月刊 よもやまツレヅレ・・・

管理栄養士・調理師・野菜ソムリエetc.
転勤族の主婦が食と予防栄養のプロに
転身するまでの奮闘記あれこれ…。

尾張の入門・・・

2009年05月09日 | ♪東京を出る前&お食事'09


連休中の一週間ほど、
主人が滞在する名古屋へ出かけてきました。

今回はあくまでも旅行者気分で、
ガイドブックを片手に巡る名古屋の道とお食事

一般に、
『名古屋駅』は「名駅(めいえき)」と呼ばれます。

早朝からモーニングを食べ、名駅近くの中央市場を見学し、
昼間は名古屋と栄の広大な地下街やデパートを見て歩き、
夜は錦三丁目を中心とした繁華街も散策…そんな日々。

名古屋城をはじめ大須観音なども回って、
ついでに、市内のクッキングスクールにも顔を出してみたり。


※八丁味噌のソフトクリーム!(名古屋城内にて)

名駅にもっとも近い中央市場は『柳橋中央市場』ですが、
こちらは、一等地の広大な面積に400店舗ほど入っています。


※柳橋中央市場の入り口

三河湾などで獲れた新鮮な魚介や、
随所からのお肉・野菜など豊富な食材。

全体的に商売人向けの雰囲気が漂っていますが、
売り買いの要領を得れば、一般客でも利用は可能。

普段使いできそうなデパ地下の売り場もわかったので、
中心部でも不自由なくお買い物ができそうです。

 

そして、有名な「名古屋めし」の数々を、まずは初心者コースで。
(※ご紹介はほんの一部だけ…)

『あつた蓬莱軒』のひつまぶし
http://www.houraiken.com/



『矢場とん本店』の味噌とんかつ
http://www.yabaton.com/


『山本屋総本家』の味噌煮込みうどん
http://yamamotoya.co.jp/day/index.html


『風来坊』『世界の山ちゃん』の手羽先
http://www.furaibou.com/(風来坊)

http://www.yamachan.co.jp/index.html(山ちゃん)


『コメダ珈琲』のシロノワール
http://www.komeda.co.jp/


ほかにもいろいろ…馴染めれば美味しいものばかり

いずれも連休の混雑で、
予約が不可能な「あつた蓬莱軒」や「矢場とん本店」は、
開店の30分前から100人近くもの行列が始まっていました。

 

滞在中、名古屋市近くの友人とも数年ぶりに会い、
せっかくなので『ポール・ボキューズ ラ・メゾン』でもお食事。
http://www.hiramatsu.co.jp/restaurants/
    paulbocuse-maison/index.html
(※名駅セントラルタワーズ12階)

つもるお喋りにも花が咲いて、嬉しいひととき

駅前のミッドランドスクェアの地階では、
ピエール・マルコリーニやディーン&デルーカなど数々のお店が、
女性同士でも楽しみながら散策できます。

 

個性豊かな独自路線と、他所からの進出店が混在しつつ、
これから美味しいもの探しが楽しみな大都市、でした

    

今回は、
名古屋で見つけた、「お気に入り」にしたいお店を三軒。

川魚を専門に扱う会席料理屋と、
地産地消の食材使いにこだわるフレンチをふたつ。

名古屋へ出かける方々にも、ぜひおすすめです。

①日本料理『名古屋なまずや』(名古屋 葵)

http://www.namazuya.co.jp/
http://r.gnavi.co.jp/n143500/

(献立) ※単品で注文
・肝わさび
・鯉の洗い
・うな重 特





大通りから少し入るとあらわれる、
広い駐車場を併設した大屋敷のお店。

建物は数年前に改装したそうで、きれいな店内です。

もとは「なまずの蒲焼屋」だったのが、
後にうなぎも扱いはじめたのが老舗の屋号の由来。

肉厚のうなぎが、香ばしい焼き加減に、
しっかりとした歯ごたえが印象的。

名古屋らしい濃厚色なタレの味も、
うなぎ本来の美味しさに好く合っています。

メニューのバリエーションが富んでいるせいか、
家族連れで数々を楽しんでいるお客様も多くいました。

 

