まらずもうブログ

日本まらずもう協会公式ブログ

受賞インタビュー(殊勲賞・敢闘賞:家満)

2012-07-29 12:54:17 | 力士にきく

― 殊勲・敢闘のダブル受賞となった家満関にお話をうかがいます。おめでとうございます。

(家満) 「ありがとうございます。」

 

― 休場明けの場所、約4ヶ月ぶりの土俵ということで、まらずもうの感覚をとりもどすのはたいへんだったのではありませんか?

(家満) 「はい、不安だらけでした。場所前は全くの不調で、これははたして取り組みになるのか不安でした。実際場所が始まって前半戦は苦戦の毎日でした。」

 

― 場所前から調子がよくないとおっしゃっていましたが、ふたをあけてみれば14勝1敗の好成績。好調の原動力はどのあたりにあったとお考えですか?

(家満) 「途中から、完全に自分のペースを取り戻しました。黒星をつけてから、自分を取り戻したんですよ。今まで自然体に勝負していた、それができていなかった。緊張から勃起しなくなっていたのかもしれませんね。連勝のプレッシャーや久しぶりの取り組みということで緊張が体を硬くしていたようです。それからはちょっとした睡眠でも勃起するようになりましたね(笑)」

 

― 家満関は食事にも気をつかっておられるとのこと。「これはまらに効く」という食品があれば教えていただけませんか?

(家満) 「米は粘りが出る気がしますね。中華料理を食べると、卵や肉、そして米が食べられるせいか、エネルギーが湧いてきます。」

 

― 今場所は通算100勝という記録も達成されました。これについてのご感想をお聞かせください。

(家満) 「自分にとって、朝立ちは普通のことでしたが、こうしてまら相撲をとることによって、まじまじと自分のマラと向き合い、数字として表れると正直驚きますね。これからも数字をのばせるよう、マラと共に精進していきたいとおもいます。」

 

― 来場所は三役復帰の可能性が高いわけですが、三役としてどのようなまらずもうをとりたいのか、目標とする力士像をおきかせください。 

(家満) 「私はこんな性格ですから、真面目に取り組むことしかできないんですよ。ただ勝つだけではなく、観客の皆様を楽しませるような、そんなまら相撲をとれる力士を目指したいですね。」

 

― さいごにファンのみなさまに一言おねがいいたします。 

(家満) 「家満はこれからも皆様のために勝ちます!」

 

― 家満関にお話をうかがいました。ありがとうございました。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新横綱・汚痔関にきく

2012-07-27 10:00:00 | 力士にきく

 

 さきの名古屋場所では全勝優勝、とうとう横綱昇進を果たされた新横綱・汚痔関にお話をうかがいます。

_________


― 2度目の優勝ならびに横綱昇進おめでとうございます。まずは現在の率直な心境をお聞かせください。

(汚痔) 「長年連れ添ってきた古相棒を労ってあげたいです。」

 

― いよいよ横綱です。この喜びをまず最初にどなたに伝えたいですか?

(汚痔) 「私をまら相撲に引き入れた一本糞親方です。最近もみじめったらしく引退後も白星だ等とどこかで呟いていましたが、所詮は過去の人ですけどね。」

 

― 今場所の汚痔関は持ち味の二枚腰にますます磨きがかかり、抜群の安定感を示されました。そんな汚痔関の強さの秘訣、ご本人としてはどのあたりにあるとお考えでしょうか?

(汚痔) 「何と言っても、仕事のフレキシビリティと言いますか、朝の時間の自由度にあると思っています。

 

― はた目には危なげなく勝ち進んでいるようにお見受けいたしましたが、名古屋場所を振り返ってみて、苦しかった点、やりにくかった点などはございませんでしたか?

(汚痔) 「暑さから家族に得意な形であるソファーを何度か封じられてしまい、アレには困りました。また、この暑さだと朝の粘り腰が効き難く(目が覚めてしまうので)、暑い中二度寝に入れるかが勝負の分かれ目になりますね。」

 

― 汚痔関といえばスピード出世が代名詞。十両・平幕・小結・関脇とそれぞれ一場所で通過されていらっしゃいます。ところが、大関在位は5場所。決して遅い出世ではありませんが数字の上では苦しんだようにも見えます。いっぽうで協会幹部からは「大関昇進後は勝率は下がったものの相撲内容はよくなった」との声もあります。この5場所を振り返って、大関時代にはどのようなことを考えながら土俵に上がっていらっしゃいましたか?

