きみとのむミュスカデシュールリー

お酒はあんまり関係ありません あしからず

ランチ

2009-12-20 05:23:58 | 音楽

君はランチを作った 食べきれないよ

 食べきれないよ、というのは、どことなく幸福感がある気がする。
 とりあえず、満たされている。
 たべきれないよ、というもの言いにも、あたたかさがある。

 でもそれ以上に、食べたいけれど食べられない、ということが切ない。
 小学生に見たときの夢、パンケーキを芸人さんの顔にぶつける、あのパンケーキが、うちの母親が作ったものだった時の夢。
 誰かが作ったものが捨てられる、その想像はひどくくるしかった。
 果たすべき役目をしないうちに、無駄になってしまうそれ。

 そう考えると、料理って奥深いなあ、と思ったり。
 自分が作ったものは、びっくりするくらい捨てられるんだけどな。
 

ランチ/くるり


ダンデライオン

2008-02-28 00:48:53 | 音楽
この前バンプのライブにいったー
でも交通機関が遅れに遅れて30分くらいしか見れなかった
友達に悪いことした
でもそのこのいいとこは怒るだけ怒るとあっさりしてるってとこだなあと思う

で、アンコールがダンデライオンで、それにちょっと泣いた
なんか初めてこの曲についてちゃんと考えたの
きっと曲についていっぱい思うところがある人はいると思うので、イメージ崩れそうだって人は読まないほうがきっといいと思う
というわけで読めそうな人は以下どうぞ










この曲はずっとあんまり好きではなくて、好きではないというかぴんとこない、というのがずーっと自分の中にあったのです
なんというか、感じづらかったの、感覚として
たぶん、明記はされてないけどライオンがタンポポを自分の友達にした、ってことなの、で、なんというか、友達が出来たよ、でも自分は残念だけど死んでしまってお別れ、それでもたんぽぽになって生まれ変わって傍にいる、みたいな感じの解釈をしてたんです

でもライブで聞いて、あーって思った
これって自分とステージ上にいる彼との関係なのかもなあって思った
私は彼の唄を聞いてると、ああ、自分と同じこと考えてる、おんなじだ、仲間だ、みたいなことを思ったりするけど、それって大いなる勘違いなのかもなあって
私が一方的におんなじ様な生き物だって思ってるだけなんだって
ライオンとタンポポ、私と彼
でもこの唄はそのことを否定してないんだよね
肯定してるわけでもないけど
自分が自分と同じような人を見つけて友達だと思って、思い込んで、その人を大切に思って、死ぬ前にあったかい気持ちになれる、それこそが自分にとってその人がどういう存在だったかのすべてで、本当か嘘かなんて関係ない、ということなんじゃないかって

別に嘘でもほんとでもいんだ、と思ったらぼろぼろ泣けた
本当は、ほんとであってほしいんだよ
私はでも、嘘かもしれない、って疑ってしまうことがいっぱいある
でもふじくんは、このこーころのーあたたかーさがそのままーこたえでーよさーそうだとか歌ってる
そのことに泣けた
嘘であってほしくは無い、でも嘘でもだいじょぶなんじゃないかっていう、可能性を、提示してくれる人がいることに泣けた

もとおさんはこういう歌ばっかりかいてるよね
うそかほんとかじゃなくて、それがたとえ馬鹿にされても自分にとってどうなのか
エヴァーラスティングライなんか題名がもうずっと続く嘘、で、
嘘になってしまったけど、その嘘は自分にとってどういう存在か、みたいな

最初の方のアルバムって、お前馬鹿にしてるけどほんとにそれは馬鹿にされるべきことなのか!って感じだったけど、今は、そういう他人に向けたものより、さらに一対一、自分と相手っていう感じに近くなった気がする







ダンデライオン
http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=B06694



人に価値

2007-12-24 05:11:03 | 音楽



こんなに無数の人の中から、誰かが自分にとって人として価値があると思うとしたら、それは自分に価値をもたすことなんじゃないのかと思う。
誰でもいい、から、誰でもない誰かを好きになることへ。anyoneからsomeoneに。
そうすると、自分の中の、単調な平面からぽこっと突き出た何かふたつ、そういうものが生まれるような。

なんというか、人に価値があるのは、それが唯一のものであるからじゃなくて、誰かがそこに価値を見出すからじゃないかなあ、と思うのです。
唯一のものっていうのが価値を持つとしたら、誰かがそれを唯一だと思うからだと思う。
私は私の周りの大事なものとか、私の意識できる範囲のものを大事だと思う一方で、どうでもいいものや意識の範疇に入ってこないものもいっぱいある。
価値っていうのはきっと人の意識を通さないと生まれないものなんだと思っていて、それでかつ、意識しないとまた生まれないものでもあるのだと思っている。





花の名を聞いて思いました。アルバムいいね。



音楽と風呂

2007-06-18 00:36:09 | 音楽
くるりの新曲いいなあーと思いながら昔のPVみたりしてました
ほんとアルバム楽しみ。ライブ楽しみ。
くるりを聞くとなんだか、音の波にのまれるみたいな感じになります。
前も似たようなこと言った気がするなあ、
音楽の感想をいうのはほんと難しい、
うん、つまりくるりならくるりの音っていう湯船があって、そこにどぱあと浸かるのがすきなんだなあと思う。
やっぱりわけわからんなあ

あったかくてなつかしくてやさしいもの、とこたえる僕

2007-06-11 23:43:23 | 音楽
ラッドウィンプスの歌が頭から離れない、おもいでとはなんですかとあなたにきかれたぼくーとかいってる声を何度も頭の中で繰り返してるうちに、自分の思い出について考えた。

私は思い出っていうと少し気が重くなってしまう、それは嫌なことを思い出すからなんだけども。
思い出は、いい思い出が残るのが普通らしいという話を聞いて、ああそれはみんな美化してるんじゃないの?じゃあ私はちゃんと思い出は形を変えないよう残そう、と思ったせいで、私は嫌な記憶を意識的に残そうとしてた部分がある。嫌なことを忘れて昔は良かったって思うのが許せない、とも思ってたと思う。

でも、人に完璧に現実を捉える能力があるかどうかすら疑問なのに、ありのままの思い出を残そうなんて無理な話で、結局は、嫌な思い出を残そうとした自分の主観が入った思い出ばっかり残っちゃったんだな、と思った。
どうせ残すなら、いっそ美化してでもいい思い出を残せばよかったのにばかだなあとも思った。

だから記憶の中で、どんな時が幸せだったか、楽しかったことってなんだろう、といっぱい考えてみるのだけど、あんまり思い出せない、考えてないんだなあ、私は頭が基本的に回らないやつだ