2/24 第１節 柏レイソル戦（千葉・三協フロンテア柏スタジアム）

史上最強を目指し…土壇場ドロー発進

３シーズン目のＪ１開幕。昨季の主力はほぼ残留。補強もかなり的確に行われた印象。オフの下馬評は決して高くはないが、個人的には期待出来るシーズンになりそうだと感じている。だけどその期待も、この開幕アウェイ柏戦、ホーム開幕湘南戦の結果次第で膨らみもすれば萎みもする。重要な試合である。

団長らサポ仲間１１名と車２台に分乗し未明３時に京都出発。往路はず～っと雨。箱根越えあたりではまさかの雪。とにかく寒いっ！この氷雨が現地千葉県柏市でも開門前には降り始め、試合開始時にはすっかり雨。よりにもよって屋根のない柏のスタジアムで…
寒い！寒い！

【サンガのスタメン】
　GK： ク・ソンユン
　DF： 福田、アピアタウィア、麻田、鈴木冬
　MF： 川﨑、金子、武田
　FW： 豊川、トゥーリオ、原
SUB： ハーン、宮本、福岡、安齋、佐藤、山﨑、平賀

てっきり義宜がスタメンと思っていたけど、冬一とマルコ以外は昨季のメンバー。これから新加入選手がどう絡んでくるのか？長野とのトレーニングマッチに出場しなかった冬一とベンチメンバーに名を連ねた高卒ルーキー安齋クンにも注目。

試合前、風まで出てきた。最後列でセットした大旗が煽られて背後の看板にへばりつく。分かってはいたけど前後にスペースも無くて超窮屈で大旗振り辛い…修行や。

【試合感想】
ゲーム全体としての印象は「（記録以上に）チャンスの少ない試合」だった。お互いほとんどボックス内で仕事出来てない。雨の試合にはよくある中盤を省略するロングボールの応酬で、攻守の切り替えは速いが、前半決定的なチャンスはお互いに一本づつ。レイソル細谷のシュートはソンユンがファインセーブ。一方のサンガはトヨが相手ＧＫと一対一の状況に持ち込むもオフサイド。決めきれずという内容。

後半になるとサンガがセカンドボールを拾えなくなり、流れは徐々にレイソルへ。そんな嫌な流れの後半32分。カウンターアタックからサイドチェンジされ、柏のマテウス・サヴィオにミドルレンジからシュートを放たれ、これがあっさり決まって先制許す。ソンユンがちょっと前に出過ぎていたのもあるけど、恐らくサンガＤＦ陣は誰もあそこからシュート撃たれるとは思ってなかったんだろうな。

その後も流れを引き戻せないまま、今度は終了間際の43分に交代出場した宮本クンが柏ＭＦ山田をペナ内で倒してしまいＰＫ。キッカー細谷。これ入れられたらもう負け確定だったが、何と細谷はキックを明後日どころか明々後日の方向に外してくれて超ラッキー！まだサッカーの神様はサンガを見捨ててなかった。

もはや柏のすべての選手、サポーターが勝ちを確信していたであろう後半44分、慎平と安齋がＩＮ。アディショナルタイム突入３分に得たフリーキックのラストチャンス。キッカー慎平。ゴール前へ放り込まれたボールを大智がシュート！これは柏に跳ね返されるもこぼれたボールを思い切って蹴り込んだのは…

あ ん ざ ぁ ぁ ぁ い っ ！！！！

土壇場ラストワンプレーで柏サポーターを完全沈黙させた同点劇で辛うじて開幕黒星を回避だぜ～っ！！


【試合後】
負けなくて良かったのは良かったんだけど、サンガの前線３枚の連携不足は酷かった。特に大智とトヨの２人は先祖返りしたんじゃないのかと思うほど動きがバラバラ。昨年からの積み上げあるはずなのに…ここは次節のホーム開幕戦までに是非とも修正しておいてもらいたい。そして注目ポイントだった冬一。プレイが軽い。キジェスタイルのアクセル役としてはどうにも強度不足。簡単に当たり負けするわ、安易にスライディングでボール蹴り出そうとするわで、期待を裏切るプレイ内容。「オレだけ見とけ」って言うならそれだけの価値あるプレイを見せろ！方やもう一人の注目選手の安齋クン、わずかな出場時間で結果を残すあたり、勝利への気持ちもあるし、運も持ってる。次節での活躍も期待大！


【試合結果】　柏１－１京都

【観客数】　10,478人（開幕戦なのに空席目立ったのは雨のせい？）

【得点者】
　柏 ： Ｍ・サヴィオ77
　京都 ： 安齋90+4

【サンガ選手の個人的評価】（10段階評価で５が平均）
　GK： ク・ソンユン６
　DF： 福田5.5（89分 福岡－）、アピアタウィア６、麻田６、鈴木冬４（82分 宮本5.5）
　MF： 川﨑5.5、金子5.5、武田4.5（82分 平賀5.5）
FW： 豊川4.5（89分 安齋－）、トゥーリオ5.5（80分 山﨑５）、原５

【今日の私的MOM】
　安齋 悠人 ： 僅かな出場時間でゴールと言う結果を残す！流石期待のルーキー！