Un Altro Paese:伊(異)国にて、、、

 イタリア:訪れたお気に入りの場所、映画、小説、音楽なによりも大好きな写真を添えて,独断と偏見による日記帳です。

世界で最も過酷、そして魅力的なレース: Paris-Roubaix

2012-04-09 20:20:15 | 乗り物

Sony α900 Vario Sonnar 24-70mm F2,8 Iso 160 Bergamo

 一ヶ月ぶりのアップになります。もともと怠慢なブログですが忙しさに拍車がかかり、皆さんのブログも見れない状態が続いていました。試験を3つほど終え、翻訳記事もかなりこなしました、、、カメラの方は魅力的なモデルが各社からたくさん出ましたね、、、、自分もソニーのフルサイズEVFのみを出す方針にどうしても納得いかないのであのモデルに移行しようかと検討中、、まあ皆さんのレビューを見てからです。EVFはマイクロフォーサーズ、NEX、エントリー一眼機なら意味があり、むしろ歓迎したい所なのだけれど、、、まあα900で不満も無いので急ぐことはないのですが、、、

 昨日は世界で一番過酷で、魅力的なレース、パリ、ルーべの110回目のレースでした、、、100年以上続いている通称:北の地獄、昔と変わらぬ荒れた石畳の道を多く含む250km近い、人間業とは思えないワンデイレースです。このレースは世界選手権(F1選手権のようなものでヨーロッパ各国を転戦する)の1戦ですがそのクラッシックレースと呼ばれるカテゴリーの中でもダントツで人気があるレース、このレースにめっぽう強いベルギーのトムボーネンが伝説に加わるべくパリルーべ、4勝目を挙げました、、、いやー凄い、、、私はTVでの観戦ですがいつかアーレンバーグの森、あの凄い荒れた(普通の人だと3kmでアウト)で超人たちの走りを観戦したいものです、、、

http://www.youtube.com/watch?v=KrF0hROScU8&feature=relmfu

 

 シマノの人にも聞いた話ですが、ハンドル、チェーン、変速機など新しい機種の耐久テスト、このレースで試されるものも多いそうです、、、、何年か前、一度、突然ある選手のハンドルが外れる、、、というシーンを生中継で見たことがあります。選手はなすすべもなく転倒しましたが、あのシーンでこのレースの凄さを理解できました、、、メカニックが念を入れて整備しても、ハンドルが外れるくらいの激動の中、トップ選手は40km以上のスピードで駆けていかなければならない。

 http://www.youtube.com/watch?v=C1eAKWDSn_Y&feature=related

 パリ、ルーべで勝つことはジロデイタリア、ツールドフランスに勝つのと同じくらいのステータスがヨーロッパではあります、、、パンターニ以降、自転車人気下降気味のイタリアでも大きく報道されます。優勝者には通常のトロフィーではなくルーべの大きな石トロフィーが与えられます、、このレース、完走率がクラッシックレースの中で異常に低いので完走者は皆、戦場から帰ったように満足気味、そして選手はもう2度と出たくない、、という選手とこのレースにどっぷり嵌る選手に分かれるそうです、、、9割以上はもう2度と出たくない、、と思うそうですが、、、

 ちなみに上の写真はビアンキ2011年モデルのプレス試乗に参加したときのもの、、、カンパのレコード、最高グレード、オルトレで完成車100万円を超えます、、、