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世界自然遺産

2017年12月24日 12時36分15秒 | 雑学
    世界遺産のうち、土地やいきものなどの自然が主役となるのが「自然遺産」です。
    日本にある世界自然遺産は4件ですが、来夏には新たに「仲間」が加わるかも・・?
    ただ、希少な生きものの保護や自然の過剰利用など、対策すべき課題もあるます。

 日本にある世界遺産は全部で21件。
 うち17件が遺跡や文化財などの「文
 化遺産」で、姫路城(兵庫県)や原爆ドー
 ム(広島県)・富士山(山梨県 静岡県)などが
 あります。自然遺産は、知床(北海道)
 ・白神山地(青森県 秋田県)・小笠原諸島
 (東京都)・屋久島(鹿児島県)です。
 1993年に登録された屋久島は縄文杉
 が有名です。推定樹齢2千年以上。
 高さ25.3㍍、幹周り16.4㍍と、現在確
 認されている中では最大のヤクスギ
 といわれています。荒川登山口から
 休憩を含めて往復で10時間ほどかか
 るが、これを目当てに訪れる人は多
 くいます。知床は流水、大小30ほどの
 島々からなる小笠原諸島は美しい海
 と固有種の宝庫、白神山地は原生的
                      なブナ林など、どこも特徴的は自然が
                      いっぱいあります。

    世界遺産の歴史は1960年代にさかのぼる。  エジプトのダム建設により水没して
    しまう紀元前の神殿を守ろうと、国連教育科学文化機関(ユネスコ)が遺跡を移築し
    保存するキャンペーンをしました。  同じころ、米国では自然を保護する枠組みを
    保護する枠組みを作る運動が起きます。 このような流れから、’72年にユネスコ
    総会で「世界遺産条約」採択されたという。
    自然遺産に登録されるには、自然の美しさや生物多様性などの基準を定めた四つ
    の評価項目のいずれかを満たす必要があるそうです。その上で、政府がユネスコ
    に推薦書を出し、諮問機関である国際自然保護連合が現地調査をするそうです。
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    「奄美大島・徳之島・沖縄島北部及び西表島」には10月中旬、海外の専門家2人   
     が訪れ、希少な動植物の保護の取り組みを視察したり、地元の研究者らと意見
     交換したりしたそうです。 その後、視察内容をまとめた報告書などを踏まえ、
     年1回の世界遺産委員会で登録の可否が決まるんだそうだ・・。

    奄美大島と徳之島にしかいないアマミノクロウサギや、西表島だけに生息し、推定
      個体約100頭のイリオモテヤマネコなど、この地域は希少な動植物の宝庫です。
     ただ、自然遺産に登録されれば観光客が増え、過剰利用が心配されます。
     人やモノの移動が活発になるとともに外来種が侵入し、固有種の脅威になりうる
      こともある。 すでに希少植物が盗掘される問題はすでに起きています。
    西表島では、「自然遺産になれば島が潤う」と歓迎する声がある一方、別な意見も
     「嬉しいのは観光に携わる人だけ。島民への説明が不十分」「ごみの回収やフェ
      リーの定員など、普通の生活の影響はどうなるのか」など、不安や懸念の声も
      あるという。    ツアーガイドの経験があり、今は島でイリオモテヤマネコの
      保護に携わるNPO法人「トラ・ゾウ保護基金」の“高山さん”はこう話す。
      「アクティビティーが充実し、以前は人が行かなかった場所まで最近では入り
       始めている。観光客の総量規制が必要だと思う」・・と。

    自然の価値を将来にわたり維持するために保護しながら、自然遺産を地域の
     資源として活用する。 その絶妙なバランスが重要ではないでしょうか・・

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