竜剣丸

2009年04月14日 | サボテン

サボテン記事。

竜剣丸(りゅうけんまる)。

縮玉と同じくメキシコ原産のエキノフォスロカクタス属の仲間。
この属はむやみに多い稜がぐねぐねと波打っているのが特徴だが、この種は稜が少なくうねりもないという変わり者。
青緑色の堅い肌に3本の強刺という、むしろフェロカクタス属のような印象。

おそらく一般園芸店には流通しておらず、入手には専門店しかなさそう。


 サボテン科 エキノフォスロカクタス(またはステノカクタス)属

日当たりを好む。
遮光の必要なし。
生長は遅いとされるが、安定した生育をみせるので、トータルでは早い部類だと思う。
冬は完全休眠して気の毒なほど萎んでしまうが、自ら吸水を休止しているだけなので水をやりすぎないよう注意。
強健種。
花は白に紫の筋が入り、春咲き。
自家受精はしない模様。



これは1年半ほど前の姿。
結構生長は早い印象。

朝日丸?

2008年08月08日 | サボテン



サボテン記事。

朝日丸、と思われる。

エルネスティーによく似たマミラリア属のサボテン。
こちらの刺は長いかわり、球体を保護するように内側にカーブした防御専門(?)なので、あまり痛くない。
マミラリアの花は春に一気に咲くものが多いが、これは初夏からまばらに咲き続ける。
夏でも元気に生育を続ける点も、マミラリアとしては風変わり。


 サボテン科 マミラリア属
栽培はエルネスティーと同様。
ただわりと高温を好むので、夏でも元気に新刺を出しているようなら積極的に育てても大丈夫。
順調に育っている間は水やり多め。
自家受精はしない。

金烏帽子

2008年07月30日 | サボテン

サボテン記事。

金烏帽子(きんえぼし)。

ウチワサボテンと呼ばれる仲間の一種。
名前通りウチワ状に広がる茎節を連ねるサボテンで、球形サボテンや柱サボテンほど砂漠的環境に特化していないぶん、丈夫で育てやすい。
ウチワサボテンでも茎節が球形に近いものは気難しい。

茎節の表面に毛のイボみたいなのがあってかわいいが、これは芒刺(ぼうし)と呼ばれる刺の束。
これが刺さると痛い!
しかも、いつまでもチクチクと鬱陶しいことこの上ない。
サボテンサイトでは、刺さったらガムテープを貼ってびりっとはがすという方法を紹介していたりするが、この刺は目に見えない返しがついてるらしく、そう簡単には抜けてくれない。
刺の扱いに関する限り、もっとも注意が必要なのは強刺類などではなくウチワサボテン。
正直言って、こういう毛イボがあるタイプのウチワサボテンはおすすめできない。

もっとつるっとしたタイプのウチワサボテンは、原産地では普通に野菜として食べられていて、皮をむいてステーキにしたりするらしい。
また実が食用になる種類も多いらしい。


 サボテン科 オプンチア属
メキシコ原産。
日当たりを好む。
とはいえ、日差しが強すぎると新芽が枯れたり新しい茎節があまり大きくならなかったりする。
生長が早いので、生育期は水と肥料は多めに。
普通に管理していれば、根腐れはまずあり得ないだろう。
寒さには極めて強いらしいが、株によっては寒さで茎節に赤い斑点が浮き出ることも。
同じ種類でも差があり、そのへんの条件はよく分からない。



今年はじめて咲いた花。
1日で終わってしまったが、結実している感じ。
自家受精かどうかは不明。

緋花玉

2008年07月27日 | サボテン

サボテン記事。

緋花玉(ひかだま)。

海王丸牡丹玉翠晃冠と同じギムノカリキウム属の仲間。
名前通り鮮やかな赤い花を咲かせる。
あまり大きくならない種類で、上の写真のものも実生3年程度の小苗だがすでに開花株。


 サボテン科 ギムノカリキウム属
アルゼンチン原産。
ギムノだけあって柔らかい日差しを好む。
花は午後咲きで、しかも花びらが開くにはそれなりの日差しが必要なので、置き場によってはなかなか開いているところが見られない。
自家受精はしない。



上2枚より大きい株もあるのだが、今年根腐れさせてしまい、ただいま静養中。
抜き上げたときにはすでに新しい根が出ていたので、ダメにする心配はなさそう。


これは去年の元気だったころの姿。
肌の色艶が違います。

鸞鳳玉

2008年07月14日 | サボテン

サボテン記事。

鸞鳳玉(らんぽうぎょく)。

上から見ると見事な星形を描き、また刺を全く持たないヘンテコリンなサボテン。
肌には白点があり、このことからこの属の仲間は有星類と呼ばれる。
最初は球形だが、古くなると柱状になるらしい。
直径は15センチ以上、高さは50センチほどにもなるというから、かなりの大型種。

和名もヘンだが由来は不明。
手書きにせよPCでの変換にせよ面倒なためか、「ランポー玉」と表記することが多い。
なぜ「ランポウ」ではなく「ランポー」なのかも謎。


この不思議な姿ゆえ人気も高く、様々な品種が作出されている。
稜が3〜4のもの、稜の丸みが違うもの、稜の間にさらに稜が現れるもの、白点のないもの、白点が集合して模様を描くもの、斑入りのもの、はたまたその組み合わせ、同属他種との交配などなど……。
ちなみに写真のものは基本タイプ。


