殿は今夜もご乱心

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この機に乗じて『思い出』・5

2017年04月09日 10時19分06秒 | みりこんばばの時事
父が急死した当時、45才だった私は

当然ながら世間知らずの小娘ではない。

仕事や子供のPTA活動で

在日、または帰化人と呼ばれる人たちと接触する機会は何度もあった。


顧客同士や職場の同僚、役員仲間にその人たちが混ざっている場合

激しいライバル心に由来する人間関係のトラブルが必ず起きた。

あんまり負けず嫌いだから、きちんとしているのかと思いきや

お金にはアバウトで、その方面のトラブルもたびたびあった。


その中でただ一人、常識的な女性が存在した。

仕事で知り合った50代のその人は

つり目に高い頬骨、耳たぶの無い耳に張ったエラという

お決まりの顔立ちではなかったので

彼女から聞くまで素性を全く知らなかった。

優雅で謙虚なたたずまいに

「例外もいるんだ‥」

私はひそかに驚いたものだ。


じきに彼女の娘とも、挨拶くらいは交わすようになったある日

その娘から突然電話があった。

「10万円、貸してもらえませんか?

母には言えなくて‥」

本人だけでなく、身内にも注意が必要だと痛感した。

結果、残念ながら私は、いまだかつて安全な人と出会った経験は無い。

よって油断大敵なのは、隣のA一家だけじゃないと知っていた。


同胞同士が人前でつかみ合いの喧嘩をし

疲れてくると一休みして、お互いのタバコに火をつけ合い

それからまた喧嘩に戻るシーンも目の前で見た。

彼らが日常、頻繁に繰り返す激高は

「火症」という病名のごとき名称で呼ばれており

自分ではどうにもならないのだと教えてくれる人があった。


特に男性は精神を病むケースが多く

その場合、中年を過ぎると手に負えなくなるというのも

40代になって人から聞いた。

隣の男はこれだったのだ‥父が死んだ時、そう思った。


その民族性が父に執行されたのだと思うと、不憫でならなかったが

隣の長男が直接手を下したわけでもなし、腹を立てたって父は帰ってこない。

「何があった?」「どうしてこんなことに?」

昨日までピンピンしていたのだから、弔問客は次々に問いかける。

「さあ‥」「心当たりは全く‥」

ひたすらそう答え続けるしかなかった。


答えているうちに、こっちもだんだんその気になった。

父は寿命だった‥

大好きなゴルフをしながら幸せに旅立った‥

私たちは自然に、そう思えるようになった。

父は感情に任せて人を恨んだり騒ぎ立てるのを

最も嫌う人間だったので、それでいいのだろうと思った。



通夜葬儀に、隣の長男は顔を出さなかった。

見たくもないから、かまわない。

代わりに奥さんと、20代半ばになる上の息子が来た。

こんな時、あの人たちの国では

「人殺し!父を返せ!」

などと泣き叫んで責めるのがお決まりだろうけど

こちとらメイドインジャパンじゃ。

罪の無い者に当たり散らしはしない。



葬儀が終わり、唯一心配だったのは

次は母がターゲットになるかもしれないことだった。

何も知らなかった父の時と違い、今度は戦おうと思った。


が、何日経っても、何年経っても、何も無かった。

人ひとりを死ぬ間際までいじめておいて

死んだらピタリと静かになる、この根性。

精神病なのに自分で止められるのか‥

自制がきくんなら最初からするな‥

無害を安堵しながらも、これはこれで腹が立つ。

しかし、それが彼らなのだ。


あれっきり現在まで、全く何ごとも起きていない。

隣の長男は嘘のようにおとなしくなり

母は奥さんと、普通に近所付き合いを続けている。

父が、うちと隣の40数年に渡る因縁をかついで

あの世へ行ったような気がするのは娘の欲目だろうか。



そんなある日、和歌山でカレーに毒を入れたとされる女性が帰化人だと

ある人から聞いた。

あの女の人は、顔立ちや話し方がA子によく似ており

気になっていたのだが、たまたまよ‥その時は思った。


しかし今度は、神戸で小学生を殺害し

その首を校門に乗せた中学生が在日だと知った。

さらに山口県で若いお母さんを暴行し、赤ちゃんと一緒に殺害した少年や

イギリス人の女性英語教師を暴行して殺害し

自分で顔を整形しながら逃亡を続けた男もしかり。


地下鉄に毒ガスを撒いたカルト教団も

教祖は在日と言われているが、正確なところは知らない。

しかし実行犯や側近には在日が多かったことが、明らかになっている。


記憶に残る、衝動的で凄惨な殺人事件の犯人は

その多くが半島関係者という事実に驚愕するばかりだ。

マスコミはこういうことをあまり報道しないので

日本人が日本で起こした事件と思い込み

物騒な時代になった、変な人が増えたと嘆く人も多いが、それは違う。

移民が日本で起こした事件なのだ。


それらの事件と、父に起きた出来事はレベルが違うので

同じとは言わない。

しかし民族的衝動の犠牲になるのは、いつも罪なき者である。


《完》



つたない連作にお付き合いくださいまして、ありがとうごさいました。
コメント (18)
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