花月

2008年12月16日 | 多肉植物





多肉植物記事。

花月(カゲツ)。
別名・金のなる木。

おそらくもっとも普及している多肉植物で、南アフリカ原産の夏型クラッスラ属。
若い枝に五円玉を通して成長させると、枝にお金がなっているように見えることから、「金のなる木」として出回ることも。
また花の少ない冬にきれいな花を咲かせるので、ちょうど今ごろ花つきの苗が出回っているはず。
……ただ蜜がべたべたして花殻の始末が少々うっとうしい。
小さいうちから花をつける種類や、斑入り、黄金葉などさまざまな園芸品種がある。


大株になると、硬化した茎の外皮が割れて剥がれてくる。
非常に丈夫な多肉だが、この剥がれた皮の間に水がたまるとそこから腐り始めることもあるらしいので注意。


 ベンケイソウ科 クラッスラ属
属名のCrassulaは、ラテン語のcrassus(厚い)が由来で、肥大した茎や葉から。

日当たりを好む。
非常に強健なので、春から秋までは戸外で放任栽培できる。
花芽が分化するのは8月から9月ごろなので、この時期は断水して肥料もやらず、よく日に当てる。
ちょうど台風が多い時期なので、雨が続くようなら室内に取り込んだほうがいいかもしれない。
耐寒性は普通で、霜が降りる前に室内に取り込む。
挿し木で簡単に殖やせる。葉差しも可能。