契約書にハンコを押させる。
そりゃ、もう、長時間粘っての恫喝だって。

幸いここはクーリングオフで解約することが出来たが、危ないところでした。

そこまでいかずとも、いいかげんな訪問営業も相変わらず後を絶たないようだ。
おかげで、長く地元で仕事をしているオイラの所に逆に仕事が頂ける。
「知らない人に、塗装が必要だよと言われたから、あなた見て~!」と。

訪問営業者の皆さまよ、今後もうまく営業してくれ!
と言っておこう。。。



新しい仕事の古い話

2005-06-28 08:08:00 | Weblog
現在新たに準備をしている仕事は、歴史のあるノコギリ屋さんの家の新築工事だ。歴史があるってどのくらいかというと、さかのぼること昭和、大正、明治、江戸時代だあぁぁぁぁ。

全国の鋸鍛冶の継承として、”金物の町三条”で有名な新潟の系列と並び一大系統をなしている元だとか。

100数十年前にどうのこうのとか始まり、庭の柿の木は樹齢200年くらいとか、
徳川なんとかさんの話しまで出てきて、ちょっといつもの仕事っぷりと出だしがちがうぞ。

戦後の話しなんてつい最近のことみたいに施主からポンポン出てくる。
庭のここに防空壕があって、その中で子供の時寝たもんだ、とか。
この回りには今みたいに家など建っていなくて、南側は多摩川の水の香りがしたもんだ、って。
地図で確認すると平気に1Km以上ある。

そこに残されている一番古い建物は修理程度で残して、一番新しい建物を壊して住宅を建てる計画。一番新しいって言っても築40数年だと。

これから建てるのが、敷地の中にある建物のなかでもちろん一番新しい建物になるのだが、この先40~50年後また最初に建て替えるようにならないようにしなくてはいけないなぁ。
そんなことになったらご先祖様に斬られかねない。
伝統のワザで、刃物は良く研いでもらっておこう。





梅雨時のケアは

2005-06-23 11:40:24 | Weblog
この時期は湿気が多くて、べたついたりテカりが出たり、また皮脂や汗で想像以上に細菌が繁殖しやすいようでお肌のケアに気を使います。

と、これは梅雨時のお肌についてのコメントでした。
オイラが気を使うのは、お天気に左右される外仕事の現場や工程でしょう~!残念!(すでに懐かしい雰囲気だわ、これ。)

予報の確率が上がったとはいえ、1日の内に雨、曇り、晴れ、雨なんてころころ天気が変わってくれると、も~ズタズタよ。。。

先日は、コンクリートを打った箇所を、雨は降らない予報でも大事をとってシート養生。すると夕方から雨。オイラのシートのおかげでそのコンクリートは、セ~フ!

一昨日約50m2の土間コンクリートをひやひやしながら打設。広いのでシート養生も出来ずに天に祈るのみ。すると予報通りその日は降らず、翌日朝から本降りの雨。功を奏して、コンクリートの散水養生状態になりうれしい雨。
少しタイミングが狂うと一発仕上げの土間にポツポツと雨跡がつくところでした。これもセ~フ!
こりゃあ日頃の行いかな。

ところで散水養生って知ってる?
コンクリートって固くなるのに乾かすだけではダメなのよね。固まる途中に水が欲しいのよ。だってコンクリートの原料の石灰って乾かしても固まらないでしょ。水で濡らさなきゃ。
お!?これはちょっとはタメになる話し?
そうでもないか。。。

ダンドリ、ダイジね

2005-06-21 20:54:49 | Weblog
仕事が色々と取り込んできた。これって嬉しいことじゃない!だよねー、やっぱり。
だけど大小様々な仕事が入り乱れるとうっかりひっくりもたまにある。