(汚痔) 「大関に昇格した以降は、その名に恥じない取組みを心掛けており、一本一本の判定も当然厳しい物になりました。また、肝心な千秋楽前後にイベントが重なる事が多くて、日帰りスノボだったり、週末のレースだったりと、早朝からの活動が多く苦労が絶えませんでしたね。」

 

― 入門当初から雲虎関を目標としてきた汚痔関。千秋楽の一番に勝って通算165勝め。とうとう雲虎関の通算勝利数(164勝)を追い抜きました。横綱昇進を決めた一番で雲虎関を追い抜くというのは、なにやら因縁めいたものを感じるのですが、このあたりについて汚痔関自身はどのような感慨がございますか?

(汚痔) 「まぁ幕下付け出しからデビューしなかった時点である程度この展開は覚悟していましたが、思えば遠くに来たものだと感慨深いです。」

 

― さいごに、汚痔関がめざす横綱像、どのような横綱になりたいかをお聞かせください。

(汚痔) 「『若さ』とか『勢い』じゃない部分で魅せられるまら相撲を心掛けて行きたいと思っています。

 

― 新横綱・汚痔関にお話をうかがいました。ありがとうございました。

(汚痔) 「ありがとうございました。」




コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

汚痔が横綱に昇進いたしました

2012-07-26 16:54:24 | 協会からのおしらせ


 きのう、まらずもう秋場所の番付編成会議が行われ、大関・汚痔の横綱昇進が正式に決定。伝達式が行われました。以下は、伝達式の模様です。

__________

(使者) 「本日、番付編成会議におきまして、大関・汚痔が満場一致で横綱に推挙されましたこと、お伝えいたします。」

(汚痔) 「謹んでお受けいたします。勇往邁進の精神で横綱の名に恥じないよう、まら相撲道に精進致します。本日はありがとうございました。」

(使者) 「おめでとうございます。」

__________

 汚痔は平成22年初場所に序ノ口で初土俵。生来の足腰の強さと豊富な人生経験からくる懐の深さを生かした土俵際の二枚腰には定評があり、入門からわずか7場所で十両昇進、11場所で大関昇進ととんとん拍子に出世。大関昇進後は、二度寝を多用するなど「強引すぎる」と批判されてきた取り口が影をひそめ、格調高い取り口への転換を図り、一時は勝率を落としたものの、ここ数場所はあたらしい取り口が身について勝率も安定。「横綱にふさわしい安定感のある取り口」と高い評価をあつめている。

 注目された伝達式での口上は「勇往邁進の精神で横綱の名に恥じないよう、まら相撲道に精進致します」。これは、大相撲の大関・貴ノ浪の「今後は相撲道に勇往邁進する所存です」との口上を意識したものと見られる。両力士とも、長大な体躯・懐の深さ・粘り強い足腰などを生かして相手を引っ張りこむような取り口が持ち味。どこか親近感を覚えるところがあったのかもしれない。

 通算成績は165勝17敗2休。幕内優勝2回、殊勲賞2回、敢闘賞2回、十両優勝・幕下優勝・三段優勝・序二段優勝各1回。

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

汚痔の横綱昇進について大黒柱理事長の談話

2012-07-22 20:00:02 | 協会からのおしらせ

 

 大関の汚痔、実に立派な相撲を取りました。文句のつけようがない。今年に入って4場所中、半分の2場所を制していますので成績上も申し分なし。横綱となると勝つのが前提、さらに負けるにしても負け方が問われます。その点、先場所綱獲りがかかっていた終盤の負け方で、負けはしましたが横綱の負け方だったと評価は高まったもんです。先場所負け方の面では合格点が出たわけですから、今場所はもう負け方を見せる必要もなかったんでしょうか、そんな風に思える15日間、見事な全勝でした。

