斬り捨て御免塾!!

☆エンタメ毒舌レビュー集☆

フィギュアスケート情報★安藤美姫・荒川静香・中野友加里

2006年04月10日 | ニュース

みなさま、おひさしぶりでございます!
わたくしあれから、何かと慌しい日々を過ごしておりましたが、今日はなんとか時間を
作って、久しぶりぶりにブログる機会に恵まれましてございます☆

さてさて。フィギュアシーズンは終わってしまったというのに、フィギュアスケートに
関連したニュースが世間には色々と流出している様子。その中からわたくしが気になったニュースを
簡単に紹介してみようと存じます。


★フィギュアの安藤美姫、来季の特別強化選手から外れる 2006/04/09  読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/sports/etc/news/20060409i512.htm
日本スケート連盟フィギュア委員会は9日、来シーズンの強化選手案をまとめた。
安藤美姫は、2季続いていた特別強化選手から外れ、1ランク下の強化選手となった
小野長久委員長は「特別強化枠は5人で、安藤は今季の全日本選手権で6位だった。世界ランキングでは上位なので、グランプリシリーズには優先的に出場できる」と説明した。
五輪金メダリストの荒川静香は、引き続き特別強化選手になった。他の特別強化選手は、浅田真央、
村主章枝、中野友加里、恩田美栄




※特別強化選手に昇格し、表現力(顔芸)の特訓に励む中野友加里選手。

※模範演技。ストッキングを使わずともこの表現力!



※しーちゃんはアマチュア続行!


※それを苦々しく思う特別強化選手が約一名・・・・。



「喰らえっ、必殺すぐり玉!」




※しーちゃん爆死


「あ~っひゃひゃひゃ」 ※来季は無敵か村主章枝。



さて。
ミキティ情報をもうひとつ。

★「悲しい思いさせないで」安藤美姫選手が一日署長 2006/03/30 北海道新聞
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20060330&j=0025&k=200603305845

名古屋市出身でトリノ五輪に出場したフィギュアスケートの安藤美姫選手(18)が、
春の非行防止キャンペーンの一環で、愛知県警中村署の一日署長を務めた。
※君の脂肪を逮捕する♪

中村署員や地域の少年補導委員会のメンバーらと、非行防止を呼び掛けるティッシュなどの防犯グッズを、
駅の利用者に配り「家出や非行の防止を呼び掛けてほしい」と訴えたついでに「食べすぎの防止」も訴えた。

「ミキわぁ~、非行防止も大切だと思うけどぉ、ワルな男もぉ~、魅力的だなあって、思うしぃ~」




※と、その時!「一日署長する暇あったら4回転サルコーでも飛んでみさらせボケぇぇ!」と道端のアンチが叫び出した!



※しかし突然鳴り響いた銃声とともに、地に倒れるアンチ。




  
※表情ひとつ変えずにアンチを射殺した、中村署の婦人警官。
その怒りのポテンシャルの高さから彼女は、「中村署の中野友加里」と呼ばれている・・・・・。


さて。
ミキティ情報をさらにもうひとつ。

★フィギュア・ジャパンオープン2006 開催!!
フィギュアスケート史上初の団体戦
が5月14日にさいたまスーパーアリーナで行われる。
名称は「ジャパン・オープン2006」で、浅田真央、安藤美姫らの日本が北米、欧州と対抗戦を行う。
荒川静香もエキシビションで登場。

過去に例のない対抗団体戦は、日本に加え米国を中心とする北米、ロシア中心の欧州の3地域によって争われ、
各チームとも男女各2人ずつの計4人で構成され、4選手の合計得点で順位を決定するプロ、アマ混成によるオープン大会。
日本代表は、女子が浅田真央、安藤美姫。男子は、高橋大輔とプロになった本田武史
北米チームは、2006世界選手権で優勝したキミー・マイズナーの出場が決定。
欧州チームはソルトレーク五輪金メダルのアレクセイ・ヤグディンが主力となり、日本の前に立ちはだかる!


これは凄い!!
世界初のフィギュアスケート団体戦とは!日本スケート連盟はそんなことまでして稼ぎたいのかよっ!
・・・・・・いえいえそういう意味ではありません。オフシーズンであるこの時期に、世界の一流選手が
埼玉に終結し、華麗な戦いを見せてくれるという事実が、べらぼうに凄いのであります!!
詳しくは↓をクリク。
ジャパンオープン・チラシ表面

ジャパンオープン・チラシ裏面

テレビ放送もあるらしいので、これは何が何でも絶対に見なければなりません!!
詳しい情報がわかった上に更新する時間があったら詳細をまたここでお知らせいたしま~す。

では最後に、いま流行りの『成分解析』を。(http://seibun.nosv.org/)
我々を魅了するフィギュアスケート選手は一体、どのような成分でできているのでしょうか。
成分解析結果を、ここに発表よっ。


の成分
荒川静香の44%は欲望で出来ています
荒川静香の40%は鍛錬で出来ています
荒川静香の6%はマイナスイオンで出来ています
荒川静香の6%は言葉で出来ています
荒川静香の4%は心の壁で出来ています

の成分
恩田美栄の55%は罠で出来ています
恩田美栄の36%は着色料で出来ています
恩田美栄の5%は気の迷いで出来ています
恩田美栄の2%は言葉で出来ています
恩田美栄の2%は心の壁で出来ています

の成分
村主章枝の53%は大人の都合で出来ています
村主章枝の30%は利益で出来ています
村主章枝の9%は気の迷いで出来ています
村主章枝の7%は理論で出来ています
村主章枝の1%は濃硫酸で出来ています

の成分
中野友加里の50%は電波で出来ています
中野友加里の35%はカテキンで出来ています
中野友加里の9%は濃硫酸で出来ています
中野友加里の4%は成功の鍵で出来ています
中野友加里の2%は理論で出来ています

の成分
浅田真央の88%は毒物で出来ています
浅田真央の8%は蛇の抜け殻で出来ています
浅田真央の3%は言葉で出来ています
浅田真央の1%は心の壁で出来ています

の成分
織田信成の91%は怨念で出来ています
織田信成の9%は気の迷いで出来ています
 

・・・・・いえ、本当にこのような結果が出たのです!決してわたくしが勝手に書いているわけではありませんので念の為。
ちなみに、わたくしこと「女王様」を成分解析してみると・・・・・

女王様の84%は小麦粉で出来ています
女王様の8%は陰謀で出来ています
女王様の6%はマイナスイオンで出来ています
女王様の2%は言葉で出来ています

「知らなかったわ!わたくしが小麦粉と陰謀からできていたなんて・・・・」

・・・・・というわけでございまして、
皆さんもお気に入りの選手や身の回りの人たちの「成分解析」(http://seibun.nosv.org/)してみましょ~♪

それでは皆様、また当分の間さようなら・・・・・・・・・・


フィギュア情報☆荒川静香+α

2006年03月28日 | ニュース

「世界フィギュア選手権」に気を取られている間に、荒川静香選手の情報が世間に大量流出しておりました。
もう既に皆さんはご存知かと思いますが、とりあえず情報をまとめてみようと存じます。


まずは、スポニチからの記事。
◆荒川静香が始球式。「イナバウアー投法は無理」
「世界フィギュア」が盛り上がりを見せていた3月25日になんと、荒川静香は西武―オリックス戦で
始球式を務めていたのでございます。
なんでも荒川は高校の頃からの野球好きで、野球観戦にもよく行くそうです。
テレビ観戦する時も、オヤジのように柿ピーとビールを片手に投手の配球を読んだり、「どこ投げてんだ!このカスがっ!」と
暴言を吐いているというではありませんか!

そんな静香ちゃんですが、実は野球のボールを投げたのは前日が初めてだとか。
当然、始球式で投げたボールはとんでもない方向に――

「いくわよ~」


「エイッ」


※しかしボールは大きく逸れて・・・・


※観客の背中を強打。



そして次のニュースは、サンスポから。

◆静香おかえり!仙台凱旋パレードに7万3000人
トリノ五輪女子フィギュアスケート金メダリストの荒川静香が27日、故郷の仙台市で凱旋パレードを行いました。
この日、静香を祝福すめたるに集まった人の数は、約7万3000人。個人のパレードとしては
過去最高クラスの人出だそうです・・・・。まさに、仙台が誇るスーパーヒロイン静香。彼女の前途は
洋々といった感じでございましょうか。

しかしこのめでたいパレードの最中に、爆弾騒ぎが起こったらしいのです!
観客の一人がオープンカーの荒川選手に駆け寄り、爆弾らしき物体を投げつけようとしてSPに取り押さえられたとか。
下のパレード写真には、まさにその瞬間が写っておりました。

※確かに写真の右端中央に、怪しい人影が・・・・!


☆写真拡大図☆ ※犯人のプライバシーを考慮して目隠しをしております。
※ああっ!確かに爆弾を抱えた女が荒川静香に駆け寄る姿が写っている!!
                       しかし・・・左端のオババの顔も口裂け女みたいでかなり怖いぞ☆


・・・・というのはもちろんいつもの通りジョークですが、このブログの更新は実は今日で最終回でございます。
もちろんこれはジョークではございません。

もともとフィギュアシーズンが終わったら潔くブログから身を引こうと思っておりましたし、
トリノ五輪の時から毎日のようにネタを書きまくってきたことで、いささか息切れもしてまいりました。
だけど・・・・・・・本当に楽しかった!
今日まで更新を続けてこられたのは、このブログを見ていただいた大勢の皆様のおかげでございます!
本当に信じられないくらいたくさんの方に、アクセスしていただきました。そのことがどれほど更新の励みになったことか・・・・・。

トラックバックしてくださった方、そしてコメントを寄せて下さった方、どうもありがとうございました☆
おそらく皆さんの暖かいお声がなかったら、ここまで頑張ってこられなかったと思います。
自分自身、ここまで深くフィギュアスケートについて考えていなかったかもしれません。

それにしても、今季のフィギュアは予想を遥かに超えた面白さだった!
しかし、これは序章でしかありません。来季は今季以上にもっと、スリリング&エキサイティングな展開になるはず。
そのことに一人でも多くの方が気づき、そしてもっともっとフィギュアスケートを好きになってくれればいい。そして
このブログが少しでもその役に立てれば、これ以上嬉しいことはございません。


