『美』についていくら難しい言葉で論説しても目の前の若く美しい少年の存在に一蹴される
アッシェンバッハはただの醜い老人だったのに
いざ自分が老いてくると醜さも美しさに見違えるから不思議
山岳小説の巨匠、新田次郎の作品です
他にも好きな話は数あれど、『孤高の人』は好きを通り越して崇拝の域です
ただただ単独で黙々と山を登っているだけの話なんですけれど…
加藤文太郎という実在の人の崇高さに憧れます
『風の谷のナウシカ』
人間の罪を背負って自ら犠牲になったキリスト
動物や自然を破壊しつくそうとする人類の傲慢を身をもって止めたナウシカ
どうしてもかぶります
『紅の豚』
かっこいい男は豚でもなんでもかっこいい
『耳をすませば』
いつも原点は懸命に走ること
がんばって歩き続けることを決めた人は強い
とりあえずお金がないのですぐに働けるお仕事見つけました
今度は本格台湾式のマッサージです
スタッフもみんな腕がよく愉快な人たちで一緒にいて楽しい!
そういうわけで、ヒーヒー言わせてみんなを健康にしたいです
哀しくて可笑しくて苦々しい、ティム・バートンの世界
「息子よ、お前は幸せかい?死にたいと思ったこともあるのだろう?」
生臭い子供は幸福な夫婦の精力剤として食べられる…オイスター・ボーイだから…
現実にも多くの子供が親に食べられている、魂を
「死んだら誰かわからない」
ってアゲハが胸に蝶の墨を入れたのに憧れて十代のわたしも真似して入れた
胸の蝶がぱたぱた羽ばたくのをしたくてわたしも…
胸は育たなかったけれど、あのときの切なくて哀しい思いは残っている
大好きな成田美名子さんの漫画
「サイファ」「アレクサンドライト」「ナチュラル」そして今、「花よりも花の如く」
少女漫画の優れたところは、言葉にならない感情や、説明のつかない衝動、行間に流れるような儚くたゆたう「何か」
人と人が触れ合い求め合い傷つけ合い愛し合う、その損ない難い一瞬のこと、永劫続くように願うこと
大切に大切に物語にされたこと
なにかと闘って勝ち取っていく少年漫画のような物語もいいけれど、
少女漫画は読み解けば、一生読み繋いでいける
大島弓子さんの漫画のように
戦争によって埋もれていたアインシュタインとフロイトの往復書簡
物理学者と精神科医、この立場の違うふたりの天才がこうして書簡を交わしていたことにまず驚く
それもテーマは 『ヒトはなぜ戦争をするのか』!!永遠の命題…
それも『ヒト』表記ですよ、伝わるかなぁ…