手を握り 無言の悲しい別れをしました。

医師の指示、看護師の心配の声強く、２日程家に帰り睡眠
時間を取る様にとの注意を再三受けていた。
１月９日入院以来３１日間、休むことなく家内を看護の為に
一日も休むことなく病院に通った。
昨夜は帰りたくないという心が動いた。 息子は返し、私は
細いベッドを手配してもらい、個室に残った。
昨日も一昨日も血圧が最高５０．高熱40度が気になった
からである。

私の心配は覿面だった。 看護師さんが血圧、脈の検診。
私は5時に起きた。予定外の泊りだったのでパジャマなし
だったので洋服に着かえた。外はまだ真っ暗だ。
脈を探したが動脈は何処や？、顔を見ると実に穏やかだ。
でも呼吸が変に可笑しい。 だが眉間に太い縦皴はなく穏
やかな顔であった。
その時看護師が飛び込んで来た。パソコンに太く広い赤
線、そしてゼロの数字が目立っていました。

何時も応援して下さる看護師さんが・・・。…
「ご主人さま・・・奥様の手を握ってやって下さい」と叫んだ。
心拍ゼロの数字が大きく目立った。 血圧の数値が出ませ
ん。 ダメか…遂にその日が来たか・・・ガクンと頭をうな垂
れたとき大粒の涙が落ちた。
言葉を交わせず悲しい別れでした。 でも苦痛に触れる事
無きに耐えての悲しいサヨウナラでした。 我慢します。

 故 野木 キミ 義 葬儀

【通夜】 　令和2年2月13日　　午後6時より

【葬儀】 　令和2年2月1４日　　午前11時～12時迄

【会場】　葬儀の板橋　保土ケ谷ほうさい殿
　　　　　　　　　 電話  ０４５－３３５－２２１１　
　　　　　　　　　 TEL  0120－20－7676 （代）
　　　　　　　　　　  Fax   ０４５－９５８－３１２５ （代）
相鉄線　天王町駅から徒歩7分／国道16号線･洪福寺
　　　　　　　　　　　　　　  交差点そば
（明日午前10時より打ち合わせを致しご報告申し上げ
 ます）