最後に、フィギュアスケート関連のお約束サイトを紹介したいと思います。
既にご存知の方もいらっしゃると思いますが、フィギュアスケートをよりディープに理解するためには
絶対に見ておかなければならないサイトばかりでございますので、どうぞ「お気に入り」に登録して
常にチェックして下さいませ☆

日本スケート連盟 ・・・・・スケート競技の情報はここでチェック♪
J SPORTS フィギュアスケート ・・・・・フィギュアスケート放送を見るならここがオススメ☆

フィギュアスケート通信 ・・・フィギュアスケートの情報を網羅。
フィギュアスケート資料室  ・・・・・・フィギュアに関する知識はすべてここで学べます!!
RiingOnIce  ・・・・アイスショーの情報
Japan Skates  ・・・・・・日本人選手(主に女子)の公式試合の動画はほとんど揃ってます♪

荒川静香公式サイト ・・・・・しーちゃんの秘密
安藤美姫公式サイト  ・・・・・・ミキティを応援しよう!
村主章枝公式サイト  ・・・・・・ ファンタスティックすぐりんワールド
浅田舞&真央公式サイト  ・・・・・・日本最強の姉妹
渡辺心&木戸章之組公式サイト  ・・・・・ガンバる夫婦
加藤条治公式(?)サイト ・・・・・個人的に顔が好み(*^^)v

残念ながら、「恩田美栄」、「中野友加里」、「織田信成」、「高橋大輔」の公式サイトはございません。
すぐに公式サイトを作りなさい!なんならわたくしが作って差し上げても構いません。
てか、加藤条治みたいなプライベートブログでもいいと思う。むしろそっちの方がファンにとっては嬉しいんじゃないかしら。
だけど・・・・・・高橋大輔が「ブログ」してる姿って想像がつかない。ケータイのメール打つだけで、
「超ダルイ」とか言ってそうなイメージ・・・・・。
中野友加里も、「ブログなんかするくらいなら、ジャンプのひとつでも飛んでます!」とか言いそうね。
恩田美栄は・・・・・そもそもパソコンに興味なさそう。「ブログ?何それ。美味いの?」とか言いそうです。


・・・・・・・・・・というわけでございまして、とりあえずこれでお終いでございます。
もしかしたら何ヶ月後かに、ひょっこり更新するかもしれません。また昔のようにフィギュアスケート以外の
記事を書きたくなるかもしれません。だけどとにかく今は、ブログ更新を優先させてきたツケがたまって
プライベートが忙しくなり、とてもゆっくり更新している時間がございません。
しばらくお会いできなくなると思いますが、どうか皆様お元気で!!
それでは(^_-)-☆☆


◆オマケすぐり◆
※カナダの温泉で得意の顔芸を決める村主選手。


世界フィギュア選手権☆エキシビション

2006年03月27日 | 徒然お日記

世界のフィギュアファンを熱狂させてくれた「世界フィギュア選手権」も、本日行われたエキシビションで
ついに終わってしまいました・・・・。
今シーズンの最後を締めくくるに相応しい、実に素晴らしいエキシビションだったと思います。
(※でも実はまだ見ておりません。【J-SPORTS】で放送するノーカット版を見るつもりでございます)

ですので、YAHOOに掲載されたエキシビション画像と、選手の今後の見所なんかを簡単に。


「世界選手権」男子シングルの金メダリスト、ステファン・ランビエール
彼は、ジャンプテクも凄いがスピンテクもまた凄い。エキシビションは、そんなランビを堪能する絶好の機会でもありますね。
来年の「世界選手権」では、二年連続世界王者ランビエールvs宇宙王者プルシェンコの対決を
是非見たいものでございます☆



男子銀メダリストのブライアン・ジュベール
個人的には、今回の「世界選手」で一番魅力を感じた選手でございます。トリノ五輪では存在感をあまり感じなかった選手なのに、
今回はエロエロオーラ垂れ流しまくりの抜群の存在感をアピールできたのではないでしょうか。
きっとブライアンのファンも増えたと思いますわん。そんなあなたに、ブライアンのスペシャルセクシーフォトをプレゼント。
◆(*^^)v◆←をクリック♪ただし、18才未満はクリック禁止でございます!!



そして、銅メダリストのエヴァン・ライサチェク。他の選手がスターのオーラ出しまくりなのに対して、
彼はいつ見ても「農家の青年」のような素朴な雰囲気です。いつも私服で滑っているのも気になります。
ま、それが魅力でもありますけど。
技術も着実に進歩してきており、「世界王者」になる日も近いかもしれません・・・・。
高橋大輔、織田信成の良きライバルとして、これからの活躍に大期待!



そしてそして織田信成。彼がこれほど急激に成長してくるとは!!
初出場の「世界選手権」で4位は、充分過ぎるほどに立派な成績。このまま進化を続けていけば、
間違いなく「世界王者」になれるのでは?
今回のエキシビは「目覚ましコケコッコー」ではなく、「スーパーマリ子」だったようですが、こういうユーモア溢れるセンスは
織田くんらしくてとても素敵♪
これからも持ち味を生かした演技で、フィギュアファンを楽しませて下さいませ。





※エキシビのアンコールでは、持ち味を生かして「お猿のマーチ」を披露。(ウソ)

 


女子シングル銅メダリストのサーシャ・コーエン
試合では毎回毎回ジャンプで転んでいるせいか、なんか転び方に芸術性まで出てきたような・・・・。
いずれ、転倒の華麗さに応じて加点がつく時代がやってくるかもしれません。
最近は転倒を恐れるあまり、エキシビションでも一切ジャンプを飛びません。それでも観客を十分に惹きつける力を、
コーエンは持ってます。ジャンプが退化した代わりに、表現力が飛躍的に進化しているのでございます!
果たして来シーズンはどのような進化を見せてくれるのか、とっても楽しみ☆


さて。
コーエンが大自爆して金メダルが絶望的になった時、大会関係者であるスティーブンとジョンの間で、
こんな会話がやりとりされたといいます・・・・。

「このままでは・・・、ジャパンのスミエフグリがゴールドメダール獲ってしまーうよ!」

「オーマイガッ!フグリが金だなんて、シャレ効きすぎっ!」

「イエース、オフコース。温泉旅館の仲居さんみたいな顔のMissスミエは、
       クイーンオブワールドにNO相応しいのね」

・・・・・こうして大会関係者は、コーエンの次に滑るキミー・マイスナーの点を、常識では考えられないほどageたのである。
キミーの次に滑る村主章枝が、たとえパーフェクトな演技をしても優勝できないように。

・・・・というのはあくまでもわたくしの想像ですが、村主章枝の実力が世界で認められているのは事実でございましょう。
今回は「銀メダル」ではありましたが、限りなく「金メダル」に近い銀メダルであったと、わたくし思っておりますの。

そして本日。世界が注目するエキシビション。村主の出し物はもちろん・・・・・例のボールだぁぁぁ!!



キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!


このエキシビションを見た大会関係者のスティーブンとジョンの間で、
こんな会話がやりとりされたという・・・・。

「Hey、スミエフグリが持っている、あのレッドな赤い玉は一体、ファッツザット!」

「ジャパニーズなクイーン様のブログによると、ザットイズMissスミエの子宮だよっ」

「フグリの子宮?アンビっリバボー!やはーりMissスミエ、ただ者ではありませーん。
      Oh NO!Missスミエが子宮から何か取り出して、観客に投げつけていーるよっ!
      逃げて・・・・・みんな逃げてよランナウェ~イ」


・・・・というのはあくまでもわたくしの想像ですが、「すぐり玉」が何のメタファーであるのかは、わたくしにもわかりません。
ただ、とても気になる。物凄く気になる!
あの玉がどのようにしてカナダの税関を通り抜けてきたのか。開閉式のあの玉の中には、一体何が入っているのか。
そして村主は、一体何を観客に投げつけているのか。それを受け取った観客のその後の人生に、
何か悪影響は及んでいないのか・・・・・・。

すっごく気になる!



そして金メダリストの、キミー・マイスナー
アメリカ南部の素朴な少女の雰囲気のある彼女にはまだ、「女王」の称号は似合っていない。
おそらく彼女を待ちうけているのは、周囲からの巨大なプレッシャー。
「世界女王」として、今後彼女は決して負けることは許されない。その重責に、耐えられるのかキミーちゃん・・・・・。





※「アタシより目立ってんじゃねぇー!」と、嫉妬に狂ったエミリーに襲われるキミー。







※「この不細工め!!」どさくさにまぎれて、ミラ・リャンの首も絞めるエミリー・ヒューズ。


世界フィギュア★女子フリー結果

2006年03月26日 | ニュース



いやあ、凄まじい展開でございました!
「2006世界フィギュアスケート選手権」の女子シングルが、まさかこのような結果で終わるとは思わなかった。
本命視されていたアメリカのサーシャ・コーエンが、まさかの銅メダル
日本の村主章枝銀メダル。そして金メダル
はアメリカの新星キミー・マイズナー
マイズナーは、今年「世界選手権」デビューしたばかりの16才でございます!!