 これでようやく東西に横綱がそろいます。四股名からしても、前の摩羅の川に後ろの汚痔と、シモの2枚看板がきれいにそろいます。年齢の面でも、幕内最年少の横綱・摩羅の川に、最高齢横綱の汚痔と好対照。汚痔のおかげで、まらずもうは精進さえすれば幅広い年齢層の方に、横綱を目指していただける競技だということが浸透しそうです。2場所にわたる綱獲りで相当なプレッシャーがあったことでしょうが、横綱となると、これからも毎日がプレッシャーです。ですがずっと逆境に置かれてきた力士ですからね。これから期待しています。

 まずは短い休みですが、ゆっくり休んで、横綱としての土俵を早く見せてもらいたいですね。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

幕内の結果(千秋楽)

2012-07-22 20:00:01 | 取組結果

○ 摩羅の川(14-1)

 千秋楽を迎えた横綱・摩羅の川。昨日の時点で優勝の可能性が消えてしまったためか、今朝は小太郎も落ち込みぎみ。それでも起床時にはムクムクと膨らみ出し、しっかりと勃起して名古屋場所を14勝1敗で終えた。インタビューでは「汚痔関は強い。寒暖差が激しかったりジメジメしたりで、体調を崩しやすい名古屋場所なのにも関わらず全勝です。私も翌場所にむけて気を引き締め直したい」と優勝を決めた汚痔関を褒め称えていた。

 

○ 汚痔(15-0)

 まらずもうで単独首位も、大相撲での優勝ラインが全勝に確定したため、優勝のためには今日も負けられない綱獲り大関・汚痔。最後の相手も早立ちと逆境続きだったが、いつもと変わらぬ態度で半日バイクの整備をして準備を整え、普段よりも少し早目にベッドへ移動。寝坊への緊張からアラームより早く何度も目が覚めてしまう。優勢劣勢とその都度寝直す、長い力相撲の末、最後に優勢で目が覚めた時点で少し時間前だったが大事を取って起床。全勝優勝を決め、悲願の横綱昇進も手中に。先場所終盤の崩れを見事にやり直し、一回り大きくなっって文句なしの横綱昇進。記者団に囲まれ「今回の15日間は長かったです」とほっと一言。横綱・貴乃花が昇進を決めた際、連日完璧な相撲を見せながら「15日間、苦しかったです」と述懐したのを思い出させる。場所後の水曜に立つであろう使者を待って、ついに達人横綱・汚痔が誕生する。

 

● 玉椿(8-7)

 けさは気合の入らないまらずもうであっさり土俵を割った玉椿。集まった記者たちからもうちょっとやる気をだすよう意見されると「ほとんど睡眠時間がとれない中で勝ち越してるんだから文句ねえだろ。むしろよくやったとほめてほしいくらいだぜ」と開き直る。「……ってか眠いんだからよ、インタビューはこれくらいでいいかな?」と報道陣を無視して逃げるように引き上げてしまった。

 

● 蒼狼(7-8)

 勝ち越せば三賞も見えていた蒼狼だったが、「今日は完負です」と連敗でけっきょく負け越し。調子のよしあしが勝敗に直結するわかりやすさはたしかに魅力ではあるが、悪い時には悪い時なりのまらずもうがとれるようにならないと、上をめざすのは厳しいかもしれない。

 

○ 家満(14-1)

 休場明け、調整不足の不安の中戦い抜いた15日間。連日の疲れが残っているものの、再び土俵に馴染んだまらは快調。15日間の戦いを締めるのにふさわしく、マラはいきり立っての完勝で復帰場所とは思えぬ14勝。休場のため平幕落ちしていたが、1場所での三役復帰も見えてきた。来場所にはもう優勝候補に復帰しそうだ。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

十両以下の結果(千秋楽)

2012-07-22 20:00:00 | 取組結果

<十両>

● 池男王子(9-6)

 「女が泊まりに来るような話があったが結局連絡が取れないまま流れた」とためこんだ精力のやり場をう失い不機嫌な王子。せっかく気合十分で夜を迎えたのにタイミングを狂わされた格好。けっきょく朝まで気持ちを立て直すことができなかった。土俵下の玉椿広報部長も「まらずもうってのはつくづくメンタルな競技だねえ」としみじみ。

