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↑瓦屋禅寺の本堂
瓦屋禅寺は湖東平野の中央分にある箕作山の中腹にあり、隠れたもみじの名所でもあると言われている。一時は廃寺寸前までになっとことがあるがその後、整備され復活していると言う。
9月6日(火)、50-60年ぶりに東近江市にある「瓦屋禅寺」を訪れた。小学生のころに何回か行ったことがあるが遙か遠い昔のことである。半世紀ぶりに訪れた瓦屋禅寺は苔やシダと紅葉の木に囲まれた静かな寺であったが昔の面影は古びた本堂と多段の階段が記憶に残っていた。現在はお寺まで道路ができており車でも簡単に行ける。
瓦屋寺の歴史は、推古天皇の頃、聖徳太子が四天王寺を建立するため、この地で10万8000枚の瓦を焼いたがその瓦を管理するために建立したのがこの寺と伝わる。それ以前にもこの山の山麓で古くから瓦が焼かれていたらしく、旧表参道の階段登り口付近には白鳳時代の窯跡が残っている。戦国時代に多くの伽藍や建物が消失したが、江戸時代の正保年間(1644年頃)になって八日市(現東近江)に仙台伊達藩の領地が有った関係で伊達家の菩提寺は奥州松島・瑞巌寺の高弟・香山祖桂和尚の手により中興され臨済宗寺院となり現在に至っている。
瓦屋寺に行くには;
①近江鉄道八日市駅から20分程歩くと表参道の登り口につく。ここから1250段余の石道を登ると境内。
②八日市駅の西側の延命山麓にある松尾神社横の林道を利用したドライブ道からは門の前まで車で行くと門前。
③太郎坊宮からは車で林道を走って門の前まで行ける。さらに山越えする往古の参詣道を辿る。
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↑表参道の登り口
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↑瓦屋寺の駐車場近くの門
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↑木々に囲まれた静かな境内
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