わたくしはフジの放送ではなく、CSの【J-SPORTS】の方を見たのですが、生中継ということもあり
とてもスリリングな思いを致しました。

最終グループの一番滑走は、サーシャ・コーエン。
SPのプログラム「黒い瞳」での気合入りまくりなアグレッシブな演技は、トリノに引き続き本当に素晴らしかった。
「さすがコーエン。やっぱり金メダルは間違いないかしら?」と、やや安心しながら見ていたFS。
なのに・・・・・

「あら・・・・?アタシ、転んでる?」

最後の最後であまりにもお約束な展開。そう、転倒でございます。
解説の樋口豊ものんびりした口調で、
「あらぁ、残念ですねぇ~。いつもサルコウジャンプで転んでますね~」
あまり残念がってなさそうに言っておられました。得点はTESが54.32。PCSは61.35。転倒による減点1の、合計114.67
コーエンにしては、恐るべき点の低さ・・・・・。


「やだ、もしかしてすぐりん、金メダルいっちゃう?」
この時わたくしは、村主の金メダルをほぼ確信いたしました。

なのに・・・・!!
二番滑走のキミー・マイスナーがやりやがった。3回転-3回転のコンビネーションジャンプを二度も決めまくる
完璧な演技。なぜキミーが!?
女子校の手芸部の部室で独りひっそりと白いカーディガンを編んでいるのがお似合いなあのキミーがまさか、
3回転を飛びまくるなんて誰が予想したでしょうか!?
次に滑る村主の引き立て役だとばかり思っていたキミーの思わぬ謀反劇に、わたくし呆然。
これはフィギュア界の歴史に残る大事件。【2006年手芸部の乱】として人々の記憶にいつまでも残るのではないか。

しかしわたくし、それでも村主に一縷の望みを賭けておりました。
村主は追いつめられれば追いつめられるほど力を増す、神の仮面を被ったデモーニッシュなスケーター。
きっとまた奇跡を起こしてくれるのではないかと、密かに「金メダル」を信じていたのでございます。

そして村主は・・・・・、やった!
演技中盤に見せた、村主にしかできない必殺技。世間ではその技を、ドーナツスピンなどと呼ぶ。
←これは中野の模範ドーナツ

しかし村主のスピンは「ドーナツ形」ではなく、「正三角形」
わたくしが密かに、魔のバミューダトライアングルスピンと呼んでいる恐るべき高難度の技。
もちろん、その超スロー回転のトライアングルに呑み込まれた者は二度とこの世に帰ってくることはできません。
世界で村主にしか出来ないこの『魔のバミューダトライアングルスピン』は恐らく、
「レベル10」くらいの評価をもらえるのではないか。

そんな村主の出した得点は、TESが58.86。PCSは60.29。合計は119.15
おかしい!これは低すぎる!バミューダトライアングルスビンの加点がされていないじゃ、あ~りませんか。

しかし村主、コーエンを抜いて2位!
ワーイ、やったー!!と、わたくし大喜びでございます。

ジョアニー・ロシェットエレーナ・ソコロワの演技が終わり、いよいよ最終滑走の中野友加里
認定はされにくいもののトリプルアクセルの必殺技を持ち、常に攻めの姿勢で勝負に挑む、
日本フィギュアスケート界の変幻自在のトリックスター。それが中野友加里でございます。

「キミー・マイスナーを倒せるのは、もはや中野しかいない!」
高校のアマチュアレスリング部部員のようにゴツいオーラを漂わせる中野を見て、わたくしは確信いたしました。

気合の入った顔でリンクに降り立つ、中野選手。演じる曲は、『ドン・キ・ホーテ』。
最初のジャンプは、中野のトレードマークともいえるトリプルアクセル。しかし実際に飛んだのは、予選同様ダブルアクセル

もちろんこれはジャンプの失敗でもなく、転倒を恐れての逃げでもない。中野は確実に点を獲るために、
「勝ち」にいったのでございます!
勝負に賭ける中野の気迫に、わたくし感動。その後も中野は3回転ジャンプを丁寧にこなしていき、
いよいよ中盤の見せ場である、イナバウアーからの四の字固め。これもまた逞しい!!

最後まで逃げない演技で、中野は堂々と滑り終わった。
確かに細かなミスは幾つかあった。しかしそんな些少なことなど、すべてを出し尽くして輝く中野の前では
全く気にならない。だからどうしても、キミーに勝って欲しい。手芸部には、負けないで欲しい。

そして出た得点は・・・・・・・TESが53.09。PCSは55.15。合計は108.24
自己ベストを更新したとはいえ、キミーには及ばず。総合で5位
手芸部VSレスリング部の熱き戦いは、手芸部に軍配があがったのでございます・・・・・・・・。


■総合順位■
1位 キミー・マイスナー
2位 村主章枝
3位 サーシャ・コーエン
4位 エレーナ・ソコロワ
5位 中野友加里
6位 ジョアニー・ロシェット

2006年のフィギュア女王の栄冠を勝ち取りったキミー・マイスナー。
そしてシルバーの輝きを身にまとった村主章枝。
去年よりランクをひとつ下げたものの精一杯に戦ったサーシャ・コーエン。
素晴らしい感動と興奮を与えてくれた三人に、わたくしは心からの拍手を送りたい。

「世界選手権」の女子フリー演技終了とともに、フィギュアスケートのシーズンもまた終了します。
また次の冬にもたくさんの素晴らしい選手と出会えますように・・・・・。


キミー「世界女王に相応しいゴージャスなメイクをしてちょうだい」
メイク係「素材的に無理ね」

関連リンク】
◆女子フリー 結果◆



                               ◎おまけ◎
     ★★フィギュアかるた 『2006年世界選手権・女子最終グループバージョン』★★


 



すべて『こ』の字のフィギュアかるた。上の「絵札」に合う「読み札」がどれかわかるかなぁ。
普通の「かるた」より遥かに難しい『フィギュアかるた』で、みんなで楽しく遊んでみよ~☆




世界フィギュア★女子フリー① ミラ・リャン、エレーナ・ゲデバニシビリ、恩田美栄

2006年03月26日 | ニュース

『世界フィギュア』。それは日本中が、いや世界中が注目しているフィギュアスケートの世界一決定戦。
地上波での放送はフジテレビが独占。しかし昨日の『女子ショートプログラム』を見る限り、
とてもコアなフィギュアファンを満足させてくれるような内容ではございませんでした・・・・・・・

                 ┌─┐
                 |も.|
                 |う |
                 │見│
                 │ね│
                 │え .|
                 │よ .|
      バカ    ゴルァ  │ !!.│
                 └─┤    プンプン
    ヽ(`Д´)ノ ヽ(`Д´)ノ  (`Д´)ノ    ( `Д)
    | ̄ ̄ ̄|─| ̄ ̄ ̄|─| ̄ ̄ ̄|─□( ヽ┐U
~ ~  ̄◎ ̄  . ̄◎ ̄   ̄◎ ̄   ◎->┘◎

まさに上のAAのような心境になったわたくしは、CS放送に活路を見出したのでございます。
実は【J-SPORTS・3】で、「2006世界フィギュアスケート選手権 女子フリー」のライブ放送
やっているのでR。そしてわたくしは、この放送を見られる環境下にあるのでR☆

しかし・・・・問題もございます。放送時間はなんと、深夜3時45分~朝の8時半まで!!
トリノ五輪で何度か徹夜を経験しましたが、はっきり言って・・・・・・辛かった。だからすごく躊躇しました。
だけどどうしても、エレーナ・ゲデバニシビリミラ・リャン子の演技を見たい!
そんな熱き魂に導かれるまま、わたくしはついに徹夜を慣行いたしましたのよん。

ちなみに【J-SPORTS】の解説者は樋口豊。実況は小林千鶴でございます。
睡魔と闘う夜更けに樋口氏の妙にねっとりとした口調はなかなかキツイものがございました。
しかしフジの解説よりはずっとマシ。今回の女子SPでも塩原アナは、恥ずかしげもなくトンデモ発言を
連発しておりましたね。

★「おいでよエミリー、メダリストクラブへ」 ⇒ヒューズの演技で
★「イタリアの月の光は彼女に告げた。カルガリーへ行け」  ⇒村主の演技で
★「いつか晴れた日に。もう一度スマイルを」  ⇒恩田の演技で
★「16才。予選三位から君の時代へ・・・」 ⇒マイスナーの演技で
★「サーシャ・ワンスモア」 ⇒コーエンの演技で

・・・・( ̄ω ̄;)

さて。
心に痛いほどの「必死さ」しか伝わってこなかった第1グルーブが終了し、いよいよ第2グループ
このグループの三番滑走が、カナダの花沢さんことミラ・カバ子でございます☆
※SPの時のミラ。塩原アナ風に紹介すると、『おいでよミラちゃん、磯野家へ』。
                          または、『カナダの月の光は彼女に告げた。サバンナへ帰れ』。



地元カナダの大歓声を受けて、リンクに登場するミラタン。
衣装はトリノ五輪と同じ、ブルーとグリーンの中間色のようなチャイナ服。
ブサかわいさ全開の愛くるしい顔に満面の笑みを浮かべ、舞い始めるミラ。
エロガッチリな体型から繰り出す豪快な3回転ジャンプは・・・・・・今回も健在!!
トウループ、ルッツ、サルコウの単独の3回転ジャンプを次々と成功させて流れに乗り、
片手ビールマンスパイル&スピンも披露。とっても盛り上げ上手なミラたんなのでした☆

「ひでぶー」

中盤過ぎの3回転ルッツが1回転になるミスはありましたが、その後の3回転-2回転-2回転
コンビネーションジャンプは見事成功!
クライマックスで披露した渾身のスパイラルで会場がミラ色に染まりかけたその瞬間、
解説の樋口豊が、ぼそりと一言おっしゃいました。

「もう少し形が美しいと良かったんですけどねぇ」

・・・・・ミラちゃんの逞しすぎる体型は、美意識の発達した樋口氏には受け入れられなかったようです。
だけど、それを言っちゃあお終いよ☆

ミラが出した得点は、TESが49.45。PCSは45.09。合計で94.54
この時点ではぶっちぎりのトップでございました。


そして第三グループ
このグループのトップは、崖っぷちスケーター恩田美栄
SPではミスのない演技をするものの、点数が伸びずにショート終わって11位。
フリーではなんとか踏ん張り、少しでも順位をあげたいところ・・・・・・。

今シーズンの恩田がFSで使用する曲は、映画「La Strada(邦題:「道」)」より

この曲でFSを演じる自分について、恩田自身がFanサイトで解説しておりました。↓

 このプログラムではどうやら私、あの女の子(映画の登場人物)になりきるらしい。
 んできょろきょろしたり、恋をしたりして、見ている人をのめりこませるらしいんだけど、
 演技するにはまだまだ遠いかな?そこが私のいけないところなんだけどさ。
 正直、説明するの難しいんだよ。でも簡単に言えばそんなところです。よろしく!!

・・・・・なんか投げやりな恩ちゃん。
で、今日の恩田のFSを上のストーリー(らしきもの)に当てはめて見ると、こんな感じ。

 >アタシ、恋してます!