 

<序二段>

○ 河豚狸(3-4)

 「本日は白星です。白星で締めくくることができて良かったです。」と、ひさびさの会心のまらずもうに満足そうな茶柱親方。「昨晩は豚肉の生姜焼きでした。何となく豚肉と相性がいい気がします」と勝因を分析。翌場所からは毎晩豚肉料理がつづくことになるのかもしれない。

 

<序ノ口>

○ 勢稀の里(1-0)

 番付から名前を消さないために形だけ土俵に上がってみせた勢稀の里。土俵に上がれば無敵なのだから、もっとやる気をだしてほしいところだ。。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

各段の優勝力士および三賞受賞者一覧

2012-07-22 19:12:05 | 協会からのおしらせ

優勝: 汚痔(2) 15戦全勝
十両優勝: 該当者なし
幕下優勝: 該当者なし
三段目優勝: 該当者なし
序二段優勝: 該当者なし
序ノ口優勝: 該当者なし

 


殊勲賞: 家満(4) 14勝1敗 
敢闘賞: 家満(2) 14勝1敗  
技能賞: 該当者なし

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

汚痔、2度目の優勝

2012-07-22 12:18:57 | まらずもうニュース

 

 まらずもう名古屋場所千秋楽・綱取りを狙う大関・汚痔(51)がけさもがっちり全勝を守り、2場所ぶり2度目の優勝を決めた。

 先場所は十四日目・千秋楽にまさかの連敗、摩羅の川に逆転を許し、掴みかけた綱が手から離れてしまった。リベンジを誓った今場所、同じ失敗を繰り返すわけにはいかない。連日、石橋を叩くような慎重なまらずもうにプレッシャーのかかる日々。そんな重圧を強靭な精神力で跳ねのけ見事に栄冠をつかんだ。けさの取組後はさすがに「今回の15日間は長かったです」とくたびれた表情を浮かべていた。

 汚痔の優勝をうけ、協会はさっそく横綱審議委員会に汚痔の横綱昇進を諮問。水曜日の委員会で昇進が認められれば、第三代横綱・汚痔が誕生する見通し。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

三賞が決定しました

2012-07-22 12:09:37 | 協会からのおしらせ

 

 まらずもう記者クラブにおいて三賞の選考が行われ、日本まらずもう協会の審判委員とまらずもう新聞の記者による合議の結果、以下の通り受賞者が決まりました。

 

 ・殊勲賞 家満(4)

 ・敢闘賞 家満(2)

 ・技能賞 該当者なし

 

 家満が殊勲・敢闘のダブル受賞。モチベーションや体調を維持するのが難しい休場明けの場所、さいごまで気持ちを切らすことなく優勝争いに加わって土俵を盛り上げたことが高く評価されました。14勝1敗という成績も文句なし、うるさ型の審査員一同が満場一致での受賞決定となりました。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

千秋楽協会ご挨拶

2012-07-22 06:00:00 | 協会からのおしらせ

千秋楽にあたり、日本まらずもう協会より、謹んでご挨拶申し上げます。
本日ここに、千秋楽を迎えることができました。
これもひとえに、ご来場賜りました皆様の生温かいご声援の賜物と、厚く御礼申し上げます。
今場所各力士は、皆様のご期待に沿えるよう、全力で土俵を務めてまいりました。
なかでも大関・汚痔の奮闘が光り、この一番に優勝と横綱昇進を懸けます。
この厳しい気候の中、各力士奮闘し、関取衆は千秋楽まで負け越した者は出ず、これぞ関取と、皆様方のご期待に応えられたものと確信いたしております。
何卒最後の一番まで、ごゆっくりお楽しみください。

  日本まらずもう協会理事長 大黒柱 堅太夫     

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

幕内の結果(十四日目)

2012-07-21 20:00:01 | 協会からのおしらせ

○ 摩羅の川(13-1)