②フレンチ『大名古屋食堂 ア・ロテル』(名古屋 錦)

http://r.gnavi.co.jp/n072700/
(伏見駅・栄駅等、下車徒歩)

お料理を、いわゆる「名古屋めし」のカテゴリーではなく、
名古屋近辺の食材を最上に活かして提供したい、
というのがお店のコンセプト。

こちらはシティホテルの一角にあるレストラン、
そして錦三丁目の一帯をはさむようにして、
北側には姉妹店のバー「CREAM」が立地しています。
(※CREAM…後述)

店内は高級感ある落ち着いた空間。

奥のテーブル席からも見渡せる幅広のバーカウンターと、
控えめな照明から、昼間でもムードが感じられます。

食材のほとんどが愛知県産。
フレンチをベースとした調理法で、名古屋流を表現。

(メニュー)
・愛知県産「市ばん豚」のパテ
・フォワグラの八丁味噌漬けテリーヌ
  愛知オニオンのムースを詰めた小さなエクレア添え
・三河湾ニシ貝とフォアグラのグラタン
・愛知野菜のスープ 赤イカの黒ラヴィオリ
・三河湾マダカの燻製ロースト 野菜と山菜添え
・パンと渥美産乳酸バター
・オリジナルのキャラメルプリン
・コーヒーとキャラメル
(ランチコース3500円也、サ別)
 ※一部メニュー変更による金額変更有り








お店のおすすめで、
カリフォルニア産の、濃厚な味わいが豊かな品種、
「ヴィオニテ」の白ワインとともに。

後述の姉妹店「CREAM」でも美味しかった、
「フォアグラの八丁味噌漬けテリーヌ」が恋しくて、
お店のご好意でコースをアレンジしていただきました。

こちらではなんといっても、
マダカをいちどスモークしてから焼いたのが、
とっても香り好くて、大好きなひと皿に。

ニシ貝のグラタンも、シェフご自慢の逸品だそうです。

お店の方曰く、
「名古屋で一番とはいわないまでも、
二番、三番でいられるお店を目指しているんです」と。

楽しみながら美味しく食べてもらいたい、
そんなお店の心意気が感じられる印象的なひと言でした。

 

③フレンチ『CREAM(クリーム)』(名古屋 錦)

http://r.gnavi.co.jp/n072701/
(久屋大通駅・丸の内駅・栄駅等、下車徒歩)

前述の「大名古屋食堂ア・ロテル」の姉妹店。
こちらはダイニングバーになっています。

食材やメニューも一部共通しています。

夜の繁華街で有名な栄の錦通りに、
北側に平行にはしる、桜通りを歩いていくと、
ふと現れるお洒落なワインバーの入り口。

店内な手前側がカウンター席に、奥へ入ると、
パーティも可能な、雰囲気の良いテーブル席が広がります。

(メニュー)
・東幡豆漁港の魚介のサラダ 吉良フルーツトマト添え 青梅ドレッシング
・絹姫サーモンの自家製スモーク 愛知オニオンのムース添え
・フォアグラの八丁味噌漬けテリーヌ 玉子添え
・赤車海老のフリット
・スズキのグリエ 菜花とたいら貝 レモンバターソース
・名古屋コーチンとうちわ海老のロースト
・パン三種 渥美産有塩バター
・オリジナルプリン 西尾産抹茶のケーキ 山葡萄のソルベ
(コーヒー付、名物料理のコース6500円也 サ別)









イタリア産のやや辛口な白ワインとともに

魚介はすべて三河湾で水揚げされた、
新鮮でバリエーションに富んだもの。

赤車海老やうちわ海老など、個性的な面々が味わえました。

なんといっても、
フォアグラの八丁味噌漬けは絶品のコラボ。

本来のコースは、海老のフリットではなく、
岐阜県美山産の鴨のお料理だったのですが、
残念ながら生産者の高齢化により、仕入れを終了したとのこと。

そんな流れも、
地産地消で食材を大切にする姿勢があるからこそですね
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