家の愛車がありました

おばちゃんと母は早めに出かけました。父はちよっと後に行くとなりました。

行く先は父も母も同じ商店街でした。父はいつもの理髪店ではなくて商店街の中にある理髪店へ行くというのです。昼ご飯も母達とは別に弁当代を所望されました。ハイハイ分かりましたと言うわけで別行動になりました。

母が買い物を済ませ理髪店の前を通ると見た事のある自転車がありました。店の中を見ると丁度父が椅子に座って散髪をしているところでした。

店の中に入り、父に買い物した物を自転車の籠に入れてもいいですかと聞き、持って帰って貰う事になりました。母は手ぶらで歩いて帰りました。父も間もなく帰って来ました。

父「グッドだったの」と言いました。英語使いたいのね。「髪型もいつもよりグッドよ」と母も言いました。

腹立つ位元気です

灯油屋のお兄さん、階下に置いてあった二個のポリ缶に灯油を入れて持って来てくれました。いつも通り「ありがとうね」とコーヒー等渡しました。

お兄さん「亀さんは元気ですか」と聞いて来ました。

母「もぉ腹立つ位元気やわの」と見て貰いました。元気な梅吉君は暖かいライトの下で寝ていました。最近感心するのは母の手からしかご飯を食べないのですが

それが上手になって指の間からそおっと食べるようになりました。母の指を噛まないのです。・・・人の痛みの分かるイイ男亀になったんやの。

腹立つ位元気って言ったらあかんの。元気で嬉しいです!!

正ちゃんワールド全開!!

テーブルに向き合って朝ご飯を食べていると

父「~~~~行ってくるわ」

母、食べながら、「どこ行くの」

父「洗濯子ちゃんが呼んでるで行ってくるわ」

朝から何やら忙しそうにしていたのは洗濯だったんですね。

母「あの子は呼び出すとうるさい子やでの、行ってきねの」

快晴の今日は彼にとってはシーツを洗うには絶好の日で昨日から考えていたんやね。

私が２０年程前に２か月入院した時から我が家の洗濯は父が取り仕切ってます。

今では私はうかうか洗濯機に近づかれん程です。彼は恐怖の２回洗いをします。

母の着替えが多い時、父「おかーさん、今日洗うもの多いの」

母「私自分で洗うよ」・・・彼「いいよ、おとーさんが洗うから」

母は自分の大事な洋服は父のいない時、ささっと洗います。勿論ネットに入れて一回洗いの。彼は洗剤を敵対視しています。彼のワールドには入れません。

父は朝から医院巡りで大忙し

かかりつけの医院では心電図の検査をしたそうです

父「なぁーんとも無いって言われたわ」

母「そんなはずは無いわ、毛生えてるはずやわ、しかも剛毛の」

父「何も生えてなかったわ」

それから勉強して正午には歯の検診に行きました。

ホントにマメな人ですわ。歯科医院の帰り母に「ホイップクリームのパン」を買って来てくれました。おとーさん、長生きしての。今度のパンは「ホイップクリームとあんこが入ったパン」がいいわ。

遊んできねのと言うのです

何でか母は知っていますよ。

父は十二月に四国巡りに行くのでその時の為に小銭を貯めたいんだと分かっています。お昼ご飯の前に母が出かけるとお弁当代が母からもらえるからです。

だから、父「おとーさん何か買って来て食べるから心配しなくていいよ」と送り出してくれます。それもにっこにっこの笑顔でね。

母「何かえらく嬉しそうやね、自由を満喫出来るからか」

父「違うよ、あぁさみしい」

分かっていても父が可愛い事言ってるとついつい弁当代はずんでしまいますね。

沢山貯まると良いの。