世界遺産のうち、土地やいきものなどの自然が主役となるのが「自然遺産」です。
日本にある世界自然遺産は4件ですが、来夏には新たに「仲間」が加わるかも・・?
ただ、希少な生きものの保護や自然の過剰利用など、対策すべき課題もあるます。
日本にある世界遺産は全部で21件。
うち17件が遺跡や文化財などの「文
化遺産」で、姫路城(兵庫県)や原爆ドー
ム(広島県)・富士山(山梨県 静岡県)などが
あります。自然遺産は、知床(北海道)・
・白神山地(青森県 秋田県)・小笠原諸島
(東京都)・屋久島(鹿児島県)です。
1993年に登録された屋久島は縄文杉
が有名です。推定樹齢2千年以上。
高さ25.3㍍、幹周り16.4㍍と、現在確
認されている中では最大のヤクスギ
といわれています。荒川登山口から
休憩を含めて往復で10時間ほどかか
るが、これを目当てに訪れる人は多
くいます。知床は流水、大小30ほどの
島々からなる小笠原諸島は美しい海
と固有種の宝庫、白神山地は原生的
なブナ林など、どこも特徴的は自然が
いっぱいあります。
世界遺産の歴史は1960年代にさかのぼる。 エジプトのダム建設により水没して
しまう紀元前の神殿を守ろうと、国連教育科学文化機関(ユネスコ)が遺跡を移築し
保存するキャンペーンをしました。 同じころ、米国では自然を保護する枠組みを
保護する枠組みを作る運動が起きます。 このような流れから、’72年にユネスコ
総会で「世界遺産条約」採択されたという。
自然遺産に登録されるには、自然の美しさや生物多様性などの基準を定めた四つ
の評価項目のいずれかを満たす必要があるそうです。その上で、政府がユネスコ
に推薦書を出し、諮問機関である国際自然保護連合が現地調査をするそうです。
□ □
「奄美大島・徳之島・沖縄島北部及び西表島」には10月中旬、海外の専門家2人
が訪れ、希少な動植物の保護の取り組みを視察したり、地元の研究者らと意見
交換したりしたそうです。 その後、視察内容をまとめた報告書などを踏まえ、
年1回の世界遺産委員会で登録の可否が決まるんだそうだ・・。
奄美大島と徳之島にしかいないアマミノクロウサギや、西表島だけに生息し、推定
個体約100頭のイリオモテヤマネコなど、この地域は希少な動植物の宝庫です。
ただ、自然遺産に登録されれば観光客が増え、過剰利用が心配されます。
人やモノの移動が活発になるとともに外来種が侵入し、固有種の脅威になりうる
こともある。 すでに希少植物が盗掘される問題はすでに起きています。
西表島では、「自然遺産になれば島が潤う」と歓迎する声がある一方、別な意見も
「嬉しいのは観光に携わる人だけ。島民への説明が不十分」「ごみの回収やフェ
リーの定員など、普通の生活の影響はどうなるのか」など、不安や懸念の声も
あるという。 ツアーガイドの経験があり、今は島でイリオモテヤマネコの
保護に携わるNPO法人「トラ・ゾウ保護基金」の“高山さん”はこう話す。
「アクティビティーが充実し、以前は人が行かなかった場所まで最近では入り
始めている。観光客の総量規制が必要だと思う」・・と。
自然の価値を将来にわたり維持するために保護しながら、自然遺産を地域の
資源として活用する。 その絶妙なバランスが重要ではないでしょうか・・
日本にある世界自然遺産は4件ですが、来夏には新たに「仲間」が加わるかも・・?
ただ、希少な生きものの保護や自然の過剰利用など、対策すべき課題もあるます。
日本にある世界遺産は全部で21件。
うち17件が遺跡や文化財などの「文
化遺産」で、姫路城(兵庫県)や原爆ドー
ム(広島県)・富士山(山梨県 静岡県)などが
あります。自然遺産は、知床(北海道)・
・白神山地(青森県 秋田県)・小笠原諸島
(東京都)・屋久島(鹿児島県)です。
1993年に登録された屋久島は縄文杉
が有名です。推定樹齢2千年以上。
高さ25.3㍍、幹周り16.4㍍と、現在確
認されている中では最大のヤクスギ
といわれています。荒川登山口から
休憩を含めて往復で10時間ほどかか
るが、これを目当てに訪れる人は多
くいます。知床は流水、大小30ほどの
島々からなる小笠原諸島は美しい海
と固有種の宝庫、白神山地は原生的
なブナ林など、どこも特徴的は自然が
いっぱいあります。
世界遺産の歴史は1960年代にさかのぼる。 エジプトのダム建設により水没して
しまう紀元前の神殿を守ろうと、国連教育科学文化機関(ユネスコ)が遺跡を移築し
保存するキャンペーンをしました。 同じころ、米国では自然を保護する枠組みを
保護する枠組みを作る運動が起きます。 このような流れから、’72年にユネスコ
総会で「世界遺産条約」採択されたという。
自然遺産に登録されるには、自然の美しさや生物多様性などの基準を定めた四つ
の評価項目のいずれかを満たす必要があるそうです。その上で、政府がユネスコ
に推薦書を出し、諮問機関である国際自然保護連合が現地調査をするそうです。
□ □
「奄美大島・徳之島・沖縄島北部及び西表島」には10月中旬、海外の専門家2人
が訪れ、希少な動植物の保護の取り組みを視察したり、地元の研究者らと意見
交換したりしたそうです。 その後、視察内容をまとめた報告書などを踏まえ、
年1回の世界遺産委員会で登録の可否が決まるんだそうだ・・。
奄美大島と徳之島にしかいないアマミノクロウサギや、西表島だけに生息し、推定
個体約100頭のイリオモテヤマネコなど、この地域は希少な動植物の宝庫です。
ただ、自然遺産に登録されれば観光客が増え、過剰利用が心配されます。
人やモノの移動が活発になるとともに外来種が侵入し、固有種の脅威になりうる
こともある。 すでに希少植物が盗掘される問題はすでに起きています。
西表島では、「自然遺産になれば島が潤う」と歓迎する声がある一方、別な意見も
「嬉しいのは観光に携わる人だけ。島民への説明が不十分」「ごみの回収やフェ
リーの定員など、普通の生活の影響はどうなるのか」など、不安や懸念の声も
あるという。 ツアーガイドの経験があり、今は島でイリオモテヤマネコの
保護に携わるNPO法人「トラ・ゾウ保護基金」の“高山さん”はこう話す。
「アクティビティーが充実し、以前は人が行かなかった場所まで最近では入り
始めている。観光客の総量規制が必要だと思う」・・と。
自然の価値を将来にわたり維持するために保護しながら、自然遺産を地域の
資源として活用する。 その絶妙なバランスが重要ではないでしょうか・・