諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

塩流神社に祀られる塩竃神の姉とは!? その2

2016年10月24日 01時03分18秒 | 神道

 続きです。

続いて塩土老翁で考えます。っと言うより塩竃神と言ったら塩土老翁です。一番のキーポイントですね。

さて塩土老翁に妻神はいるのか。記紀では出て来ません。塩土老翁は私の様に独身なか。

実はいます。塩土老翁の妻神と思しき女神が。その名は「塩土老女」。何と読むのか判りません。一般的には「シオツチノロウジョ」になると思いますが、塩土老翁が「シオツチノオジ」であるなら、塩土老女は「シオツチノオバ」になるのではないでしょうか(違うかな)。

鎮座している場所は多賀城の境界線に位置する荒脛巾神社。一般的には荒脛巾神として祀られていますが、どこに行った行方不明ですが、私の所有していた本には塩土老爺・塩土老女が荒脛巾神社の祭神として記載されていました。これは間違いないと断言します。

東北においてですが荒脛巾神社に祀られている神は、塩土老爺・塩土老女と金山彦神・金山姫神の二系統です。

金山彦神・金山姫神の仏号は弁才天です。弁才天信仰の金華山黄金山神社に金山彦神・金山姫神が祀られている事からもそれが証明出来ます。その二神が荒脛巾神社に祀られているのはとう言う訳か。

吉田東洋氏の「謎の弁才天女」、「謎の出雲帝国」と言う本に大国主の末裔と称している冨氏が「出雲の本来の神であるアラハバキ神への信仰が弁才天、お稲荷さんであるダキニ天に姿を変えて信仰されている」と語っています。荒脛巾神社に弁才天である金山彦神・金山姫神が祀られているものそれを証明していると言えます。

では多賀城の荒脛巾神社に何故、塩土老爺と塩土老女が祀られているのか。

この荒脛巾神社には金精様として木製の男性器が祀られています。男性器と言うと道祖神である塞ノ神。そうなると塩土老爺が男の塞ノ神。塩土老女が女の塞ノ神と成るのではないでしょうか。

これは何度も話をしていますが、塩竃神・塩土老翁は猿田彦命との伝承が残っています。同神社の禰宜さんもそれを肯定しています。そして猿田彦尊は道祖神です。男の塞ノ神です。あの木製の男性器は猿田彦尊である塩土老翁を示していると思います。

更にお気づきでしょうか。弁才天、弁財天も「サイ、ザイ」と発音する事を。つまり弁才天も塞ノ神であると考えられる。

金山彦神・金山姫神は金属神です。鉄を作るには水が必要だからかは判りませんが、弁才天は財運の神であり水神でもある。

これをそのまま塞ノ神で考えると下ネタで申し訳ないですが鉄剣が男性器、水が女性器を示します。

何故、水が女性器のだと疑問に浮かぶでしょ。大変言いづらいのですが、尿の水量の勢いから女性器となるのです。

水神であるミズハノメ命も「水が這う女」の意味。水が這うほど尿の勢いがあるからミズハノメ命です。イザナミ命の尿からミズハノメ命が産まれた事からも女性器と水の関係が判って頂けると思います。

 

続く。

 

 

 

 

コメント (2)
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