・・・・・・いえ、誤解しないで下さい。別にわざと変な画像を使ってるわけではございません!
YAHOOスポーツの「世界選手権」画像の中に、恩田の画像はこれ一枚しかなかったんです。

で、肝心のFSプログラムの前半は、緊張しながらも丁寧に滑っておりました。しかし表情は、硬い・・・・。
そんな恩田に突然変化が現われたのは、終盤のストレートラインステップに入る直前のこと。
それまで強ばっていた顔が、突然笑顔に。しかしその笑顔が、やけに怖い。物語の役になりきり
楽しげに笑っているというよりも、頭の打ち所が悪くて狂ってしまったかのような凄味のある笑い顔

そして・・・・、フィニッシュ。
がっくりとうなだれたまま、動こうとしない恩ちゃん。「・・・・大丈夫か?」と心配したのも束の間、
突然弾かれたように顔を上げると、早送りのビデオのような超高速な動きで観客に手を振り始め
満面の笑顔。そのバネ仕掛けの人形のような動きが・・・・やっぱり怖い。一瞬、悪魔に憑依されたのかと
不安になりましたが、キス&クライでの電器屋のオヤジのような恩田の立ち振る舞いを見て、
「ああ、すべてのプレッシャーから解放たれてハシャいでいただけなのか…」と安心いたしましたが。


そしてそして、三番滑走はいよいよエレーナ・ゲデバニシビでございます。
今大会は予選、SPともに成績が振るわなかったゲデ子。FSではなんとか、トリノ五輪SPでのような
神懸かった演技をして欲しい・・・・・・・。そうは思ったものの、やはりいまひとつ調子はよくありませんでした。

最初のコンビネーションジャンプは、3回転ルッツ-2回転トウループ。上手くまとめて成功ですが、
続く3回転で早くも転倒。その後も成功したり失敗したりとジャンプの成功率はかなり不安定。
本来なら3回転-3回転を軽く飛べる力を持っているのにとても残念・・・・・・。
しかしゲデ子の武器は、ジャンプだけではありません。解説の樋口も言っていたように、
「柔軟性を生かしたスパイラルが、とても美しい」選手。一年後、二年後の成長が楽しみな大注目な選手でございます!
★ゲデ子 外国ニュース動画★



・・・・・・・・・さて。J-SPORTSを見終わった今、わたくしは当然「世界選手権」の最終結果を
知っているわけでございますが、地上波での放送が終わるまではここに書くわけにはまいりません。
しかし画像で例えると、こんな感じです。

 



      
 


世界フィギュア★女子ショートプログラム

2006年03月25日 | ニュース

いよいよ始まりました女子シングル、ショートプログラム!

注目はもちろん、日本の三選手。そして優勝候補No.1のアメリカのサーシャ・コーエン。さらに予選首位につけた
カナダのジョアニー・ロシェット。そしてもちろん、トリノ五輪で多くのフィギュアファンのハートを鷲掴みにした
グルジアのエレーナ・ゲデバニシビリ&カナダのミラ・リャンも!

    
すぐりん                 ゆかりん              恩介


      
  コーエン              ロシェッ男                   ゲデ子             ミラ・リャン


開催国との時差の関係で、日本でTV放送される半日前には既に結果が出ているであろうことを見越して、
わたくし今日もテレビは一切つけずに午後九時を心待ちにしておりました。
なのに・・・・・
たまたま村主章枝の公式サイトを覗いてみたらTOPページに堂々と、
『世界選手権予選ショートプログラムで2位になりました』と書いてあるではありませんか!!


なめとんのか、このアマぁぁぁぁあああっ!!

このせいで番組のメインともいえる村主の演技をハラハラドキドキしながら見る楽しみが消えてなくなったわ・・・・・・。
「彼女は何を考えているのかよくわかりません!」と以前テレビで言い放った恩田の気持ちがよくわかりました。


しかしなんとか気を取り直して迎えた午後の九時。
この日のゲストは荒川静香。もう伊藤みどりのエキセントリックな言動にハラハラしないですむのかと
思うと一安心でございます・・・・。

なのに・・・・・
さすがはフジテレビクオリティ。エレーナ・ゲデバニシビリミラ・リャンを放送しやがりません!
なぜキーラ・コルピーの演技は放送できてカバ子やゲデ子の演技は放送できないのか!!
マネキンみたいで面白味のないコルピーより、個性的な魅力大爆発なゲデやミラの方が遥かに
フィギュアファンの熱い支持を受けているっつーの!顔で選んでんじゃねーわっ。
フジテレビは地獄へ落ちてしまえ。

しかしいつまでもフジを呪っていても仕方ない。
わたくしはさらに気を取り直して、恩田美栄の演技に神経を集中させたのでございます。

今回のSPで一番注目するべき選手は実は、恩田美栄選手ではないかと個人的に思っておりました。
予選前は、「予選落ちするかもしれない」などと弱音を漏らしていた恩田。一時は引退も考えていた彼女にとって今大会は、
選手生命を賭けた最後の大舞台・・・・。
氷上格闘技界のパイオニアとしての意地をこの大会で見せなきゃ一体どこで見せる!?
「日本スケート連盟」を見返してやるためにも、このSPでは絶対に負けるわけにはいかないのでございます!!

今シーズンの恩田がSPで使用する曲は、映画「Madame Bovary」より "Waltz"
この曲でSPを演じる自分について、恩田自身がFanサイトで解説しておりました。↓

 
(ストーリーの)主人公は私。初めてトロントにやってきます。 
 そんでもって、レストランでバイトをし始めるんだ。 
 「午後3時頃、まだお客さんが少なくって暇だなぁ」 
 ってところからプログラムがスタートします。
 
んで、暇だったんだけど、5時とか6時に近づけば近づくほど店は混んできて、
 料理を運ぶにもお客さんにぶつかって料理をこぼしちゃったり。そんな感じで最後には
 「こんな仕事やめてやる!」
 って言って終わり。
 正直「私は短気なのか?」と思ったりもしたけどさ。

・・・・・本当に素晴らしいと、思いませんか?
恩田がここまでしっかりとストーリーを組み立てながら滑っていたとは思いもしませんでした。
「ジャンプと助走」しかないと思っていたわたくしは、あまりにも浅はか。

で、今回の恩田のSPを上のストーリーに当てはめて見てみると、こんな感じの演技になっていたと思う。

 >主人公は私、恩田美栄!

 >初めてトロントにやってきました。


 >そんでもって、レストラン『
つぼ八・トロント支店』でバイトをし始めるんだ。


 >んで、暇だったんだけど、5時とか6時に
                          近づけば近づくほど嫌な客が大勢でご来店。


 >呑みすぎて吐く奴とか、



 >呑みすぎて泣き上戸になる奴とか、



 >酔っ払って裸踊りする奴とか、





>酔っ払って蹴りを入れてくる奴とか、




>酔ってなくても蹴りを入れてくる奴とか、





 >そんな感じで最後には「
こんな仕事やめてやる!」って言って終わり。
                 正直「私は短気なのか?」と思ったりもしたけどさ。

・・・・・そんな恩田の激しい怒りが伝わってくるような気合入りまくりの演技だった!!
得点は、テクニカルエレメンツが29.49。プログラムコンポーネンツが23.00。合計で52.49
SP終わっての順位は11位ではありましたが、見事ノーミスな会心の出来だったと、わたくしは思っております☆

女子シングルSPの結果は以下の通りです。


【1位】サーシャ・コーエン
「寝ない子誰だ?」


【2位】 村主章枝
「お客様ぁ~、お蒲団敷きにまいりましたぁ」


【3位】キミー・マイスナー
「ダメ」


【4位】中野友加里
「さあ審査員ども、目をしかと見開いてアタシを御覧なさいな」


【5位】ジョアニー・ロシェット
「あ゛~っ!」(野太い声で)


【6位】エレーナ・ソコロワ
「日本の皆さん、コーラックの差し入れありがとう~♪」

 


世界フィギュア◆男子フリー

2006年03月24日 | ニュース


いやぁ、凄い戦いだった!
今回の「世界選手権」男子シングルは、トリノ五輪の男子シングルよりもずっとエキサイトできたかもしれません。

まず結果から先に言うと、優勝したのは昨年同様、スイスのステファン・ランビエール
序盤のトリプルアクセルから、続く4回転-3回転コンビネーションジャンプを鮮やかに決めて流れに乗り、
後は王者の風格さえ漂わせる余裕の演技で堂々の金メダル!
※シマウマの雄叫び

銀メダルは、今大会絶好調のブライアン・ジュベール
SPで見せたセクシーダイナマイツな演技はFSでも健在。映画『マトリックス』の音楽とともに、疾風怒濤の華麗な舞い。

※観客の子宮に、仮想現実な子種を仕込むブライアン。


※マトリックス負けしたロシアのイリヤ・クリムキン。


そして銅メダルは二年連続で、アメリカのエヴァン・ライサチェク
予選、SPと調子を崩し、一体彼は何をしているのかと気を揉みましたが、フリーではやってくれました。
両足着氷ながら4回転-3回転のコンビジャンプを飛び、その後はミスのない完璧な演技でスタオベ。

NHK杯の表彰式でのお茶目なライサを見て以来、わたくしなんとなくライサを応援しておりました。
燃費のいい国産大衆車のような彼の演技は、派手さはないけど小気味よく、見ていてなんか癒されます。
※日産マーチなライサチェック。エンジンがかかりにくく、よく故障します。(いえいえそんな事はありません)


そして総合4位(フリーは5位)には、織田信成
本当に惜しかった!最初のトリプルアクセルからのコンビネーションジャンプで失敗してしまい、
予選の時のような完璧な演技は叶わなかった・・・・・。しかも、昨年の「全日本選手権」と同じように
ザヤックルールにひっかかり、せっかく飛んだジャンプがノーカウントになるアクシデントも発生!

※ウッキーな織田選手の新しいニックネームは「ザヤッキー」に決定しました。


このミスがなければ銅メダルだったと思うと、伊藤みどりがスタジオで発狂したようにわたくしも、
「トリプルアクセルどうしたのぉぉぉぉ!!」
・・・・と、ついつい言いたくなっちゃいます☆てゆーか伊藤みどり、あんたこそどうしちゃったのよっ!?
誰かみどりの暴走を止めて・・・・。

しかし織田選手がメダルを獲れなかったのは、実は良い事だったのかもしれません。今回味わった悔しさが、
来年の「世界選手権」でメダルを獲得する為の大きな原動力になったのではないかと、
わたくし思うのでございます。高橋大輔選手もきっとテレビの前で白い髪を掻き毟りながら、
「オレっちも負けてられねえっす!」と奮起しているのではないか。

とにもかくにも今回の「世界選手権」男子シングルは、攻めの姿勢を貫く選手達の熱い姿を見ることができて、
とても見応えがありました。早くも来年の「世界選手権」が待ち遠しい!!