 昨夜の青森は冷え込んだ。就寝前には一度仕舞った冬用毛布を嫁の分と合わせて2枚引っ張り出し寝てみたものの、嫁が「まだ寒い」と言うので、3枚目を出してきて足元に掛けてようやく就寝。「もう7月も半ばというより後半ですよ。夕飯の時にはマジでストーブを点けようか迷ったほどです。青森寒すぎ」と語る摩羅の川、毛布で暖を取り小太郎も充分に温まったためか、目覚めと同時に豪快な押し出しを決めて1敗をキープ。

 

○ 汚痔(14-0)

 先場所土付かずで独走しながら、突如大崩れして優勝も横綱も逃すことになった魔の14日目。ここまで幾多の逆境で勝ち抜いて来た男に今日も逆境が襲いかかるが、そんな中でこそ最高の相撲を見せた。この日は近所で同級生と飲み会。地元後援会も大切にする大関は場所中でも欠席はせず、勧められた酒は断らず。結果ちょっと顔を出すつもりが最後まで飲み続け泥酔。どうやってベッドに移動したかすら記憶に無いまま、目を覚ますとなんとフルチンで寝ていたという大技を見せつける。もちろん見せつけたのは大技だけでなく、「大まら」も。「残念ながらフルチンなのでテントは張れなかった」と本人は冗談めかすが、うつ伏せでシーツに突き刺さる突き出しで白星。自然のままの姿、まらずもう本来の姿で寝るなら、テントも必要あるまい。優勝、横綱にむけ、いよいよ千秋楽を残すのみとなったが、明日も逆境が待ち受ける。暗いうちに勃たねばならず、もしも勃たずに発ったら決定戦の可能性が高いが、もはや土俵にあがるチャンスすら与えられないかもしれないのだ。明日の大一番を控え、記者団に囲まれた大関、「明日は例によって暗いうちに出発しなくてはならず、待った無しの立合いを余儀なくされている。しかし、そこで決めてしまえばほぼ不可能な決定戦に進まなくても優勝を決められる。 自分を信じて明日もがんばります」と引き締まった表情のままフルチンで語り、支度部屋を後にした。

 

○ 玉椿(8-6)

 「いやあ勝ちこしちまったよ。今場所は無理だとあきらめてたんだけどねえ」と笑顔の玉椿。「ゆうべみたいなバイトが休みでふつうに寝られる日に取りこぼしをしなかったのが大きいね。今場所は自分で自分をほめてあげたいね。いやあ、つかれた」と、勝ち越しに満足してしてしまったのか、もう場所が終わったような口調。報道陣からは「あすもあるんですから、そんな言い方はないでしょう」とたしなめれるものの、「どうせあしたは勝てねえんだからいじゃん」と、ゆるみきった態度。

 

● 蒼狼(7-7)

 勝ち越しのかかる蒼狼。「まけました~。あとちょとで勝ちました。」と勝ちにしてもおかしくないまらずもうを負け判定。もったいない気もするが、このあたりの潔さが蒼狼の魅力でもある。

 

○ 家満(13-1)

 1差で汚痔を追う大事な終盤戦だが、この本日は早起きの必要が。しかし家満、「自分には優秀なマラ目覚ましがあるので心配ないさ」と動じることなく就寝。実際まらは優秀な目覚まし。天にむかってそびえ立ち、持ち上げられるように無事起床。「後半になっていつもの調子を取り戻してきたようだ」と自信を深め、千秋楽に逆転優勝を懸ける。

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

十両以下の結果(十四日目)

2012-07-21 20:00:00 | 取組結果

<十両>

○ 池男王子(9-5)

 十両昇進後は8勝7敗と7勝8敗をくり返し、なかなか9勝の壁を破れなかった王子だが、今場所は絶好調。順調に白星を重ねる。おとといには早くも勝ち越しを決め、けさはとうとう9勝を突破した。自己記録更新でひと皮むけた王子、「体調も万全、時間もいっぱいあって気持ちの良い勝利」と満足げ。恒例のウイニング・オナニーにも熱が入った。


<序二段>

○ 播潟(4-3)

