「しんぼる」を観てきました・・・・ちょっと前ですが・・・
以下、ネタバレが含まれています。
【あらすじ】
メキシコのとある町で家族と暮らしている覆面レスラー、エスカルゴマン。
いつものように準備をし、試合に向かいます・・・
時同じくして、パジャマの男は四方を白い壁に囲まれた部屋で目を覚まします。
ここはどこなのか、誰の仕業なのか、何が目的なのか・・・
全てが謎に包まれたまま、男は部屋からの脱出を目指します・・・
松本人志 監督作品
単刀直入に言えば、「とても面白く、とても面白くない映画」でした。
おかっぱ頭にカラフルなパジャマの男、真っ白な四角い部屋、現れる天使に、残る「しんぼる」
「しんぼる」を押すと現れる様々なアイテムを使って、男は部屋からの脱出を図ります。
現れるアイテムの不条理さやシュールさは「さすが!」と言ったところで、クスクスときました。
寿司と醤油や、漫画「ダイヤモンド」のくだりなんかは面白かったです
様々なアイテムとギミックを使って部屋から脱出を図るシーンも良かったです。
七転八倒し、「閃き」と「諦め」の螺旋階段はとてもワクワクしました。
所謂、お笑い用語「天丼」の様なアクションで松ちゃんのスクリームを何度も聞くことができます
物語が進むと、閉じ込められた男とレスラー・エスカルゴマンとの接点がやってきます。
この繋がりは予想外でしたし、良かったです
ただ・・・ここから先が、観終わった後の感想を左右しました・・・
つまり、ここからが「とても面白くない映画」だったのです・・・
大きく広げた風呂敷をどう閉じるのか・・・こういう形しか無かったのかなぁ
思えば、監督がこの映画で一番描きたかった・やってみたかったのは、前半の脱出部分なんではないでしょうか。
閉じ込められる男の服装についても細かく分析して決め、出すアイテムなんかもしっかり構成されています。
多分、ここを考えている時は楽しかったんだろうなと想像します
だけど、ラストは取って付けた感じが否めませんでした・・・
本当に描きたかったのはココではない気がします・・・それがとても残念でした・・・
作った本人やその側近が「ね?分からないでしょ?」と投げかけてくるのはアンフェアな気がします。
せめてどんな些細な理由でもいいので、あってほしかったなぁ
また次の作品を期待しています
最後に、予告編を貼り付けておきます!良かったらどうぞ
初めまして、こんばんは
「最初は笑えるけど、最後はちょっと・・・」
激しく同意です・・・最後はもうちょっと何とかできた気がします
しののめも映画館で観ましたが、DVDは購入していません
松本人志監督の次回作に期待ですね