松風Ⅱ

茅ケ崎の風日記Part2

美しい空に不安を覚える時

2019-05-27 07:40:06 | 無題

何も予定のない朝

カーテンを開けると空はピンクに染まっていた

ピンク色が徐々に薄れていく様にみとれた

 

 

暇な人間は思うのです

昼はどう変わっているだろうか

そして昼の空は

 

これは夕方の空も見なければと

買い物帰りに見上げた空には

雲の名前はわかりませんが何という美しさ

 

棟と棟の間から見える空はきれいで

洗濯物を取り込むことも忘れて見入っていることもある

 

近頃、めまぐるしく変化する自然現象に

人間の驕りは強力な科学をして地球を破壊して

しまうのでは、、、

などと妄想する自分に気が付く

この美しい空をいつまで保っていられるのか

無知な人間がどう足掻いても詮無いことなのに

 

箱根大涌谷噴火警報はレベルアップされた

終日立ち入り禁止になったとか

地震、津波、豪雨、火山噴火など不安は絶えない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


大雨の後

2019-05-22 23:46:02 | 無題

 一昨日は一日中風雨だった

雨は夕方ごろから上がって日が差してきた

レースのカーテンを通して見る網戸に水滴が

水玉模様にひかっている

明日は網戸もガラスも掃除しなければならない

あーあ、数日前にきれいにしたばかりなのに、、、

今朝は早くから洗濯機を回しながら網戸の掃除に取り掛かる

ついでにガラスも拭かなくては

サッシレールの隅まで雨風は吹き込んだらしい

まるで台風の後のようだ

 

ベランダもきれいになった

一休みしよう

昼ごはんの時間になった 

ピンポーンチャイムが鳴る

荷物が届く予定なので出てみると近所の奥さんだった

いただいた赤く熟したグミの実は

ほんのりと甘酸っぱい

 

実家の庭でまだ熟さないうちに食べた思い出が浮かぶ

それは口が曲がるほど渋かった

あのグミの木は今は切り取られて他人が住んでいるらしい

 

サラダうどんをすすりながら眠くなってきた

昼寝をしよう、、、

ガラス拭きは明日の仕事に決めた

 

図書館のガラスはきれいに磨かれていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


海辺に咲く花 

2019-05-20 06:22:29 | 無題

5月17日
風の強い日海は大荒れ
今頃の海岸はハマエンドウの花が真っ盛りのことだろうと
出かけてみた
浜についた途端、そこは一面のハマエンドウならぬハマヒルガオの世界だった
どうして?
例年ならばハマエンドウが紫色に染まる場所なのに
今年はヒルガオ海はの勢力に押されてしまったのか




ようやくいつもとは全く別のところで数輪のハマエンドウを見つけた
来年を祈って早々に海岸を引き上げる
帽子も上着も汐風でしょっぱいことだろう
早くシャワーを使いたい
洗濯もしなくては





強い汐風が吹き付けているのに
この親子はは何を楽しんでいるのか



驚いたこと

2019-05-16 17:06:47 | 無題
白内障手術を受けるとき
術前に血液検査レントゲン検査がありましたが
気にもせずに検査を受けました

手術が無事に終わったので検査結果は気にも留めていなかったのですが
先日の定期検診の折に主治医から血液検査結果表を渡されました
何なのかわからない横文字ばかりがずらりと38項目が記されています
見るとすべて平均値内に収まっているではありませんか
これぞびっくりポン!

健康には無頓着な私は
食べたいときに好きなものを食べ
起きたいときに起きるなど
いい加減な生活を長年続けているので我ながらで驚きました
この年齢になって二つや三つの✖点がついて当たり前のこと
すべての項目が〇とは
可愛気のない私らしいと苦笑いです( ;∀;)

主治医は言います
「素晴らしいですよ 
このまま維持して長く生きられそうですよ」
息子も言います
「国内最高齢者になるまでせいぜい長生きしてよ」とにやり
本人はこれはまずいなとため息
ただレントゲン写真にぼんやり写る白い影は何?

5月16日
茅ヶ崎海岸は穏やかでありました



神奈川新聞 「ことばの四季」より

2019-05-15 11:46:01 | 無題
甚平

更衣は古くから初夏の季語でした。
旧暦四月一日に行われた行事で
かって宮中では服装だけでなく
室内調度品や服飾などの一切を
夏用ものに取り換えたそうです。
この時期になると目にするのが「甚平」
「甚平衛」とも書くそうです。
麻や木綿の素材で筒袖で短く機能的。
前で合わせてひもで結び、見た目にも
涼し気な羽織です。

語源は甚平あるいは甚平衛なる人が考案して
その名がついたとされる説や甚平羽織に似た形から
「じんべい」「じんべ」となった
という説もあります

◎かげろう

これから夏にかけて直射日光が強い日
地面が熱せられて空気が上昇し光の屈折によって
物や景色が炎のように揺らめいて見えます
それがかげろう(陽炎)です。
「野馬(やば)」とも書き「糸遊(いとゆう)とも呼ばれ
平安時代から、あるかないかに見えるものの例えとされてきました。
「光がほのめく」「影が映る」という意味の「かげろい」が
「かげろう」に変化した言葉だそうです
ちなみにトンボのカゲロウはひらめくさまが陽炎が揺らめいて
見えることから命名されたそうです

◎ちまた

とかくうわさが立つ場所は「巷」
語源は股になっているところを言うそうです
「分去(わかされ)」は三叉路のこと
「追分」は道が左右になっているところ。
黒澤明監督の名作「用心棒」の冒頭
桑原三十郎(三船敏郎)が
道別れで行くを選ぶ際に先を棒きれを放り上げて
落ちた先が示した方へ歩くシーンがありました
道が十字になっているところが「辻」
「つむじ」とも読みます
和製漢字の一つで十字路を表しています。
古くから「辻」はあの世とこの世の堺と考えられてきました



続く突然死に

2019-05-04 06:48:02 | 無題
平成最後
私はあちこち葬儀場を駆け回っていました

4月20日
夫の甥(77歳)
Iさん
一体あなたは何を急いだの?
看病する時間が欲しかったと奥さんは嘆いていますよ
3年前心臓手術を受けたとはいえ
それ以降は食事に運動に気を使い
すっかり元気になっていたのに
せめて数日ぐらいの看病をと思うのは
長く夫婦でいれば当然のこと
痛々しさに慰めの言葉も出ません
寿命の儚さを思う通夜の席でした

告別式の翌日
娘から義兄Kさん(55歳)の
突然死の通知が届きました
前夜夕食を済ませ早めに床に就いたのに
翌朝母親が起こしに行った時には
すでに亡くなっていたようです
Kさんあなたも早すぎたわね
あれほど親思いのあなたが親より先に逝くなんて
こんな親不孝をなぜしたの?

27日
近所の男性がこれもまた突然亡くなりました
引っ越しの時何かとお世話になった方
夜分に救急車のサイレンが聞こえ
奥さんが急ぎ同乗する姿を見ました
病院に着いたときは遅かったようです
苦しまずに逝くことができたと涙ながらに話す
奥さんにお悔やみの私の言葉が空しく響きます

追いかけるように
幼稚園時代からの友人の
訃報が届きました
こちらは長年の病院生活で
ご主人は疲れ果てていましたから
ある意味ではほっとされていることと思いますが
私は幼馴染の死に一抹の寂しさも感じています
享年85歳 
私も同い年 あと何年生きるのかな
母の享年88まで、、、、
そんなことを思い過しているゴールデンウイークです


しかしまあ最近の葬儀の美しいことと言ったら
何でもありの今
坊さんがいなければまるで結婚式のようでしたよ