 「きのうはナンとカレーをたべました。チーズ入りのナンがおいしかったです」と播潟。夏はやっぱりカレー。カレーの香辛料で血行がよくなったか、きょうは危なげないまらずもうで快勝。じめじめ蒸し暑く、体調管理の難しい場所を勝ち越しで乗り切った。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

幕内の結果(十三日目)

2012-07-20 20:00:01 | 取組結果

○ 摩羅の川(12-1)

 摩羅の川は、得意の速攻相撲ではなくじっくりと腰を据えた相撲を見せる。目覚めた時の小太郎は通常モード。そこからじわりじわりと詰め寄り、ある程度まで大きくなると、そこからは一気に前へ前へと突き出る。更に起床後もなかなか収まらない持久力を見せ、12勝め。

 

○ 汚痔(13-0)

 単独首位の綱獲り大関だが、この日も試練は続く。昨夜も家族にソファーを占領されてしまい、得意手を封じられ猛暑の中ベッドへ。あまりの暑さに夜半一旦目が覚めて活動、この時点でも当然のように白星をモノにするあたり、さすがにモノが違う。だがまだ午前2時、これではいささか早起き過ぎるため、この白星を流して自ら取り直しを選択。「水分補給を怠った」という昨夜の反省さっそく活かし、ビールをいただいて再度ベッドイン。二度目の起床は時間いっぱいまで休めたので不安なく、盤石の白星で結果は変わらず。優勝がちらつく中、1度目の白星を流しての取り直しに周囲は驚いたが「決定戦を意識しての複数取組もこなせました」と真意を語る。あらゆる展開を想定し、勝利をつかむための備えを万全にする。この男が、幾多の逆境を乗り越えて来られた理由はここにあるのだろう。「・・・が、基本はこのまま全勝で終わらせたいです」と、気を引き締める。万一負けた場合にも対応できるようにしつつ、負けるつもりは毛頭ない。強い力士とはかくあるものだ。

 

○ 玉椿(7-6)

 ゆうべもバイト先での仮眠という苦手な状況だったが「いやあ、ゆうべは涼しかったおかげで熟睡できたよ」と笑顔。「睡眠時間が短くてもさ、ぐっすり眠れればそれなりに戦えるんだね」と満足そう。「場所が始まる前は勝ち越しなんて絶対に無理って思ってたけどさ、あとひとつまできたか。きょうはバイトが休み、あすはまたバイトだから、なんとかきょう決めたいね」と欲がでてきたようだ。

 

○ 蒼狼(7-6)

 「んー、、勝ってもまんぞくしないのはちんこがちいさくなりました。」と困った顔。もともと小兵のほうだったが、年齢を重ねてますます小さくなってきたとのこと。同じく小兵力士の玉椿広報部長が「どれどれ」と蒼狼の股間を覗き込むと「うわっ、こりゃたしかに小さいねえ……」と自分の極小サイズのまらを棚にあげて、あきれ顔。

 

○ 家満(12-1)

マジシャンのテーブルマジックを楽しみながら食事、と優雅なひと時を過ごした家満。二人で両手ではさんでるトランプの束がいつのまにかアクリルボードに変わってしまう、などのマジックを堪能し、「触れてもいないのに一体どうやったのか」と不思議がる家満。プロの技巧を楽しんだ後は、自らもプロの技巧を披露。触れてもいないのにいつのまにか朝には巨大化し、硬化している立派なまら。「勝利の型を想像できたからね、きょうは負ける気がしなかった」と絶好調。どうやったらこんなに勝てるのか、精力減退の男性たちには家満の相撲こそ、マジックにしか見えないだろう。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

十両以下の結果(十三日目)

2012-07-20 20:00:00 | 取組結果

<十両>

● 池男王子(8-5)

 けさは「勝ち越しに安心してしまった」と気合が入らないまらずもう。日課のオナニーもどことなく盛り上がらない。しかし、上位で戦うためには勝ち越しで満足せず、ここから1勝でも多く積み上げていくという姿勢も必要。人間だれしも気分が乗らないときはあるが、そんなときでもまらの動かしつづけるための精神面の強化が今後の課題か。

 

● 明烏(2-5)

