Sony α900 Vario Sonnar 24-70mm F2,8 Iso 160 Riola
洗礼堂、優しい光がスカイライトから降り注ぎます。
Sony α900 Vario Sonnar 24-70mm F2,8 Iso 200 Riola
彼の建築、特徴的なのはやはり光の取り入れ方、広々と清貧でありながら神秘な空間に導くことに成功しています。
Sony α900 Sigma 12-24mm F4,5-5,6 Iso200 Riola
日本で働いているときに建築の現場に関わり、建築家の魂がこもっている建築作品に心を動かされるようになりました。なかでもある建築家の若き日の作品を写真で見たときに、いいようもない感動を覚えました。
1933年、フィンランド出身のアアルトが設計した一見何の変哲も無い収容結核医院、パイミオのサナトリウム、今から75年以上前の設計ですがそこから溢れ出す、細部にわたる瑞々しい神経、美意識、、、何気ないドアノブ、手すりの繋ぎ、照明器具、家具、すべてにわたるまで彼のヒューマニズムとセンス、そして患者のことを何よりに設計されたその思想に尊敬の念を抱きました。
そんな彼が晩年、緑溢れるボローニァ近郊の街から依頼され、設計した教会がリオラのS.Maria Assunta教会です。
Hasselblad SWC 38mm F4,5 Kodak Portra 160 VC Firenze
Sony α900 Vario Sonnar 24-70mm F2,8 Iso 400 Firenze
激動の20世紀を生きた（１８９1－1990）、ピストイア生まれの建築家：ジョバンニミケルッツィ、トスカーナ地方に数多くの作品を残しました。主な作品にフィレンツェサンタマリアノベッラ駅などがありますが、彼の魂が込められているのでは、、、そんな感動を呼び起こす傑作建築がこの教会です。
セメント、銅、岩、、そして彫刻の数々、有機的に交わりあい、計画的に取り入れられた窓からの聖なる光が静かな空間を演出します。もともとは高速道路建築で命を落とした人々の鎮魂の場所として建設されましたが、いつしか高速道路を利用する一般の人々が安全祈願ため訪れるようになり、そして数多くの地元の人々が愛し足を運ぶ教会となりました。圧倒的な存在感を醸し出しています。