                        
特別画像企画
          ★織田選手と世界の仲間達★




※上から時計回りで、フランスのブライアン・ジュベール選手。アメリカのイヴァン・サイサチェク選手。カナダのエマニュエル・サンデュ選手。
カナダのジェフリー・バトル選手。アメリカのジョニー・ウィアー選手。スイスのステファン・ランビエール選手。そして中央が、日本の織田信成選手☆



【おすすめリンク】
★2006世界選手権 織田信成FS動画★

【関連リンク】
◆男子フリー 結果◆

世界フィギュア◆女子シングル予選

2006年03月23日 | ニュース

前回の記事に引き続き、本日フジテレービで放送された『世界フィギュアスケート選手権』の感想を。
男子SPに続いてペア・フリーの放送が行われ、いよいよ残すは女子シングルの予選

最初に登場したのは、「シンデレラガール」のニックネームを持つ中野友加里
しかし中野は、お伽話に出てくるような泣いてばかりの弱いシンデレラではありません。
意地悪な継母と姉たちを殴り殺し、独りお城の舞踏会に乗り込んでゆくような強くて逞しいシンデレラ。

「魔法使いには頼らないわ。幸せは自分の力で掴み取るものよっ!!」
中野の力強い演技からはいつも、そんなメッセージが伝わってくるようではございませんか。

そして今回の「女子予選」でも、中野は中野らしい演技を披露してくれました!
終盤の3回転フリップでつまずくミスはありましたが、他はほぼミスのない素晴らしい出来。
最初の「トリプルアクセル」を敢えて「ダブルアクセル」にしたのも良かった。
得点はテクニカルエレメンツが60.10。プログラムコンポーネンツが51.04。合計111.14の高得点!

予選B組では・・・・、なんと2位の成績!

すごい・・・・すごいよ、ゆかりん!
ちなみに予選B組のトップは、地元カナダのジョアニー・ロシェット


※この躍動する筋肉!君は本当に女なのかっ!?しかもなんか股間が・・・・


さらにちなみに、予選B組の3位は、アメリカのエミリー・ヒューズでございます・・・・・・。

「刈屋さん見てますか~?エミリーは今日も、元気でぇっす♪」

わたくしが大期待していたグルジアの新星、ゲデ子(通称、エレーナ・ゲデバニシビリ)はなんと、予選B組9位・・・・・。
やはり怪我が完治していないのでしょうか?ゲデ子がエミリーに負けるなんて・・・・悔しい。悔しすぎるわ。
だけど中野がエミリーをギャフンと言わせてくれたので良しとしましょー☆

※ああっ!なんかゲデ子がやつれてるっ!誰か助けてあげてぇぇぇ!


そしていよいよ、予選A組でございます。
画面に登場したのは・・・・・・・・・・村主章枝
トリノでは4位に泣き、この大会で悲願の金メダルを目指す日本期待の孤高のエース。

世界選手権を前にして、「ウイルス性胃腸炎」を患ってしまった村主ですが、画面で見る限り元気そうです。
しかしなんか一段と痩せてしまったような・・・・・・。見ていてちょっと痛々しい感じもなきにしもエミリーヒューズ。

そして始まるラフマニノフのピアノコンチェルト。
最初は3回転ルッツ-2回転トウループのコンビネーションジャンプ。ここを決めてくれれば安心できる。
だけど失敗したら・・・・・・・・笑っちゃう♪いえいえ笑えません。日本のメダルが遠のいてしまいます!
「ハレルヤ!!」

だけど村主は決めた!今にも折れてしまいそうな細い体を鞭のようにしならせて、村主は飛びまくった。
自分の目が信じられませんでした。「あれはジャンプじゃなくて、幽体離脱しているだけなのかしら?」と思ったくらい。
途中、3回転サルコウが1回転になるミスはありましたが、他は上手くまとめた良い演技だったのではないでしょうか。
得点も、テクニカルエレメンツが57.80。プログラムコンポーネンツは56.08。合計で113.88。
予選としては大満足な点数でございます。


続いて登場したのは、恩田美栄
荒川静香安藤美姫の出場辞退によって巡ってきた、「世界選手権」のチャンス。
ここで決めなきゃ男がすたるっ!!(いえいえ恩田は女です)

準備期間はたったの二週間だったそうです。
なのに、本当によく頑張った。



確かに、全日本選手権のようなパーフェクトな演技は出来なかった。
だけど彼女の気持ちはあの時以上に、観る者に伝わってきたと思う。

「あたしはスケートが好き!!そしてスケートを愛してくれるすべての人が好きっ!!」

ジャンプのひとつひとつに、彼女の気持ちが詰まっていた。
時に転びそうになりながら、時にステップアウトしながら、それでも恩田美栄は踏ん張った。
彼女の頭の中にもきっと、これまでのスケート人生が走馬灯のように駆けめぐっていたと思う。
恩田はこれでようやく、思い残すことなく成仏できるのではないでしょうか・・・・・。

って死んでませんから!


さて。
いよいよ最後は、サーシャ・コーエン。今大会の、金メダル最有力候補でございます。
ロシアの世界女王イリーナ・スルツカヤは欠場、五輪の女王荒川静香も欠場した「世界選手権」で、
コーエン以上に金メダルに相応しい選手が他におりますか?

・・・・・・・と世界の誰もが思ったかもしれない。
なのに・・・・・・・・・・・・・・・・





「あっ!」



「えっ?」



※涙目


・・・・・・・・・・本当に、見ていて心が痛くなりました。
トリノ五輪で転倒した最初のコンビネーションジャンプと次のジャンプを、今回はキレイに成功させていたので、
大丈夫そうだわと安心していたのも束の間。中盤の3回転フリップでいきなりの転倒。
続く3回転トウループは着氷でぐらつき、さらに3回転サルコウでまたまた転倒・・・・・・。

まだ予選とはいえ、コーエンのこの不調っぷりはただ事ではございません。
キス&クライで点数を見つめるコーエンの大きな瞳に・・・・・今にもこぼれ落ちそうな涙が滲んでおりました。
コーエンのそんな表情、初めて見たわ。

予選最終結果は以下の通り。

1位 ジョアニー・ロシェット
2位 村主章枝 
3位 キミー・マイスナー
4位 中野友加里
5位 サーシャ・コーエン
6位 エミリー・ヒューズ
7位 カロリーナ・コストナー

9位 花沢不動産
11位 エレーナ・ソコロワ
12位 恩田美栄
17位 エレーナ・ゲデ子

・・・・・・・この先女子シングルはどうなってしまうのか。一瞬も目が離せない展開でございます!!
女子のショートプログラムは土曜日の午後九時からフジ系列で放送予定
なんだか今からドキドキしております・・・・・・・・・・・。


【関連リンク】
★女子シングル SP滑走順★


世界フィギュア★男子ショートプログラム

2006年03月23日 | ニュース

ついに来ましたフィギュアスケートの世界選手権、男子ショートプログラム

先日行われた予選ではなんと、日本の織田信成選手が予選2位通過という快挙を成し遂げ、
日本のフィギュアファンを大いに沸かせてくれました。
一躍日本男子フィギュア界を背負って立つ存在に成り上がったオダダダダの存在に、あの
高橋大輔選手は今何を思っているのか・・・・・・・

気になって仕方のなかったわたくしのもとに、いきなり情報が!



( ̄□ ̄;)!!
織田選手の想定外の活躍にショックを受けたせいなのでしょうか・・・・。
高橋君の頭はまるで、マヨネーズ味のヤキソバをぶっかけられたようなとんでもない状態に!
恐怖のあまり、一夜にして髪が真っ白になってしまったマリー・アントワネットもビックリの髪型でございます!
※この頃の素敵な大輔クンは今いずこ?


そんなことは置いといて、「世界選手権」の話しに戻ります。
予選に続いて行われた男子ショートプログラムでも、また大きなドラマが生まれてしまいました・・・・。
先ほど見終わったフジの放送をもとに、わたくしなりに「男子SP」の解説をしていきたいと存じます。


まず最初に登場したのは、地元カナダのインド人エマニュエル・サンデュ!(くどいようですがインド人ではありません)
「ナマステ~」

予選では予想通りの大自爆を披露して、コンディションの良さをアピールしてくれたサンデュ。
しかしSPでのサンデュは、何かが違った。
なんと出だしの4回転-3回転のコンビネーションジャンプを、鮮やかに決めているではありませんか!
続くトリプルアクセルも軽々とクリア。

「なんじゃこりゃああぁぁぁーーー!」

あまりにもサンデュらしくないその姿に、わたくし松田優作のように叫んでしまいました。
地元カナダの大声援のおかげなのか、演技前に食ったインドカレーのおかげなのか(食ってません)、
今日のサンデュはちょと違う♪

その後も、バレエで鍛えた見事な表現力で、華麗なステップを踏むサンデュ。
魅せる魅せるイイ感じ♪そして残すは最後のジャンプ、トリプルルッツ

「あっ!」

※SEXYポーズ全開。氷上のエマニュエル夫人

やっちゃいました。大転倒。しかしようやくサンデュらしさを取り戻したって感じ?
それにしても、今回のエマニュエル・サンデュの完成度は素晴らしい。
出した得点も78.41と、パーソナルベスト更新でございます☆☆


続いて登場したのは、織田信成
「予選で見せてくれたような会心の演技をして欲しい・・・」わたくし必死に祈りました。
そして祈りは、通じたのでございます。観客のスタンディングオベーションを受けるほどの、ミスのない完璧な演技!
まるで信成の身体に、何かが憑依したかのような怒涛の演技でございました・・・・・。

※憑依したものの正体は、先祖の信長なのか、それともカナダのモンキーか。

これ以上わたくしが言葉で説明するよりも、動画で見てもらった方がよろしいでしょう。
とくとご覧下さいませ。
★織田信成 2006世界選手権予選 予選・SP動画★


そして優勝候補、ステファン・ランビエール登場!
予選ではぶっちぎりの首位。他の選手との身体能力の違いを見せつける、スイスのノッポさん。
しかしさすがに二年連続の優勝が懸かっているだけあって、その表情は硬い・・・・。

ロシアのエイリアン・プルシェンコに次いで豪快な4回転ジャンプを必殺技に持つランビエール。しかし彼にとっては、
転倒のリスクをもまた高い技。
だけどSPで4回転を決めてこそのディフェンディングチャンピオン。逃げるわけにはまいりません。

そしてランビは・・・・・飛ぶ!!
「アひョっ・・・・!!」

続きはやはり・・・・・・、動画でお楽しみいただましょう☆
★ステファン・ランビエール 2006世界選手権 SP動画★ 



もしかしたら今大会で一番輝いているのは、ブライアン・ジュベールかもしれません。
先日の選手紹介記事にも書きましたように、ジュベールはフランスが誇るセクシーマッチョ。
今回の世界選手権でもそのスケコマシっぷりを遺憾なく発揮しておりました。

映画「007」のテーマソングに乗って、独り氷上のスパイ合戦を繰り広げるジュベール。
「君のハートを狙い撃ち♪アハン」

序盤の4回転トウループ-3回転トウループのコンビジャンプも華麗に成功。
続くトリプルアクセル、トリプルフリップまでも難なくクリア。
そして終盤。投げキッスからストレートラインステップに入るまでのエロカッコよさ大爆発な演技ときたら!

