NOSUMOOの犬死日記

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第581話 お父さんも一緒♪(ブンバ・ボーン編)2

2014年05月20日 22時57分14秒 | 童話検証
北海道では、花見は5月。
だって、寒いのだもの、仕方がない。

南の地方では、花見は3月。
だって、暖かいのだもの、当たり前だ。

桜には、桜前線なるものがあり、
いつに、どこで開花となっているのかを知らせてくれる。

もしも花の世界があったとして、それぞれが意思疎通をできるとしたら、
きっと嫉妬どころの騒ぎではない。
梅だって、相当活躍しているし、それに実もなるというのにね。



まあ、それは置いておき、
桜に限らず、花というのは春に咲く。
咲くための条件の一つは気温であり、先ほどのように、その地域によってさまざまだ。
つまり、花見というのは、そういう意味では、かなり考え方が変わってくる。

例えば、北海道での花見といえば、
会社や大学では新入歓迎会といったところだ。
うまくゴールデンウイークと重ねれば、それなりに休日を花とお酒で楽しめる。
しかし、九州地方だと、恐らく、送迎会になるのだろう。

別れでもあり、出会いでもある。
これはきっと4月という中途半端な時期に年度を設定したことが原因なのだと
ふと思ったのはつい最近のことだ。



  ……あの、それより「ブンバ・ボーン」は?



そうなのだ。
ここのところ、忙しくて、ついつい更新がおくれてしまった。

別に花見をしていたからというわけではないので、ご安心を。
ちなみに、僕はほとんどお酒は飲まないし、人づき合いもしないのだ。



さてさて、というわけで、お待ちかねの「ブンバ・ボーン」の疑問点についての解析だ。

というか、あれになってもうかなり月日がたっているし、
「おかあさんといっしょ」をごらんになっている皆さんならば、
既になじんで、我が子と一緒に踊っているのかもしれぬ。

しかし、僕はいまだにその謎を引きずっているのだ。
それをここではどんどんと追及していきたいというのだが、よろしいかね。



  よろしいっていうか、反対してもどうせやるんでしょうに。



うむ。
まあね。ただ、こういうものはあくまでも体裁ということで……。
とにかく、ぐだぐだと言っていないで、とりあえず、まいりましょか。



まず、最初にひっかかるポイントはというと、

「耳を澄ませば地球の音がドン!ドン!ドン!ドン!聞こえる」

という点だ。



  あの……、それは最初のフレーズでは?



そうなのだ。
この歌はというと、何と、我々が身構える間もなく、いきなり謎をぶつけてきたのだ。



  しかし、どこが謎なんですかね。



いや、日本語的にどうしてもおかしい。
そもそも、「耳を澄ませば」というのは、
日常の騒音にかき消され、本当は音を鳴らしているのに聞こえないものについての表現なのだ。

例えば、小川のせせらぎとか、葉のすれる音とか、
すごく小さいけれど、実は音がしているんだよ、だから、よーく聞きなさいよ。
こういうことだ。

それが「ドン!ドン!」と聞こえるのは非常によくない。うん、よくない。
ドン!ドン!と聞こえちゃったら、それはもう耳を澄まさなくてもいいのでは?という話になる。



  た、確かに……。



ましてや、「地球の音」だ。
地球の音とは、小川や葉などのレベルではなく、地球規模ということだとすると、
そんな地球規模であれば、その音が鳴っただけでもかなりの災害になる。

というわけで、ここで少しだけ理科のお勉強の時間だ。

音がどうして聞こえるかというと、僕らに耳がついているからだ。
じゃ、耳がついているとどうして音が聞こえるかというと、耳の中に鼓膜があるからだ。

それでは、鼓膜があるとどうして音が聞こえるかというと、鼓膜が空気の振動をキャッチしているからであり、
結論としては、音とは空気の振動によって伝わってくるものだということがわかる。

そういうことからして、
音が大きい、小さいというのは、どれだけ空気が振動しているかも重要になってくるのであ~る(百科おじさん風味)。



  空気、えらい。(ピタ)
  空気、すごい。(ゴラ)



さて、皆さんは、イベントで使うほどの大きなスピーカーの前に立ったことがあるだろうか。
そこから大音量が流れてくれば、音と一緒に空気の振動を肌で感じることができる。
ましてや、それほどの大音量であれば、髪の毛程度であればナウシカ状態になることもある。



ちなみに、漫画なんかでは、地震の際によく「ゴゴゴゴ……」とか吹き出しがあるが、
あれは教育上ではあまりよろしくない。

冷静になって思い出してほしいのだが、
地震の際に「ゴゴゴゴ……」と聞いたことがある人いるだろうか。

実際のところ、地震自体で空気はほとんど震えていないのだ。
聞けるとすれば、そこら辺の身の回り品が擦れ合う音くらいで、
恐らく、外にいる者は、ビルか何かがきしまない限りは「ゴゴゴゴ……」なんてのは聞くことさえかなわない。

つまり、ドン!という音を発するには、空気を震わせる何かが必要だということだ。



では、地球の音がドン!ドン!と聞こえたらどうなるのだろうか。



もちろん、言うまでもないが、人類皆、空へと飛んでいく、ブンバ・ボン。



だって、地球というのだ、きっとその音は地面から発せられるのだ。
発せられる方向は地球の外側、つまり、上空方面へ向かうのであれば、
僕らの体もきっとそちらへ飛んでいく。

いや、その前に地球が壊れるとか、そういう話はこの際はやめよう。




というわけで、実のところ、1フレーズしか進まずに1話が終わってしまった。
この先が思いやられるのだが、それだけとんでもない曲だということがわかっていただけただろうか。

さて、次回はなるべく早くに書きましょか。
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