月刊 よもやまツレヅレ・・・

管理栄養士・調理師・野菜ソムリエetc.
転勤族の主婦が食と予防栄養のプロに
転身するまでの奮闘記あれこれ…。

万謝の節目に・・・

2010年10月31日 | ♪ふたたび学生&お食事'10

秋が深まり、朝晩は冷える気候になりました。

名古屋へやって来てちょうど一年、
そういえば、昨秋に東京を離れるときも台風が来ていたことを思い出します。

いまだ土地勘も疎く、わからない風習などあれば周囲に尋ねながら、
少しずつ地元に馴染みつつあります。

この一年間もさまざまな場に参加して、たくさんの方に出会いました

いまは学校の友人たちとのひとときも本当に楽しくて、
人生の転機もきっと幸せなことと、ありがたく受けとめています。

    

10月は、地元では『名古屋まつり』の季節です。

名古屋まつり:
http://www.nagoya-festival.jp/



所縁ある人々のパレードに先だって、
目玉となるのはなんといっても、華やかな山車揃(だしぞろえ)。

今年は、開府400年という特別な一面も

市の文化財にも指定される昔ながらの大きな山車の数々は、
名古屋の中心部で通りを封鎖しつつ、延々と練り歩きます。



二の丸近くの東照宮へ到着次第、車輌の正面を鳥居に向きなおし、
からくりの演舞を見物客にも披露してから名古屋城へ。






いずれも、とてもレトロで芸術的、
手の込んで煌びやかな彫刻や刺繍に彩られています。

各地域の方々が力強く山車を押し回す姿にも気合いが感じられて、
見ているこちらも熱が入る場面。

山車はぜんぶで13輌、通常は9輌と4輌に分かれて活動していますが、
これらが一挙に集結するのはなんと100年に一度だけ

前回は明治43年、開府300年祭のとき、
そして今回は400年祭として13輌の山車祭りを拝見できたのは、
とても幸運なできごと、でした。

 

そして学校では、学祭の季節。

クラスやサークルの企画に従い、
飲食の売店を出したり、展示室を作ったり…。

ふだんの授業の合間に準備に追われ、当日も調理室やブースに入りっぱなし、
あっという間の二日間です。



※ミネストローネ作り

参加したブースのひとつでは、病食や介護食を扱いました

とある企業の商品をもとに、いまどきの食事療法の現実や、
嚥下障害や腎障害などへの対応方法を紹介すること。

ご飯をふつうに噛んで食べ、ごくっと飲み込んで消化吸収する、
その当然のことができなくなったら、どのように食事するのか、
また内臓疾患により、栄養の摂取制限が生じたらどうすればよいのか…。

難しい問題も含まれて、考え方もひとそれぞれですが、
けして他人ごとではないということ、健康的な食生活の大切さも、
あらためて切実に感じながらお伝えできる機会となりました。



早いものでこれから冬を迎え、二年生は栄養士実力認定試験の勉強に、
一年生は就職活動に向けて動きはじめます…。

    

今月は京都『VITRA』の、名古屋の姉妹店におじゃましました。

 

フレンチ『RESTAURANT VITRA NAGOYA(レストラン ヴィトラ 名古屋)』(覚王山_名古屋)

http://nagoya.vitra.jp/
(地下鉄東山線覚王山駅下車、椙山女学園近く)

覚王山の駅を出て、
椙山女学園沿いの坂を下までくだったすぐのところ、
大きな洋館造りのレストランとチャペルです。

京都で出会って大好きになった『VITRA』の姉妹店。

名古屋のお店は、
東京と京都にてプリンスホテルの料理長まで経られた、
ご経験豊かなシェフが奏でる数々。

名古屋ならではの華やかな店内は、シックな濃青を基調に、
シャンデリアに彩られ、おめでたい日にふさわしく、
主賓が登場できるフロアー階段がテーブル席へと続きます。

こだわりの食材とお料理には、京都と名古屋の融合も感じられる、
優雅なひとときを楽しみました。

(メニュー)
・鮑とさざえ、平ら貝の瞬間燻製 季節野菜添え
・海の幸とキャビアのカクテル 玉葱のクーリ
・鯒のグリエ ラタトゥイユとバジル添え
・玉蜀黍の冷製スープ
・鮎のムニエルと松茸 サバイヨンソース
・口直しの梨酢のグラニテ
・和牛フィレとフォアグラのポワレ 賀茂茄子と万願寺唐辛子 トリュフソース
・師崎しらすの御飯と松茸の御飯 赤だし 香物
・自家製パン 有機オリーブ油とバター
・白桃のジュレ
・パッションフルーツとチョコレートのムース
・レモングラスとミントのフレッシュハーブティ
・食後のコーヒー、ブルーベリーのお水饅頭とフランボワーズ
(季節と旬のお味見コース13650円也、税込・サ別)
※営業は夜のみ















フルーティな軽さであとをひくアルザスの白ワインと

ご訪問したのは9月でしたが、今年の天候があらわされるかのように、
なかなか終わらない夏に、ほんの少しだけ秋の訪れが漂うメニュー構成。

アミューズからオクラや万願寺唐辛子、鮎などが続き、
ご飯にはふんだんの松茸が飾られているのも嬉しい。

師崎しらすの上品な旨みも印象的

フレンチのおわりにいただく美味しい白飯プラスαが、
VITRAの嬉しいお心遣いだなと、感じられます。

帰り際にチャペルや披露宴会場もご案内くださり、
素敵なおみやげもいただいて、大満足の初訪問でした。

コメント
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