 サボテン科 アストロフィツム属
メキシコ原産。

日当たりを好むが、夏は遮光したほうが無難。
高温を好み、春の生育初期は日照より温度を重視したほうがいい感じ。
冬は完全に休眠し、寒さは嫌うようだが、無暖房でも特に問題なく冬越しする。
この属は全般に根腐れしやすいようだが、その中では丈夫なほう。
花は新しい刺座にひとつずつつけるタイプ。
今年初めて咲いたので、自家結実性については未検証。
アストロフィツムゆえ、実生の発芽はたぶん容易だろう。
……腐らせるのもたぶん容易。

短毛丸

2008年07月11日 | サボテン

サボテン記事。

短毛丸(たんげまる)。

世界の図の基本種。
世界の図がピンク花を咲かせるのに対して、こちらは純白大輪を咲かせる。
斑入りというのは葉緑素の欠落のはずなのに、なぜ斑入り種の花のほうが色つきなのかは不明。


なっがーい花茎はどちらも同じ。

丈夫で生長も早く、玉サボテンとしては珍しく接ぎ台としても利用される。
といっても小さいうちは刺も多く、それほど扱いやすい接ぎ台ではないだろう。
また南米原産にも関わらず耐寒性にも秀で、暖地では古くから軒下などで地植えにされて群生しているらしい。


 サボテン科 エキノプシス属
属名のEchinopsisは、この仲間は「ウニサボテン」と呼ばれるので、ギリシア語のechinoa(ウニ)とopsis(〜に似た)だろう。

栽培は世界の図に準ずる。
基本種ゆえさらに強健。

金華山

2008年07月08日 | サボテン

サボテン記事。

金華山(きんかざん)。

エルネスティーにちょっと似たマミラリア属のサボテン。
なにかの変種らしいが詳しいことは分からず。
こちらはエルネスティーとは違いおおむね球形に育ち、中刺が長い。
こういう長い刺は見た目に反してあまり痛くない。
むしろぶつかって刺座を欠落させないよう気を使うほど。

一般園芸店でよく扱っているサボのひとつだが、たいがい売れ残っている。
確かに花も小さく、球体刺ともにインパクトに欠けるかも。


 サボテン科 マミラリア属

栽培はエルネスティーに準ずる。
とはいえ比較的気難しい印象。
自家受精はしない。
大きくなると子を出すようだ。

翠晃冠

2008年06月29日 | サボテン

サボテン記事。

翠晃冠(すいこうかん)。

牡丹玉海王丸と同じくギムノカリキウム属のサボテン。
球体は特徴に乏しいが、ギムノらしく幾何学的に整っていて美しい種類。
やはりギムノらしく花も美しい。
普及種で一般園芸店でもよく扱っている。

個体変異が大きいのか、刺がずっと長かったりぐにょんぐにょんとうねってたりするタイプもあるようだ。
実物は見たことないが斑入りが美しい種類でもある。


 サボテン科 ギムノカリキウム属

ギムノの常で柔らかい日差しを好む。
とはいえギムノとしては結構無理がきく感じ。
寒さにも強いらしく、冬に無加温でも元気にしていた。



去年100円未満で買ったものが今年咲いてるのだから、サボとしてはお手軽。

大統領

2008年06月19日 | サボテン

サボテン記事。

大統領(だいとうりょう)。

別に次期大統領選について語ろうというわけではなくて、こういう和名のサボテン。
残念ながら和名の由来は不明。

マミラリア属のようなイボが目立つ、テロカクタス属のサボテン。
見所はなんといっても花。
数あるサボテンの中でも屈指の美しさだろう。
しかも新しい刺座にひとつずつ花芽をつけるタイプなので、秋まで長く楽しめる。

変種に、赤みの強い刺を出す「五色大統領」、白っぽい刺を出す「白刺大統領(白針丸)」がある。
また近似種に「和光丸」というのがあるらしく、写真のものが和光丸ではないとも言い切れず。


これは上2枚とは別の株で、根腐れをおこして竜神木に接ぎ木し、その接ぎ台が寒さで駄目になったのでまた自根に戻ったという、波瀾万丈の人生を送ってきた株。


 サボテン科 テロカクタス属
テキサス州〜メキシコ原産。

柔らかめの日差しを好む。
高温期に生育するタイプで、休眠中は気の毒なほど萎んでしまうが水をどばどばやったりしないように。
生長は遅めのサボテンなので、ゆっくり育てる。
自家受精はしない。
実生は容易。


これが赤ちゃん大統領。
丈夫だがやはり生長は遅い。

金星

2008年06月17日 | サボテン

サボテン記事。

金星(きんせい)。

月影丸などのマミラリア属によく似た、ドリコテレ属のサボテン。
というか、この属はマミラリア属に分類されていることも。
そのへんの事情はよく分からないが、サボの種類は統合する方向に向かっている模様。

この種は一般的なマミラリアに比べてはるかに花が大きく、またやたらと長いイボが特徴。
なんとイボだけ切り取って挿し木する、「イボ挿し」が可能とか。


 サボテン科 ドリコテレ(マミラリア)属
メキシコ原産。
マミラリア同様、強い日差しを嫌うようだ。
うまく育てられているとはいいがたいのでデータ不足。
開花も今年初めてなので、結実・実生についても未検証。
子を出して群生するらしい。