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月刊 よもやまツレヅレ・・・

管理栄養士・調理師・野菜ソムリエetc.
転勤族の主婦が食と予防栄養のプロに
転身するまでの奮闘記あれこれ…。

神戸流食材の踊る・・・

2007年05月06日 | お茶とお食事

やや小分けのGWは、軒並みのお天気続き、
陽気もしだいに初夏の気配となりましたね。

お休み中は、
いつものごとく、美味しいものを食べ歩いたり、
ほかにも雑事に追われつつ。

そして、新しいパソコンにはふたつのOSが、
無事にデビューを果たし、ソフトやデータのお引越しも完了

年明けに発売された某OSは、
自称「次世代コンピュータ」と名乗るだけあって、
とってもなめらか、透け感と立体感にも優れた造りです。

我が家の「新入り」は予想以上に順調なので、
なんとはなしに、達成感に浸るところ。

    

そしてさっそく、連休のはじめは、
六本木「ミッドタウン」で主人とお食事でした。

ガーデンサイド1階の『HAL YAMASHITA東京』にて。
神戸元町から東京への進出です。

予約には少々時間がかかったので、
その分だけ、とっても楽しみな一夜でした。

「HAL YAMASHITA東京」:
http://www.hal-yamashita.com/index.html

店内は、開放的な天井に、
白と黒のコントラストがで都会的なデザイン。
ホールの方々も皆スタイリッシュな印象。

厨房に面したカウンターの背面と横手にテーブル席、
スペースは、そう広いわけではありませんが、
高級感が漂い、奥行きが感じられます。

中庭に面した一面のガラス窓からは、
六本木ビジネス街の夜景が、上方へと広がる空間。

客層は二人連れのみならず、
会社の同僚同士と思しき男性方の集団もいて、
ビジネスシーンにも相応しい、レストランといえそうです。

オープンメニューは、全14皿(5800円、税・サ別)。

広大な自家農園の有機野菜や、兵庫県丹波産の有機米、
その他各地のブランド食材をふんだんに使用し、
心ゆくまで、贅沢な味わいです。

神戸ならではの地の利が活かされて、
泉州の水茄子や、淡路玉葱、京小芋などいただけるのも嬉しい。

せっかくなので、
シェフのオリジナル、「生もと造り」のお酒とともに、
充実のコースをいただきました。

日本酒のまろやかさと、白ワインにもにた爽やかさは、
お料理にもとても好く合います。食前酒にもおすすめ。

まずは、
神戸牛と二郎苺のウニ雲丹和え 塩昆布ソース

苺が酸味のアクセント。
中トロに似たとろける神戸牛の食感も素敵。

前菜4品は、
丹波地鶏の黄肝 焼酎風味のテリーヌ
神戸トマトのガスパッチョ

ボタン海老のマリネ 柚子酢和え
春鰯のエスカベッシュ

トマトの冷たい口あたりと、甘酸っぱさはやみつきの味。
魚介や鶏肝も、とてもていねいなつくりです。

自家製ブレッドと、スパイシーブレッドソース

バジル入りのパンが、ソースと合います。
思わずおかわりをいただきましたが、最後には満腹に…。

泉州水茄子のカルパッチョ イベリコ豚のソース

野菜のカルパッチョなるものは、初めて。
水茄子がジューシーで、とっても爽やか。
やや濃厚なソースがほどよくしみて、食がすすみます。

能登かんぱちのティラディート(マリネ)

かんぱちの旨さはいうまでもなく。

オーシャントラウトのコンフィ
鳴門わかめと3種類のハーブ添え

わかめとハーブの取りあわせ、
本場欧州料理の味に慣れた人向けの味付けでしょうか。

自家農園のガーデンサラダ 淡路玉葱のドレッシング2種

お野菜がたっぷりいただけて、
淡路島産玉葱の美味しさも二度楽しめる一品です。

京小芋のクリームスープ

柚子が隠し味になっていて、とてもなめらか。

但馬牛ロール炭火焼き 山葵添え 岡山備前の焼野菜と

レアな但馬牛の香ばしさとやわらかさ。
お野菜の焼き味も、もちろん美味しい。
オクラや松なめこ、サツマイモが使われています。
(松なめこ:松茸となめこから栽培されるキノコ)

ハンガリー産フォグラの茶碗蒸 甘椎茸&ジンジャー銀庵

茶碗蒸しはいうまでもなく、椎茸が本当に甘くて驚きます。

『サプライズ「米」』と題した、神戸牛のカレーライス

終盤でのカレーライスに「サプライズ」?
それとも、
これでもかというまでの食材へのこだわりに対して?
辛味の効いたカレーとしっかりめのご飯ですが、
口のなかでとろけて、あっというまにいただけてしまいます。

デザート4品には、
ベルギーチョコのソイミルク
グラスの苺ショートケーキ
チョコレート羊羹 マスカルポーネ添え
カスタードのアイス 塩昆布の煮汁ソース

なんといってもカスタードの卵黄の濃厚さは格別。
これが塩昆布と絶妙にあうんですね。
小豆を使ったチョコレートも優しい口あたり。

食後のほっとひと息は、神戸炭焼珈琲。

(お茶は数種類から選べます)

かれこれ、駆け足でも3時間は要したいコース、
もりだくさんの内容に合うだけのお腹の準備は必要です。

    

店奥のカウンター内にいらっしゃる、シェフの山下春幸さんは、
調理に携わりつつも、隣接するテーブルのお客様と、
メニューについて、気さくにお話ししていました。

美味しいものを、楽しく召し上がれ、
というシェフのこころ意気とお人柄が感じられます。

店員さん方も、食材について尋ねれば、
とても感じよく丁寧にご説明してくださいます。

少なくとも、半日は滞在しているかと見紛うくらいの、
くつろぎの時間。そして多彩な味の数々を楽しみました。

六本木にも、そして丸の内にも新しい風が吹いて、
都心の一騎打ちなど、称されるさなかですが、
街と…だけでなく、その一軒のお店と真剣に向いあう、
それも大人の過ごしかた、でしょうか。
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