パンジー

2009年04月30日 | その他植物



4月中旬写真。

パンジー。

スミレの園芸品種で、花壇やプランターの植え込みの定番。
小輪で多花性の系統の品種をビオラと称することもあるが、厳密な区別があるわけではなさそう。
今回記事の写真でいえば、黄色系の色のものがビオラにあたるのかもしれない。
パンジーはヨーロッパ中北部原産のトリコロール種を基本とし、ビオラはそれに加えてピレネー山脈原産のコルヌータ種の特徴を受け継いでいるらしい。


 スミレ科 ビオラ(スミレ)属
前回記事








4/30虫

2009年04月30日 | 虫写真
新着写真。

虫の季節ということは、残念なことに地味蛾の季節でもあります。
ソトウスグロアツバあたりかもしれませんが、もちろんこんなやつなんてまともに同定してやる必要はありません。
だいたいアツバなんてのは、二等辺三角形型というだけで調子に乗って、鼻をそらして文字通り天狗になってるような連中です。
これ以上つけあがらせてはいけません。


いつも「ムネアカ」とか「チャイロ」といった単語がまず浮かんできて混乱する、ウスチャジョウカイ?
どうせセンスのない名前をつけるくらいならいっそ、「クロズムネアカウスチャジョウカイ」ぐらいかましてはどうか。


ちまちまハチその1。


ちまちまハチその2。
虫撮り人として修練を積んだ今ではむろん、こんなハチの同定に時間を費やすようなヘマはしません。


トーテムポールの一種。
北米原産の外来種です。
やはり洋物の虫はサイズからして違います。

黄花片栗

2009年04月29日 | その他植物

新着写真。

キバナカタクリ(黄花片栗)。

北米の亜高山帯に自生する、カタクリの仲間。
日本のカタクリに比べて強健で栽培が容易らしい。


 ユリ科 エリトロニウム(カタクリ)属

4/29虫

2009年04月29日 | 虫写真
新着写真。
昨日も「4/29虫」だった気がするのは、もちろん気のせいです。

ケヤマハンノキ?についてる、イタドリハムシ。
「イタドリハムシなのにイタドリについてなかったせいで、うちの子が怪我しちゃったじゃないの!」と、昨今では訴えられかねません。


こちらはユリ食ってるのに、カタクリハムシ?
「カタクリハムシなのにカタクリについてなかったせいで、うちの子が受験に落ちちゃったじゃないの!」


こちらは呑気にケヤマハンノキ?の葉上でさかっている、クロボシツツハムシ?
春です。


酒を過ごして浮かれて黒点を落としてしまったあげく、「全裸で斑のないクロボシツツハムシなんて絶対に許さない!」と、偉い人にいわれてしょんぼりする、クロボシツツハムシ??
春ならではです。


春といえば、マイマイガは順調に至る所でわいています。
世界がマイマイガで覆いつくされる日も遠くないでしょう。


番外。
いつのまにか靴裏に刺さっていた画鋲。
きっと反マイマイガ組織の陰謀でしょう。
もちろんこんなことで我々WMO-ワールド・マイマイガ・オーガナイゼーション-は屈したりはしません。

「ガビョウ」は、トランプしながらでも相手に気づかれずに嫌がらせをできないものかと考えたガビョー男爵による発明といわれています。
靴に仕込んでよし、椅子に仕掛けてよし、床にばらまいてよしの、究極の嫌がらせアイテムです。
日本では「画鋲」の字が当てられ、また日本人の気性に合ったのか様々な作品中で重要な小道具として登場するため、日本語と思っている方も少なくないでしょうが、そもそもはガビョー男爵の名が由来です。



4/29

2009年04月29日 | その他
セダム・乙女心の花。花を見るのは2度目。
洋種セダムは花つきが悪いやつが多い。
虹の玉/オーロラの花なんて一度も見たことなし。


エケベリア・花うらら。
これは毎年よく咲く。


妙にゴージャスなフキの綿帽子。


豪快に胞子出しまくりのツクシ。




今年はちょうど盛りに長雨にたたられて、あまり桜を見た記憶なし。
とはいえそこはGW、あらかた散った桜ばかりでも公園は人だらけでうぜー。
いや、お互い様だが。


今年の植物記事はなるべく季節に遅れずにいこうと思っていたが、そろそろ諦め気味。
1日2記事でも全然追いつかず。
つか、昨日いくら調子が悪かったとはいえ、記事の日付間違うとか疲れすぎ。