本当、ムカつく位に完璧。まさに、見ているだけで妊娠しそうな演技でございました・・・・。(^_^;)
★ブライアン・ジュベール 2006世界選手権 SP動画★ 


そしてそして。
今回の「世界選手権」最大の見所といえばやはり、地元カナダの王者ジェフリー・バトルでしょう。
トリノ五輪で銅メダルだった彼は、去年の世界選手権では堂々の銀メダル。地元開催の今年の世界選手権では是非、
金メダルが欲しいところ・・・・。

しかしその緊張からか、予選では転倒してしまい力を出し切れなかったバトル。
表彰台に上るためには、SPでの失敗は絶対に許されないのでございます!!

なのに・・・・・・
「お母さん、先立つ不幸をお許しください・・・・・」

今季苦労していたトリプルアクセルで着氷でミス。そして、トリプルルッツでは転倒。
それでもめげずに観客の大声援に後押しされるように滑るバトル。
ヨダレを垂らしながら決めた最後のポーズが、なんだかとても哀しかったわ・・・・・・・。

スコアはテクニカルエレメンツが36.30、プログラムコンポーネンツが38.00、転倒減点1を引いた合計73.30
いつもはどんなに失敗してもキス&クライで微笑みを絶やさなかったジェフリー・バトルでしたが、
今回はあまりの点の低さに顔が引き攣っておりました。
こんなジェフリー、見たことない!!!まさに気の毒としかいいようがございません・・・・・・・・・。

SPが終わった時点での順位は、

1位 ステファン・ランビエール
2位 織田信成
3位 ブライアン・ジュベール
4位 ジェフリー・バトル
5位 エマニュエル・サンデュ
6位 ジョニー・ウィアー
7位 エヴァン・ライザチェク
(どうしちゃったの、ライサちゃん!)


そしてカメラはスタジオに。
美容整形手術の腫れもひいてスッキリした顔の伊藤みどりが、織田信成クンの快挙に大ハシャギしておりました。
司会席の中央を陣取る国分太一も、みどりの横でお疲れ顔。(*^^)v

男子のフリーはいよいよ明日放送!!オダダダダは果たしてメダルを獲得することができるのか!?
乞うご期待☆☆


◆男子SP 特別関節技賞◆
オーストリアのViktor Pfeifer選手

 ( ̄□ ̄;)!!


初心者にもわかる世界フィギュア選手権

2006年03月22日 | 徒然お日記


ここは、北陸のとある港町にある小さなスナック・・・・・。
東京の出版社でスポーツライターをしている山本君(26)が、取材の帰りにぶらりとこのスナックに立ち寄ったことから、
物語は始まる。
店内に入った山本君が目にしたのは、ひとり泣き濡れるホステスの姿であった。


エーンエーン

おいおい、一体どうしたんだい?

お客さんにバカにされたんですぅ。
   「お前の拗ねた顔はフグリスミエにそっくりだ。なにが美人スナックだ胸糞悪い!」って・・・・。エーンエーン

フグリスミエじゃなくて、スグリフミエだろ。ねえ君、ちょっと拗ねた顔してみてよ。

ブゥ

あははは。本当に村主にそっくりだ。気の毒に。

失敬な!てゆーか、スグリフミエって誰なんですか?そんな芸能人、聞いたことありません!

村主は芸能人じゃなくてフィギュアスケートの選手だよ。トリノ五輪では見事4位入賞を果たし、
   今カナダで開催されている「世界選手権」でも、日本の代表選手として頑張っているんだ。
   他にも中野友加里や、恩田美栄も代表に選ばれているよ。

ああ、フィギュアスケートなら知ってますぅ。トリノ五輪では加藤条治選手がイナバウアーを決めて
   金メダルを獲りましたよね?

加藤条治じゃなくて、荒川静香だろ!
   君ね、いくらド田舎の場末のホステスだからといって、その無知っぷりは酷すぎるよ。

ブゥ

あははは。キモッ。

・・・・・・よし、今日は僕が君に、フィギュアスケートの魅力について教えてあげよう!
   日本の女子フィギュアスケート界を「銀座の高級クラブ」に例えると、わかりやすいかもしれないね。
   つまり選手たちは、人々を魅了する才能に秀でた最高ランクのホステスと同じというわけさ。

   「クラブ銀盤」を支配するママは、城田部長
   いかに「銀盤」のホステスを働かせて売り上げを上げるかしか考えていない、鬼のような人物だよ。
   城田は皆から、「女帝」と呼ばれ恐れられているのさ。
「お前らもっと、働け。成績を、あげろ」


ひゃ~、コワーイ。うちのママもかなりの鬼ババだけど、この城田って人には敵わないかもぉ。

でもママが厳しいからこそ、ホステスも必死になって成績を上げようとするんじゃないのかな?
   で、そんなママの期待に応えて「クラブ銀盤」のナンバー1の地位に上り詰めたのが、荒川静香なんだ。


※ナンバーワンとなったホステスを労う城田ママ。左端にいるのはカナダのホステス、ミラ・リャン子。

いいな~、ナンバーワン。

でも荒川さんがナンバーワンに辿りどりつくまでには、長くて険しい道のりがあったのさ。
   なんたって、「クラブ銀盤」には手ごわいライバルがたくさんいるからね。

   少し前のナンバーワン候補は、安藤美姫だったんだ。
   「クラブ銀盤」イチの華やかなルックスで大物スポンサーをいくつも持つ売れっ子だったんだけど、
   最近は過食症を患ってホステス生命の危機に陥っているんだ・・・・。

「今度わぁ、吉野家にスポンサーになってもらいたいしぃ~」

・・・・・・

だけど荒川静香の最大のライバルといえば、やはり村主章枝だろうね。
   ふたりはもう10年以上もナンバーワンの地位を賭けて熾烈な戦いをしているんだよ。


※荒川のロッカーに、こっそり爆弾を仕込む村主


「おはよーございまーす」 ※『クラブ銀盤』に出勤してくる荒川と、素知らぬ顔をする村主


クリックすると次のページに移動します。※爆弾を発見した荒川が、逃げようとする村主に飛び蹴りをくらわせる


ひゃ~、コワーイ。さすが一流ホステスはやることが違うって感じぃ。

でも「クラブ銀盤」でナンバーワンを競っているのは、荒川と村主だけじゃないんだ。
   このふたりの強力なライバルが、今回の「世界選手権」にも出る、中野友加里恩田美栄なのさ。
   特に恩田美栄は、荒川と村主にも負けないバイタリティーの持ち主だよ。
   なのになかなか日の目を見ることができなかった苦労人でもあるんだ・・・・。

やだぁ~、アタシみたぁ~い。

ははは、勘違いもそこまでくると逆に清々しいな。
   ところで。一流のホステスの条件は何か、知っているかい?

やっぱしぃ~、いかにベッドで男を喜ばせられるか、かな?

本当に君は最低のホステスだな。一流のホステスというものはね、男と寝ることなくいかに金持ちのスポンサーを味方に
   つけられるか、なんだよ。
   実際、荒川は大手清涼飲料水メーカー新興米屋をスポンサーに持ち、村主も巨大レコード会社をスポンサーに
   持っているんだ。

   なのに・・・・恩田美栄には大手企業のスポンサーがいない。でも熱狂的な個人のファンがたくさんついている。
   つまり荒川や村主が大企業の重役に好かれるタイプなのに対して、恩田は個人商店のオヤジに好かれるタイプ。
   庶民的な魅力があるのさ。

やだぁ~、アタシみたぁ~い。

殺すぞてめえ。それにしても恩田ほど辛酸を舐めた人もいないんじゃないかな。
   去年の「全日本選手権」では会心の演技をしたにも関わらず、「オリンビック」にも「世界選手権」にも
   選んでもらえなかった。
   まるで城田ママに
「あんたには女としての華ってもんがないから、世界の舞台に出すのは恥ずかしいわ」

   ・・・・と言われているようなもんさ。今回の「世界選手権」も、補欠の二番手だったんだぜ?
   ナンバーワンホステス荒川の「クラブ銀盤」独立騒動補欠一番手の安藤ミキティの過食症発覚という
   ハプニングがなかったら、恩田はひっそりと「クラブ銀盤」を辞めていただろうね・・・・。

※便所に隠れ、成績の上がらない悔しさに涙した日もあった。


※「うわぁー!出勤前のニューハーフみたい!」と後ろ指さされたこともあった・・・。


恩田さん、カワイそう・・・・。アタシ、恩田美栄ちゃんを応援する!ガンバレ、恩ちゃん!