もうじき上棟予定の新築物件から、来月には完成引き渡し予定の物件から、ちょっとしたリフォーム、修理工事、梅雨明け一番に頼む!みたいな塗装工事とか。

おっと、こっちの見積もりを忘れてた。あらまぁ、あの請求書を作らなくては。週末は施主との打合せだったな、おっと、あそこの工程表はどうなったっけ?
え!?なに?承認図が欲しい?何々?先月のお客さまからの催促の電話?えっと、パソコンはフリーズするし、そういえば免許のもうすぐ更新だ。明日の材料はそろったか?なに~納期が出ない!なんとかならんかな。職人と連絡は取れてるかな。そろそろ床屋へも行きたいし、え?トラックの車検だぁ?・・・なんて。
てんやわんや、瀬戸わんやでしょ。
これらをうまくコントロールするのは並大抵じゃないわさ、まじ。

だから段取り8分って言うじゃな~い。
段取りで決まるのよね。
何をやるってたって段取り、段取り。大事よ~。

段取りって業界用語かしら?
あ、これは違った。
では・・・・・これも違うなあ。

ニホンゴ、ムズカシイデス。。。



実感

2005-06-17 17:40:22 | Weblog
インテリアコーディネーターさんのお手伝いをした。その素敵なカタカナ職業のお方たちは女性である。

羨ましいと思われるでしょう!まあ、そこはノーコメントですが。
どんな手伝いかというと、゛資料の運搬゛。なぁ~んだ、じゃあないわよ。
カーテンやクロスのサンプル帳、カタログ、インテリアの本など。しめて10Kgはかるく越えてる荷物を電車と徒歩で約2時間…。布製バッグの取ってが持つ手に食い込む、肩がはずれそう。試しに家の体重計で測ってみればよかった。。。
女性に頼まれると断れないオイラ。宅配で送るべきだったよな、間違いなく。

彼女たちの華やかそうな仕事の裏には、こんな苦労もあるのよ。とまさしく肌で感じた
オイラでした。



施主が決める金額

2005-06-13 22:21:11 | Weblog
先日、現在設計打合せを終えてもうすぐ契約に!というお客さまと、いよいよ最後の段階の打合せを行った。

今までに予算を考えずに行ってきた設計の打合せ。

「ああしたい、こうしたい、アレも欲しい、これも欲しい・・・」
という要望をかなり図面に盛り込んできた。
しかも、毎回打合せの度に変わるプラン。

「家で考えてみたらやっぱりこうする」
「友達の家で見たら、リビングの出窓がほしくなった」などなど。

さすがに心配になってきたオイラは、ひとまずまとめた図面で概算見積もりをして提出!
その晩、ご主人と奥さまは寝られなかったそうな。

ビコウズ、お考えのご予算よりうん百万円ものオーバーのようで。
その次からの打合せでは見事に、
「これ、やめる」
「ここ縮める・・・」とあいなりました。

それでもご予算よりはまだまだ高くて、ついに施主おん自ら工事金額をお決めになるお振る舞いをとられ。
「こみこみで○×▲万円でなんとか!」なんて。

最初から予算をしっかり押さえておかないと、最後でこんなふうにお互いに困ったことになってしまいますね。
進め方を反省しつつ、次回までに見積もりを詳細に詰めていくことが宿題となりました。

なんとか叶えてあげたいと考えると、今度はオイラが寝られなくなるしまつで・・・。


1週間のごぶさたでした

2005-06-11 11:15:08 | Weblog
この一節から始まる挨拶と言えばこの人、玉置宏ですね。懐かしいでしょ!?なんて言い訳しながらの登場です。

今週は出張あり、営業や打合せあり、あっという間の七日間でした。そんな中色々と思うところあっての心情を次から書きこむ予定。(←ホントか?)

まあまあヾ(^。^;)あくまでも予定だす。

んなこと言うと余計信用をなくすか。。。

ならば、タイトルの予告だ~!
「家づくりとはいったい・・・ある施主から見える思いと悩み。」
「大手住宅業界人から聞いたあんな話しこんな話し。」
「現場でわかっちゃういい家づくりと◇※○▲な家づくり」

どーだ、興味湧くでしょう!

