こんにちは。私は「 にょほほ電鉄 」の作者です。
●2013年1月30日
そういや今年に入って、車両の撮影を何一つ行っていません(駅に関してはガーラ湯沢駅
を撮影いたしましたが)そんなコトをしているうちに1月が終わろうとしています。本来
ならば春の日差しの方が写真映えするワケで、どうせ今の時期に撮影しても、数ヶ月後に
撮り直しているのが通例。しかし冬眠している場合ではないイイ天気。腕が鈍らないよう
に、気晴らしに撮影に出かけましょう。
どうせ気晴らしなのだから「ガチで撮影して玉砕したらションボリしそうな」ところにで
も行きましょう。てなワケで向かった先は、京王井の頭線。
井の頭線には昨年10月に、特別ラッピング車両が登場しています。車体には沿線名所の
ステッカーが貼付され、室内の液晶ディスプレイではテレビ東京の人気番組「空から日本
を見てみよう」のキャラクター「くもじぃ」と「くもみ」が井の頭線を空撮で紹介する映
像が流されています。しかし!何より特徴的なのは、本来なら編成毎に異なる前面の塗色
とストライプが、この編成では1編成で表現しているコト。ストライプが吉祥寺寄りから
「赤~紫~青~緑~黄~赤」のグラデーションになっています。この事から「レインボー
電車」と呼ばれ、沿線で注目を浴びています。
以前に、この車両を「ガチ」で狙いに、作者お気に入りの撮影地である新代田まで行くも
冬至間近の太陽光ではビル影だらけで撮影に値せず、しかも肝心のレインボー編成は来な
かったという踏んだり蹴ったりな体験をしたコトがあります。なので今回は「来なくても
イイや」との気分で訪れた次第。まぁそれでも、来た方がイイですけどね。
山手線で新宿まで赴き、そこから京王線で明大前へ。ここで井の頭線に乗り換え、本日は
被り率ゼロのビギナーコース・高井戸駅に赴きましょう。高井戸駅は井の頭線の有名撮影
地で、しかも島式ホーム(上り線線路と下り線線路の間にホームがある構造)のため手前
を走る列車に遮られ・・・なんてコトは皆無。初心者でも簡単に井の頭線車両が撮影でき
ます。作者的には、見事なまでの直線線路の新代田の方が好きなのですけど、夏でも無い
かぎり、ビル影は避けられませんからねぇ。
明大前駅で京王線を降り、井の頭線ホームへ向かうワケですが、列車接近のアナウンスが
流れてる最中。おっ♪ラッキー、と思うや否や、列車が入線して来たワケです・・・が。
あれ?赤いストライプの編成なんて、あったっけ・・・
えっ!色が変わった!?
赤だと思っていたストライプが、見る見る紫に、そして青に変化するではありませんか!
これは茂木先生の「アハ体験」みたい・・・ん?待てよ?
ぬおっ!レインボー編成!
ナント!レインボー編成に一発で巡り会えました。何たる偶然。先述の通り、レインボー
編成はストライプがグラデーションになっているので、高速で進入して来た列車を眺める
と、見る見るストライプ色が変わって行くという、アハ体験状態となるワケです。この列
車は吉祥寺行き。これに乗って高井戸で下車し、待機していれば、15分程度で折り返し
渋谷行きとなって戻って来る。それを狙いましょう。
んで高井戸。この駅で撮影するのは何年ぶりでしょう。相当昔なのは間違いありませんが。
どちらにしろ、アングルチェックは必要なので、それを行いつつ、レインボー編成を待ち
ましょう。すると?ビジネスマン風の男性が、バッグを持ってホーム端へやって来ました。
そして、おもむろに取り出したのは・・・一眼カメラ。およっ?仲間?と思うや否や
今日ってレインボー走ってます?