いい心がけだね。でも、中野友加里だって、恩田並みに苦労してきた人なんだよ。
   同世代の仲間が次々と才能を開花させて人気者になっていくのに、中野はなかなか注目されなかった。
   「クラブ銀盤」ではいつもヘルプしかつかせてもらえなかったんだ。
   そんな中野にチャンスが巡ってきたのは、「クラブ銀盤」の人気ホステス・太田由希奈がケガをしたからだよ。
   代理でついたテーブルで、中野は根性を見せた。おかげで客に、受けに受けた。
   それをキッカケに、中野のシンデレラストーリーが始まったというわけなんだ。

すごいわ、ゆかりん!太田さんを階段から突き落としてチャンスを掴むなんて、アタシも見習わなくっちゃ!

何考えてんだお前は。階段から突き落としてなんかないっつーの!映画『ショーガール』の見過ぎだぞ。
   とにかく中野友加里は「クラブ銀盤」イチの苦労人なんだってことを忘れるな。


※時には激しく憤慨し、


※時には呑みすぎによる吐き気も我慢して、


※今日もアタシは「クラブ銀盤」を盛り上げます☆


なんだか中野さんのことが他人のように思えなくなってきたわ!ガンバレ、ゆかりん!

どうだい、君もフィギュアスートに興味が沸いてきただろう?
   明日は「世界選手権」の女子シングル予選が行われるんだぜ。もちろんテレビ放送も、あるんです!
   3/23(木) フジ系列 PM2:07~PM3:58 【女子予選・男子ショートプログラム・ペアフリー】 

絶対見るわ!ねえねえ、アタシと一緒に応援しましょ♪

ヤダ

ブゥ


世界フィギュア★男子予選速報!

2006年03月21日 | ニュース

バンクーバーで行われているフィギュアスケートの「世界選手」。
さきほど「男子予選」が終了いたしました☆

日本期待の織田信成クンはなんと・・・・・フフ




予選B組でトップ!
しかも
予選A・B総合で、2位!

「ウワーン。うれピ~」

これが何を意味するか、おわかりですよね。
織田信クンのメダルの可能性が、にわかに現実味を増したということでございます!

スコアは以下の通り。


                     
TES      PCS     TSS       Deduction
1位 ステファン・ランビエール   83.40       77.50      160.90
2位 織田信成              76.00      68.90       144.90
3位 エヴァン・ライザチェク      68.70      73.00            139.70       2.00
4位 ジェフリー・バトル       
65.60      74.30      137.90       2.00
5位 ブライアン・ジュベール    64.00      72.20      136.20
6位 ジョニー・ウィアー       
62.00     71.50       133.50


ジェフリー・バトルとエヴァン・ライザチェクが二度の転倒をしたとはいえ、織田選手がまさかここまで
伸びてくるとは、正直ビックリ。SPとFSもこのままの調子でいけば・・・・・・・・銀メダルも夢じゃない!?

ちなみに、密かにわたくしが注目していたメキシコ選手Luis HERNANDEZは、予選B組20人中、19位。スコアは65.76
いえ、これはテクニカルエレメンツの点数ではございませんよ。ブログラムコンポーネンツとの
合計の数字でございます。予選落ちは確実・・・・・。(-_-;)

とにもかくにも、今後の男子シングルの展開に目が離せません!


【関連ニュース】
織田予選B組首位でSP進出★

【関連リンク】
■男子シングル・予選A組 結果■

■男子シングル・予選B組 結果■

【関連リンク】
◆男子シングルSP 滑走順◆


2006世界フィギュアスケート選手権◆男子予選①

2006年03月20日 | ニュース

いよいよカナダのカルガリーにて、フィギュアスケートの世界選手権が始まります!
世界選手権はアマチュアフィギュアスケーターの世界王者を決めるための試合であるのと同時に、
国の代表選手が翌年の出場枠をも懸けて戦う世界最高峰の国際競技会。
オリンピックのように「出場することに意義がある」のではなく、「勝つことにしか意義のない」
真剣勝負の場なのでございます!

シーズンの最後を飾るに相応しいこの国際大会に勝つために、各国のフィギュア選手は選手生命を懸けて、
日々血を吐くような辛い練習を重ねてきたことでしょう・・・・・。

2月にオリンピックが開催された関係上、今年の世界選手権にはオリンビックの金メダリストは出場いたしません。
「オリンピックの覇者が出場しない世界選手権なんて、全然盛り上がらないんじゃない?」
そう思う人もいるかもしれない・・・・・。
しかしそれは、全然違ーーーう。

オリンピック王者がいないからこそ優勝できる確率も高くなり、「今度優勝するのはこのアタシよッ!」
鼻息を荒くした選手たちが死に物狂いで戦ってくれるのでございます。
つまり今年の「世界選手権」は、4年に一度しか見られない壮絶バトルロワイヤル劇場と化すのであ~る。

試合のスケジュールは以下の通りです。(※時間は現地時間)

3/20
09:15 男子シングル予選AorB
14:35 ペア ショートプログラム
19:00 男子シングル予選AorB

3/21 
11:00 アイスダンス Compulsory Dance
15:30 男子ショートプログラム

3/22
09:15 女子シングル予選AorB
14:00 ペア フリー
19:00 女子シングル予選AorB

3/23
10:30 アイスダンス Original Dance
15:45 男子シングル フリー

3/24
10:30 女子シングル ショートプログラム
15:40 アイスダンス Free Dance

3/25
12:00 女子シングル フリー

3/26
14:00 エキシビション


世界選手権の最初を飾るのは、『男子予選』。
そして男子シングルの日本代表選手は、織田信成クンでございます!


         
↓↓字数オーバーで書ききれなかったので記事は分けました。続きの②は下にあります↓↓


2006世界フィギュアスケート選手権◆男子予選②要チェキ選手

2006年03月20日 | 有名人

前回の続きを・・・
ではここで簡単に男子予選滑走順、そして要チェックの注目選手を紹介しておきましょう。
予選のライブ映像はこれまた例によって日本では見ることができませんが、録画放送をライブのように装って放送する
フジテレビを見るときの参考にしてくださいませ。(※男子予選の放送予定はないすけど・・・・・)


予選A組

1 Emanuel SANDHU (エマニュエル・サンデュ)
「ども。カナダの新庄剛志です。頭が変です」
【ここに注目】
一番滑走は地元カナダのインド人、サンデュ。(インド人ではありません!)
バレエで鍛えた表現力と精度の低い4回転ジャンプを武器に暴れる、氷上のラテン男。

2 Jamal OTHMAN
3 Ilia KLIMKIN (イリヤ・クリムキン)
「タリラリラ~♪あたしはロシアのアゲハ蝶よ~」
【ここに注目】
ロシア人らしからぬロシア人なクリムキン。
小柄な身体から繰り出される鋭いジャンプと、オリジナリティー溢れる表現力を見よ。


4 Anton KOVALEVSKI
5 Zeus ISSARIOTIS 
6 Tristan THODE
7 Ivan DINEV 
8 Shawn SAWYER
9 Bertalan ZAKANY 
10 Min ZHANG
11 Roman SEROV
12 Silvio SMALUN
13 Igor MATSIPURA 
14 Chengjiang LI (成江)
「ども。中国のなかやまきんに君です」
【ここに注目】
氷上の雑技団・李成江。「芸術性?そんなもん鍛えて何になるアルか?」とでも
言うかのように飛びまくるジャンプ。その豪快なジャンプ力と不思議なコスチュームセンスは必見!

15 Ari-Pekka NURMENKARI
16 Justin PIETERSEN
17 Evan LYSACEK (エヴァン・ライサチェック)
「ガンバルぞい☆」
【ここに注目】
トリノ五輪のSPでは大失敗したものの、FSではノーミスの素晴らしい演技を披露したライサチェック。
アメリカ人らしからぬ邪気のなさと頭のデカさを武器に表彰台を狙う!

18 Viktor PFEIFER 
19 Stephane LAMBIEL (ステファン・ランビエール)
「屁が出るぞい☆」
【ここに注目】
昨年の世界選手権優勝!トリノ五輪でも銀メダル!
プルシェンコが欠場した今大会の優勝候補No.1。4回転-3回転-2回転のコンビネーションジャンプに注目。

20 Aidas REKLYS
 

予選B組

1 Alper UCAR
2 Johnny WEIR(ジョニー・ウィアー) 
「さぁお嬢さん、お手をどうぞ」
【ここに注目】
前髪の危うさ。

3 Andrei GRIAZEV
4 Sean CARLOW
5 Alban PREAUBERT 
6 Matthew SAVOIE (マシュー・サボイ)
「氷の上はサボイよ~」(シャレ)
【ここに注目】
わたくしの代わりに誰か注目してあげてくださいまし。

7 Luis HERNANDEZ
【ここに注目】
なんと、メキシコの選手!!なぜメキシコ人がフィギュアスケートを!?
一体どんな顔をした選手なのかと検索していたら、なぜか↓なページが引っ掛かりました・・・・。
謎は深まるばかりなヘルナンデス。
http://www.covadonga.org/099luishernandez/001segovia.htm


8 Jeffrey BUTTLE(ジェフリー・バトル)

【ここに注目】
金メダル候補No.2。きっと地元の大歓声を独り占め♪
それを記念して、ジェフリーバトルで「あいうえお」

゛っ」

でぇ~」

ガぁぁぁ」

ーン」

ケ~イ♪」

9 Edward Ka-Yin CHOW
10 John HAMER 
11 Tomas VERNER 
12 Gregor URBAS
13 Gheorghe CHIPER
14 Kristoffer BERNTSSON
15 Sergei DAVYDOV
16 Brian JOUBERT (ブライアン・ジュベール) 
「コマしたろか?」
【ここに注目】
フランスが誇る氷上のポルノ男優、ブライアン。
高橋大輔も真っ青のエロカッコよさ大爆発な演技でカナダの女を悩殺か。

17 Karel ZELENKA
18 Nobunari ODA (織田信成) 

【ここに注目】
日本期待の織田信くん。ご先祖譲りの不屈の精神力で入賞目指してガンバッテ☆
織田くんの6位入賞を祈願して、織田信成で「あいうえお」

タシ泣きそう!」

やーん」

びぉーん」


ッ!?こんな大きい鼻クソ詰まってたん?」


ぇーんおぇーん」

19 Trifun ZIVANOVIC
20 Michael NOVALES
 

・・・・・・・・というわけでして、この予選で下位の何人かが振り落とされ、ショートプログラムに進む選手が決まります。
当然上で紹介した選手はすべて予選通過すると思いますが。(メキシコの選手は無理かも・・・)

「世界選手権」初出場の織田くんは、フリーで10位以内に入れば
来年の世界選手権日本男子出場枠を「ふたつ」確保できます!
東京で開催される「世界選手権」では是非、高橋大輔とともに表彰台を狙いたい・・・。そのためにも、
今回はあまり力まずに、伸び伸びと滑ってほしい。いつもの力が出せれば、10位内は確実ですよん☆

頑張れ、信成!