と、自分を追い込んで次回へとつづく。
(こ・こりゃあ、長期離脱かも・・・)

ショールーム巡りには”コツ”が・・・

2005-06-04 17:53:10 | Weblog
本日、新築計画中のお施主さんとショールーム巡り、1日で4ヵ所を見て回りました。土曜日とあってけっこうな混雑で、案内の予約をしておかないとメーカーの説明が聞けないほどでした。

某メーカーでは、毎度おなじみの感じのいい方がいるので、事前にご指名。
えっと~、指名料は・・・ここは無しか。。。

本日最後の所ともなると夕方近くになり、蓄積された疲労が下半身にたまってくる。でも、ショールームはまだまだ混んでる。

そんな状況を撮ってみましたが、あまりそれが伝わらない写真になってますね。
しかも手前にどこかのスタッフらしい人の大きな頭が写り混んでしまった。なんだかマンガ本みたいのを見ていて、不真面目そう・・・
え?カタログですかそれ。
失礼いたしました。

見方を考えないでショールームを回ると、ただ疲れるだけの1日になってしまう傾向あり。
そうならないためには深いコツがあります。

まず服装は身軽に。靴も履き慣れたもので。
背中には、なんとかという文字が入った白衣。それにすげ笠と呼ばれる日よけの笠。杖に輪袈裟、念珠も忘れずに。
あ、これはお遍路巡りのかっこでした、ごめんごめん。




蓄熱基礎工法やっちゃってます

2005-06-02 20:48:25 | Weblog
ただ今工事中の現場に採用している基礎に”蓄熱基礎”っていうものあります。”ちくねつ?”さあ、なんでしょ、これ。「ちくねつちくねつちくねつちく・・・」って1分間休まず続けて言うと頬の運動にいいそういな。

木造なのにまるでビルのような基礎で、上棟する時には1階の床下地がコンクリートで出来ている。
蓄熱っていうくらいだから、地熱や太陽の熱を蓄えるのね。
おまけに、コンクリートの中にちょいと配管をするだけで1階全館床暖房が出来てします。
この価格で、この構造強度と自然を利用した蓄熱と床暖房が実現してしまうなんて驚きです!
(この価格ってどの価格だ?)

でもって、特許工法だぜ。

誰にでも出来そうなことだけど、コンクリートのレベルをきっちり作ることがなかなか簡単にいかない。それを出来ちゃうところが工夫されてるね。

やってくれたのはこれ。SRC基礎工法
施工可能ビルダー一覧に、おっとどっこいオイラのとこの名前が・・・。

当てたらエライ!
でも、多すぎでわからないっつーの。



珪藻土の威力!

2005-06-01 18:46:44 | Weblog
先日完成、引き渡しを終えたお客様宅を訪問した。そこで感動的な話を聞いて思わず涙が出そうに・・・(まじ)

このたび家を新築するにあたって、壁は全部施主のご家族で塗られた珪藻土。床は全て無垢のパインのフローリング。
そこのお家の室内には、合板という工業製品がほとんど使われていない。
その訳は、ご家族のほとんどがアトピーなので、俗に言う健康素材を内装に使いたいとのご注文。

で、実際に完成して住んでみてどうだったかというと、入居した翌日に、
「夕べはかゆくなかった。おかげでゆっくり眠れた!」とご主人。
また、数日経った今日も、
「子供のアトピーが出なくなったのよ~!」と嬉しそうに奥さま。
毎日肌のかゆみを薬で抑えていたのが、今はそれを使っていないとのこと。

湿度を調整をするだけではない、神がかっているとすら感じた、オイラ。
体験発表ものだぞ、これは。
メーカーに感謝状を書かなくては。

以前から時々使ってはいたが、実際に肌に疾患を持たれた方のお家へ使用したのは初めて。
そんでもんてこの感動的な結果。

もの凄いぞ、ほんとに。
おそるべし、珪藻土の威力。

あ、でもね、アフェリエイトじゃないよ。