と作者に尋ねて来ました。あら同業さんだったのね。パリッとした格好だったので意外で
した。同業さんなら情報を共有しましょうよ、と「走ってますよ!さっき私が乗って来ま
して、多分もうすぐ折り返して来ます」と伝える作者。「本当ですか!」と同業氏。
只今、時刻は10時すぎ。レインボー編成は多分、10時13分着の列車の後の通過列車
(急行・渋谷行き)でやって来るかも。列車を撮影しつつ時間を潰し時刻は10時13分。
各停・渋谷行きが到着。同業氏はこの列車を撮影し、モニターでチェック中。対して作者
は「早くレインボー編成来てくれぃ」と、吉祥寺方面を「じーっ」と眺める。すると
来た!
レインボー編成が徐行でやって来ました。各停に続行する急行電車ですから、追い越しが
出来る駅(3駅先の永福町駅)までは徐行になってしまうのですね。徐行なので逆にタイ
ミングが掴みづらいですが、慎重に撮影を・・・
えっ!気づいていない!
ナント同業氏、モニターのチェックに夢中で、レインボー編成の接近に気づいていない。
これは大変だわ。すかさず「来ましたよ!来ましたよ!!」と声をかける作者。同業氏は
「え、あっ!」と慌ててカメラを構える。んで、程よく近づいて来たところをパチリ。
やった!撮影成功。引き続き撮影を続ける同業氏に「お疲れさまでした」と言い残し作者
は吉祥寺方面へ。あまりに早く撮影を終えたので、ついでに西武線秋津駅で撮影を行おう
かと思った・・・のですが。乗換検索をすると、武蔵野線の乗り継ぎが悪く、意外に時間
がかかる。秋津は諦めましょう。一度帰宅するコトに。
帰宅して今度はクルマでお出かけ。向かった先は流鉄流山線。前回の訪問以降に最新鋭車
5000系が2編成も増備されています。流鉄もまた車両毎に塗色が異なり、今回増備の
編成はワインレッドの「あかぎ」号とグリーンの「若葉」号。それを狙いに行きましょう。
水戸街道を進み、流山~幸谷間の4号踏切に到着。すると!既に遮断機が下りています。
えっ!何か来るの?と思うも、どうやら撮影対象とは反対方向の、流山行き列車。しかも
実際に通過して行った列車は
「流馬」号やんけ。
既に撮影した、スカイブルーの第1編成「流馬」号でした。作者が撮影したいのは「あか
ぎ」号と「若葉」号。しかし日中は2編成が稼働している流鉄において、うち1編成が撮
影済みの編成というコトは、新色コンプリートは今日は不可能というコト。
んでもまぁイイや、どっちか来れば。これで、もう1編成がオレンジ色の車両とかだった
ら目も当てられませんけど。んで5分程待ったでしょうか、遠くに見える幸谷駅に列車が
入った模様。何が来ただろ? 欲を言えば、お目にかかったコトの無いワインレッドが来
ればイイけれど(グリーン塗装は3000系時代に見たコトがあります)カメラの望遠機
能で幸谷駅方向を覗くと
グリーンだ。
どうやら5000系「若葉」号っぽい。程なく「若葉」号は幸谷駅を出発し、4号踏切も
警報機が鳴りだしました。カメラを構える作者。んで程よく近づいて来たところをパチリ。
撮影成功。あとは「あかぎ」号が撮影できればコンプリートですが、今日は走っていない
ので、撤収しましょう。
しばらくは、このような「気晴らし撮影」が続きそうです。しかも今年は、新車情報も少
なめで、確定しているのはJR東日本E6系「スーパーこまち」と(次年度ですが)東武
60000系のみ。ニュースリリースでは、ゆりかもめがアルミ製の新型車両を投入する
旨が記載されていますが、その後、何の情報も出て来ません。さて、今年はどう振る舞い
ましょうか?
てなワケで、次回へ続く。
→該当ページ「車両ページ・京王電鉄」
→該当ページ「車両ページ・流鉄」