疲れてるのみならず、常時ストレス蓄積させ続けてるからなあ……。
1年以上はらわた煮えくり返ってれば、そりゃ大幅にパフォーマンスダウンするか。
自分の性格とこれまでの経験からいって、あと4年は気が収まることはなかろう。
というわけであと4年は、用もないのに俺に話しかけたりしないほうが無難。

チオノドクサ

2009年04月28日 | その他植物



4月中旬写真。

チオノドクサ。
別名・ユキゲユリ(雪解百合)。

地中海沿岸東部あたりが原産の、春咲き球根。
「グローリーオブザスノー」の英名通り、青・紫・ピンク・白などのきれいな花を咲かせるのだが、なぜかあまり植えられていない。
名前の語呂があんまりよろしくないせいかもしれない。
耐寒性が高く、植えっぱなしでよく殖える丈夫な植物。


 ユリ科 チオノドクサ属
属名のChionodoxaは、ギリシア語で「雪の誉れ」の意。
花言葉は「たくましさ」

4/28虫

2009年04月28日 | 虫写真


年度が改まっても相変わらず評判のよろしくないマイマイガ。
そんな世間の誤解を解くべく、孵化したばかりのマイマイガ動画をご用意しました。
これをご覧になれば、いかな虫嫌いといえどもチャーミングさにノックアウトされてしまうこと請け合いです。

(追記。混雑時はうまく再生されない模様)


画質の悪い動画では満足できない、あるいはうまく再生されない方は、こちらの画像でじっくりとご堪能ください。


まー正直なところ、ベランダ中で這いまわられていると鬱陶しいことは確か。
見ているだけで痒くなってくるというのも分かるが、かぶれるというのはどうか。
素手でつまんで吹き飛ばしたり、糸にぶら下がって漂ってきたやつにまとわりつかれたりしているが、かぶれたことはなし。
マイマイガを駆逐するより、かぶれる人を隔離したほうがてっとり早い気がする。


おまけ。
上げるの忘れてた、ヒオドシチョウ?
キタテハなんかと同様、越冬組。


おまけ2。
花に鼻つっこむミツバチ。
ミツバチは冬眠せずに、寄り集まっておしくらまんじゅうしながら冬を越すらしい。

鶯神楽

2009年04月27日 | その他植物



4月中旬写真。

ウグイスカグラ(鶯神楽)。

山野に自生する落葉低木で、日本固有種。
春に咲かせる花に気づくにはかなりの注意力が必要。

6月頃に熟す赤い実は食べられる。去年記事参照。
同属で実が似ているヒョウタンボクは有毒なので注意。


 スイカズラ科 ロニセラ(スイカズラ)属

沈丁花

2009年04月27日 | その他植物



4月中旬写真。(3枚目のみ2008年3月写真)

ジンチョウゲ(沈丁花)。

中国原産で日本には室町時代に渡来した、常緑低木。
雌雄異株だが日本にあるのはほとんどが雄株で、実を見ることはない。
1、2枚目の写真のように、葉に覆輪の入る園芸品種もある。

春に、非常に強い芳香を持つ紫~白の花(花びらに見えるのは萼)を咲かせる。
その香り高さゆえ、沈香(じんこう)と丁字(ちょうじ)のふたつの名香を合わせたようであることから、「沈丁花」。
中国でも「瑞香」と呼ばれる。
また乾燥させた花を煎じたものは消炎・鎮痛の効能があり、風邪のときに服用する。

半日陰を好み強い日差しは嫌う。
移植を嫌い、大株を植え替えるとあっけなく枯れてしまうことがある。
また移さなくても古株は突然枯れてしまうこともあり、少々気難しいらしい。
ただ挿し木はわりと容易。


 ジンチョウゲ科 ダフネ(ジンチョウゲ)属
属名のDaphneは、葉の形が似ている月桂樹のギリシア名daphneより。
ダフネは、アポロンの求婚から逃すためゼウスにより月桂樹に変えられたニンフ。
花言葉は「不滅」「栄光」「快楽を求める」など。

西洋翁草

2009年04月26日 | その他植物



新着写真。

セイヨウオキナグサ(西洋翁草)。

名前通りヨーロッパ原産のオキナグサの仲間で、キンポウゲ科の多年草。
日本のオキナグサは絶滅危惧Ⅱ類に指定されている。

オキナグサ、セイヨウオキナグサともに生殖器官や女性の症状の民間薬として用いられてきたが、有毒成分もあり、外用だけで決して内服はしない。


再掲。2008年5月末写真。


 キンポウゲ科 プルサティラ(オキナグサ)属

去年記事