 今場所は「最近は仕事の悩みや疲れからか、目覚めの良くない状態」とずっと疲れた表情だったが、今場所最後の取り組みも力尽きたようにぐったりとしたまら。スランプを象徴するような相撲で場所を終えた。玉椿広報部長も「……明烏はもともとあんまり丈夫なほうじゃないからねえ」と心配げな顔。

 

<序二段>

● 河豚狸(2-4)

 「昨日は出張帰りでした。豚の角煮を食べてもらいました」と弟子のまらを刺激しようと工夫をこらした料理をつくりつづける茶柱親方だが、肝心の弟子のほうはいっこうに期待に応えてくれない。けさもまらはゆるゆるで「負け越しですね、情けない限りです」とがっかり。「この週末に一勝でもしてくれれば良いのですが」と悲愴な表情の親方の隣で、河豚狸はやる気があるのかないのか、のほほんとした顔つき。

 

<序ノ口>

● 茸の山(1-6)

 けさもまらには反応がなく「安定の負け(´・ω・`)」と自虐的なコメント。それでも今場所は入門後初の白星をあげるなど、収穫もあった。秋場所は気候がよくなり、勝ちやすくなる。今場所の経験を生かして飛躍を期待したい。

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

幕内の結果(十二日目)

2012-07-19 20:00:01 | 取組結果

○ 摩羅の川(11-1)

 今日も横綱・摩羅の川は、場所前半の不調が嘘のような危なげない相撲で白星を重ねる。今日は仕事が午後からのため、少し遅めの午前9時頃の立ち合いとなった。起床時間は遅めのだったものの小太郎は気合い充分。目覚めた瞬間に一気に突き出しを決める得意の速攻相撲で11勝目。取組後のインタビューでは「今朝の青森は気温がそれほど高くありませんでしたから、快適な取組になりました。千秋楽までこういう気温だと良いのですが」と余裕のコメント。天気予報でも今日くらいの気温が千秋楽まで続く予想で、後半に入り絶好調の横綱に天候まで味方してきたようだ。

 

○ 汚痔(12-0)

 前日、早発ちの逆境を早勃ちで乗り越えた綱獲り大関に、きょうも試練が降りかかる。得意のソファーを家族に先に使われてしまい、なんと灼熱の寝室・ベッドでの取組となる。寝汗べっとりで苦戦を強いられたものの、昨日の出張の疲れを逆利用、着かれまらで僅かな勝機を見逃さずに今朝も白星。逆境を力にする、まさに汚痔相撲。これでいよいよ12勝目。それでも反省を怠らない大関。「際どい勝負に反省しきりです。寝しなに水分補給を怠りました」と志はあくまで高い。この大関を「大関」と呼ぶのも、いよいよあと3日だけになるかもしれない。

 

● 玉椿(6-6)

 きょうはバイト先の仮眠室での取組となる玉椿。今後の日程を考えると、勝ち越しにむけ、きょうはどうしても勝っておきたい。「縁起物だからね」とバイト先にちんすこうやバナナを持ち込み、休憩室でむしゃむしゃ食べて栄養補給したものの、やはり1時間の仮眠時間では勃起にまでには至らない。「やっぱりダメか……」と負け判定、あきらめて作業場にもどると、遅ればせながらまらがむくむく。「いまさら勃起してもなあ……」と苦笑しながら、もぞもぞと動きづらそうに仕事をしていた。

 

○ 蒼狼(6-6)

 日頃から「半だちは負け」と宣言するなど求道者として理想の勃起を追求しつづける蒼狼。けさも立派にまらを勃起させての快勝にも「私は勝ちましたけれど、はっきりしてよわいです、とてもよわいです」と取組内容に納得がいかない顔。報道陣が「どのあたりが不満だったのだろう?」と首をかしげるなか、怒ったような表情のまますたすたと花道の奥へと引き上げてしまった。

 

○ 家満(11-1)

 昨日遅かったため、今日はハッとした感じに目覚める。いわゆるビックリ起きで、不用意な受け身の立合い。だが、血流が一気に回ったのか、まらもビックリ起き。立合い瞬時の爆発力を見せ、カッチコチで勝利を収める。

 

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする