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ヤツデ(八手)。
別名・テングノハウチワ(天狗の羽団扇)。
東北南部以南の沿岸など温暖な地域に自生する、ウコギ科の常緑低木。
耐寒性が高く、日陰によく適応するので、庭木としてよく植栽されている。
名前どおり8前後に裂けた、艶のある大きな掌状の葉を広げる。
秋から冬に花穂を伸ばし、小さな白花を球状に咲かせる。
花弁はわりとすぐに脱落し、写真のように雌しべだけの状態になる。
実が熟すのは翌年の初夏ごろで、黒い実をつける。
乾燥させた葉は煎じて、咳や痰など風邪の症状に服用する。
ウコギ科 Fatsia(ヤツデ)属
属名のFatsiaは、日本語の「八」あるいは「八手(はっしゅ)」が由来。
花言葉は「仲良し」