【おすすめリンク】
◆織田信成・特集サイト◆

【関連リンク】
★世界フィギュア選手権2006公式サイト★

◎フジテレビ公式サイト内 世界フィギュア2006◎ 


君はトーニャを知っているか

2006年03月19日 | 有名人

昨年末に行われた全日本選手権で国民を魅了し、今年のトリノ五輪で国民を興奮させてくれたフィギュアスケート。
世はまさに、フィギュアスケートブーム!!
・・・・・と思っていたのも束の間、国民の関心はすでに『ワールド・ベースボール・クラシック』の方に移ってしまいました。(~o~)

だけどわたくしは負けません。
1人でも多くの人間を道連れに、フィギュアブームと心中する覚悟があります!(ありません)

というわけで(どういうわけ?!)、本日はフィギュアスケートファンならば絶対に知っておかなければならない
女子フィギュア選手をご紹介。

その人の名は・・・・・・・・・トーニャ・ハーディング



※女装したサルではなく、トーニャです。

トーニャ・ハーディング。1970年生まれのアメリカのフィギュアスケート選手。
1991年の世界選手権では「銀メダル」、1992年のアルベールビル五輪では「4位」にもなったことがある
実力派スケーターです。

そんな彼女の最大の武器はなんと、トリプルアクセル!

そうです。当時、女子フィギュア選手では伊藤みどりしか飛ぶことができなかったトリプルアクセルを、
ハーディングは飛べたのでございます。
 

★トーニャ・ハーディングのトリプルアクセル (動画)★

1994年の全米選手権で成功させたこのトリプルアクセルによって、ハーディングは天才少女ミシェル・クワンを抑えて
見事優勝。クワンとともに同年のリレハンメル五輪の出場を決めました。
(※これまでオリンピックは夏冬同じ年に開催していたものの、これを2年ごとの隔年開催にするために
冬季大会の開催を2年ずらし、前回のオリンピックからわずか2年後の1994年の開催となりました)

※顔が・・・・クワンの顔がぁぁっ。

リレハンメル五輪でトリプルアクセルを決めれば金メダルだって夢じゃないよ!
・・・・とハーディングは、全米中の期待を一身に集めるヒロインにのし上がりました。

というのも、
ハーディングのライバルであるナンシー・ケリガン選手が暴漢に襲われて足を負傷した上に、
オリンピック選考会を兼ねた全米選手権を欠場。これによってオリンピックに出られなくなるというハプニングが起こったからです。

※ナンシー・ケリガン選手。女装したステファン・ランビエールではありません。


ハーディングにとっては、脂の乗り切った時期のオリンピック。
しかもライバルのケリガンはオリンピックに出られない。
まさに、
この世の春!!


・・・・・・・・・・・・と思ったら大間違い!!

なんとケリガンが暴漢に襲われた事件の犯人は、ハーディングだったのです。
正確に言えば、ハーディングの元旦那が実行犯です。ハーディング本人がどこまでこの事件に
関わっていたかはわかりません。しかし大スキャンダルであるのは間違いなし!

これにより、ケリガンは特例でオリンピックに出場することが許されました。足の怪我も根性で治癒!
ひとり泣いたのは、クワン。せっかく掴んだオリンピックの夢を、土壇場で失ってしまったのですから・・・・。

「夢が…、逃げていくぅぅぅ」

しかし12年後の2006年。クワンは
「全米選手権には出なかったけど、アタシを特例でオリンピックに出さんかいっ」と、かつてのケリガンのように
オリンピックの出場権を横取り。12年前に味わった屈辱を、今度は後輩のエミリー・ヒューズに味わわせてやることに
成功したのでございます☆

なのに・・・・・・・そうして掴んだオリンピック出場権も、怪我の悪化で土壇場になって放棄。
本当に、なんて運のない人なのでしょうかミシェル・クワンという人は・・・・・・。


「オリンピックなんて、大っ嫌いじゃあぁぁぁ!」


さて。
互いに激しい憎悪を抱きながらオリンピックに出ることになった、ハーディングとケリガン。
当然、世界中のメディアがふたりのことを報道しまくりました。

悪の権化 トーニャ・ハーディング VS 悲劇のヒロイン ナンシー・ケリガン

ほとんどのマスコミがそういう構図のもとで、ふたりの確執を煽り立てたのでございます。
ハーディングとケリガンはまさに、チェーンソー片手にいつ殺し合いを始めてもおかしくはない一触即発の状態。
荒川静香と村主章枝の確執など、このふたりの前では園児の喧嘩レベルでございますよ!


※「殺ス・・・!」互いに殺意を秘めての公式練習。

そんな張りつめた雰囲気の中で始まったフィギュアスケート女子シングル。
試合前にオリンピック関係者から審査員に対して、「くれぐれも選手の審査に私情を挟まないように!」
異例の勧告がなされました。それ程までに、ハーディングは世界中から憎まれており、ケリガンは世界中から同情されていたのです。
ふたりの対決の行方は・・・・・・?世界中が固唾を呑んで試合を見守っておりました。

そしていよいよ、トーニャ・ハーディングの出番。
世界中の憎悪を背に受けて、スケートリンクに現われるハーディング。しかしその顔は、満面の笑顔。
「どんなに嫌われようと、どれほど憎まれようと、そこに観客がいる限りアタシは最高の演技をしてみせる!!」
まるでそう言っているかのように超然と輝くその瞳。

音楽とともに、演技を始めるハーディング。
しかし・・・・彼女の「売り」であるジャンプがまったく決まらない。スピードもみるみる落ちている。
そしてついに・・・・・・・・・・・・止まった!

演技の途中だと言うのに、リンクの中央に佇み、いきなり泣き始めるハーディング。

「エーンエーン」

そしてなぜか、審査員席へ。


「紐が~!紐が切れたのよぉ~!」

スケート靴の靴紐が切れたと必死に訴えるハーディング。
あまりに突然な出来事に唖然となる審査員。そして審査員以上に驚いたのが、観客である。

「あんた、いい加減にしなさいよっ!!」

自分の演技の不出来を靴のせいにするなんて、最低よっ
世界中の誰もがそう思ったことでしょう。

審査員の「温情」によってもう一度演技することを許されたハーディングですが、だからといって素晴らしい演技が
出来るわけもなく精彩を欠いたまま演技は終了。
結果、ハーディングは「オリンピックで8位」という成績を最後にフィギュアスケート界から永久追放されたのでございます。

そしてライバルのケリガンは、堂々の銀メダル
悪の権化と悲劇のヒロインの対決は、悲劇のヒロインの圧勝によって華麗に幕が閉じられました。
めでたしめでたし


・・・・・・・・・・・と思ったら大間違い!!

母国のディズニーランドで行われた、凱旋パレードでのこと。
悲劇を乗り越えて銀メダルを獲ったニューヒロインを讃える大勢の観客に向かってケリガンは、

「くだらないバカどもがっ!」


と、仰られたのでございます。
正確なセリフは忘れましたが、確かこのようなニュアンスで発した言葉をマイクに拾われてしまったのです。

『なぜハーディングはケリガンの足をもっと強く殴らなかったのか!』
悲劇のヒロインであったはずのケリガンこそが悪の権化であったという意外なオチに、
マスコミは騒然となったのでございます・・・・・・・。


・・・・・この事件をキッカケに、わたくしはフィギュアスケートに本格的にハマったように思います。
そしてアメリカの白人女子選手への不信感も、この事件によって植えつけらたような気もします。


さて。
その後、トーニャ・ハーディングは一体どこで何をしているのでしょうか。

フィギュアスケートを辞めたハーディングはその後、格闘技に目覚めてプロの格闘家になったそうです。
現在も女ボクサーとして、アメリカの田舎町で暴れまわっていることでしょう。

スルツカヤ風に言えば、「That's life」ということか。
リンクからリングに活躍の場を移して頑張るハーディングを、わたくし心から応援したいと思います。




※時の流れは残酷に


アスリートたちの詩<うた>

2006年03月17日 | 徒然お日記

遥か昔・・・
獣たちの牙を怖れ、闇に怯え暮らした人類は
神からふたつの力を授かった。
立ちはだかる闇を突き進む精神力と
立ちふさがる獣を打ち倒す体力を。

鍛え上げたふたつの力で敵を倒す英雄を
人々は「戦士」と呼んだ。

時は巡り
「戦士」は今、「アスリート」と呼ばれる。
並み居るライバルを打ち負かし、限界に挑み続ける現代の英雄

しかし彼らは知っている
真の英雄になれるのは、世界でたったひとりであることを・・・・・

だから彼らは、戦い続ける。
立ちはだかる「記録」という深い闇と。
立ちふさがるに「ライバル」という獣たちと





苦しみは勝利への序章
だから決して恐れずに
栄光の空を目指して飛翔する





リスクを冒さぬ「勝利」など
決してこの世に存在しないと
誰もがみんな知っているから




だからどんなに辛いことも
信じる力で乗り越えられる

信じる者の指先には
いつも
勝利のヴァイブレーション





しかし・・・・
信じる心を忘れた者には
勝利の女神は微笑まない





流した汗の数だけ
人は必ず強くなれると






流した涙の数だけ
人は必ず強くなれると




信じる者だけに見える勝利への階段





たとえ力は及ばなくても





たとえ力は及ばなくても


 


自分を信じて頑張る姿は
必ず誰かが見ていてくれる

だから




恐怖におののき逃げる気持ちからも





負けて感じる痛みの辛さからも





逃げない





負けない





その勇気こそが





人を必ず強くする


だからこそ彼らは、今日も戦い続ける

立ちはだかる「記録」という深い闇と
立ちふさがるに「ライバル」という獣たちと・・・・・・・・

明日の英雄目指して
いざ羽ばたけ、アスリートたちよ!!