西京極 紫の館

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ルーム  監督/レニー・アブラハムソン

2016年04月12日 23時56分43秒 | 西京極シネマ
【出演】
 ブリー・ラーソン
 ジェイコブ・トレンブレイ
 ジョーン・アレン

【ストーリー】
施錠された狭い部屋に暮らす5歳の男の子ジャックと、母親ジョイ。彼女はオールド・ニックによって7年間も監禁されており、そこで生まれ育った息子にとっては、小さな部屋こそが世界の全てだった。ある日ジョイは、オールド・ニックとの言い争いをきっかけに、この密室しか知らないジャックに外の世界を教えるため、そして自身の奪われた人生を取り戻すため、部屋からの脱出を決心する。

【西京極の評価】
7年間の拉致監禁生活から逃れた母と子。“ルーム”から脱出した先は、もっと大きく不安定な現実という名の“ルーム”だった。親子が脱出・救出されるまではサスペンス、後半は一変して魂の救済のドラマ。良い映画であるのは確かだが、期待したほどの感動はなかった。自分にとっては想定の範囲内。“ルーム”の外には愛もあれば、悪意もある。濃密だった“ルーム”での母との関係も変質していく。そのすべてを受け入れないと生きてはいけない。アカデミー主演女優賞を獲得したブリー・ラーソンより息子ジャック役のジェイコブくんの演技の方が印象強い。

【総合評価】 ☆☆☆★★(満点は☆5つ)
 ストーリー ☆☆★★★
 演出/演技 ☆☆☆☆☆
 映像    ☆☆☆★★
 音楽/音響 ☆☆☆★★

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
苦労人 ()
2016-04-23 20:48:46
如何にも名作らしい、手堅い展開でしたね。幼い子にして、母親の廂が恋しいお年頃、そんなジャックに、大任を委ねる事は、信頼関係が出来ていないと難しいでしょうね。

幼い子にとって、母親を守るとは、まだ早いとはいえ、健康に育つ事が、最良の恩返しでしょうね。ジャックは大物になると思います…。
隆さんへ (西京極 紫)
2016-04-23 23:20:14
いつもコメントありがとうございます。

監禁部屋から脱出したらもっと広くて残酷な世間という名の監禁部屋があった…というのが皮肉でしたね。

そんな世間に対してもジャックの方が母親よりも早く順応していくのを観て、子供は柔軟で強いと思いました。

たしかにジャックは大物になれそうですね。

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